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胎盤停滞の発生予測法

国内特許コード P120007098
掲載日 2012年3月27日
出願番号 特願2010-192723
公開番号 特開2012-046471
登録番号 特許第5710180号
出願日 平成22年8月30日(2010.8.30)
公開日 平成24年3月8日(2012.3.8)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
発明者
  • 鎌田 八郎
  • 松井 義貴
  • 小山 毅
  • 中村 正明
  • 南橋 昭
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
  • 地方独立行政法人北海道立総合研究機構
発明の名称 胎盤停滞の発生予測法
発明の概要 【課題】分娩誘起後における胎盤停滞の発生を予測する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】分娩誘起前の非ヒト哺乳動物において血中エストラジオール17β濃度を測定する工程及び/又は非ヒト哺乳動物において分娩誘起開始から分娩までの時間を測定する工程を含む、分娩誘起後における胎盤停滞の発生を予測する方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


ウシ等の家畜における分娩誘起処置は、畜主が希望する日に分娩をさせたい場合、胎子過大を防ぎたい場合、及び分娩予定日を過ぎても分娩しない場合に行われている。しかしながら、分娩誘起処置により、分娩後12時間以上経っても胎盤が子宮内から排出されない疾病である胎盤停滞が高い確率で発生する。従って、当該胎盤停滞の治療法として抗生物質等の投与をせざるを得ない場合があることから、乳汁廃棄を余儀なくされ、あるいは次産に向けての授精が遅れることによる繁殖成績の悪化が認められている。



そこで、畜主は胎盤停滞の発生を承知で分娩誘起を行うか、あるいは難産を承知で分娩誘起処置を行わないかを選択せざるを得ない状況にある。しかしながら、分娩誘起によって必ずしも胎盤停滞が発生するわけではなく、分娩誘起による胎盤停滞の発生を予測することができれば、分娩誘起処置を安心して選択することができる。



ところで、従来において、ウシの分娩誘起方法として分娩予定日の4日前に(1)プロスタグランジンF(以下、「PGF」と称する)製剤、(2)エストラジオール17β製剤、又は(3)その両方の製剤を投与した場合に、(1)と(3)では製剤投与から分娩までの時間が44~46時間と短いが、(2)では131時間と非常に長いことが報告されている(非特許文献1)。また、主として分娩予定日を過ぎたウシでのPGF製剤と副腎皮質ホルモン製剤による分娩誘起処置は、処置から分娩までの時間が28.6時間と短く、胎盤停滞発生率は17.9%であったことが報告されている(非特許文献2)。



しかしながら、分娩誘起による胎盤停滞発生の予測に関する報告はこれまでなかった。

産業上の利用分野


本発明は、例えば分娩誘起後における胎盤停滞の発生を予測する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
分娩誘起前のウシにおいて血中エストラジオール17β濃度を測定する工程であって、分娩誘起前の血中エストラジオール17β濃度が120pg/ml以下である場合に、胎盤停滞が発生すると予測する、前記工程及び/又はウシにおいて分娩誘起開始から分娩までの時間を測定する工程を含む、分娩誘起後における胎盤停滞の発生を予測する方法。

【請求項2】
プロスタグランジンF製剤投与又はプロスタグランジンF製剤とデキサメタゾンの併用投与により分娩誘起を行う、請求項1記載の方法。

【請求項3】
プロスタグランジンF製剤投与による分娩誘起において分娩誘起開始から分娩までの時間が40時間以上である場合に、胎盤停滞が発生すると予測する、請求項1又は2記載の方法。

【請求項4】
プロスタグランジンF製剤とデキサメタゾンの併用投与による分娩誘起において分娩誘起開始から分娩までの時間が30時間以上である場合に、胎盤停滞が発生すると予測する、請求項1又は2記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010192723thum.jpg
出願権利状態 登録


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