TOP > 国内特許検索 > 硬組織再生治療用組成物

硬組織再生治療用組成物

国内特許コード P120007136
整理番号 2008JP0051
掲載日 2012年4月2日
出願番号 特願2010-536637
登録番号 特許第5424353号
出願日 平成21年7月27日(2009.7.27)
登録日 平成25年12月6日(2013.12.6)
国際出願番号 JP2009003530
国際公開番号 WO2010052814
国際出願日 平成21年7月27日(2009.7.27)
国際公開日 平成22年5月14日(2010.5.14)
優先権データ
  • 特願2008-285437 (2008.11.6) JP
発明者
  • 本田 雅規
  • 石原 和幸
  • 阿部 修
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 硬組織再生治療用組成物
発明の概要 【課題】S.mutansおよび/またはP.gingivalisを含む硬組織再生治療用組成物を提供する。
【解決手段】S.mutansおよび/またはP.gingivalisを低濃度含ませることで、硬組織再生治療用組成物の提供を可能とした。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



従来から、S.mutansはカリエス(虫歯)の原因菌、P.gingivalisは歯周病の原因菌とされてきた。そのため、カリエスや歯周病の治療や予防等のために、S.mutansに対する殺菌活性を有し、かつ間葉系幹細胞の細胞増殖効果を有する塩基性抗菌ペプチド(例えば、特許文献1参照)や、ポリフェノールを有効成分として含有するP.gingivalisの歯周組織への付着阻害剤(例えば、特許文献2参照)、P.gingivalisより引き起こされる疾病および感染を治療または予防するための特定のアミノ酸を含む免疫原性ポリペプチド(例えば、特許文献3参照)等が開発されてきた。





しかし、S.mutansやP.gingivalisは、口腔内に常在する菌であり、存在しているからといって必ずしもカリエスや歯周病になるわけではなく、これらの細菌が低濃度感染することで、カリエスや歯周病が惹起されると考えられた。

臨床の現場において、カリエスが惹起された段階で、カリエスの進行とは逆に、象牙質が再生することが観察されている。これは、カリエスによって象牙質が融解され、象牙質のマトリックスに存在する増殖因子が象牙細管を通って象牙芽細胞に刺激を与えたことによって起こるものと考えられている。

このことから、本発明者らは、低濃度の細菌の感染によって、歯髄細胞、歯根膜細胞等の細胞の増殖が活発化され、これによって象牙質や歯周組織の再生が促進される可能性があると考え、これらの細菌を含む硬組織再生治療用組成物について検討を行った。





象牙質や歯周組織の再生剤としては、水酸化カルシウムによる歯髄覆罩剤や、増殖因子による歯周組織再生剤が提供されているが、いずれにおいても100%の成功率を得ることは難しく、まだ、改良すべき点が残されているのが現状である。そこで、新たな硬組織再生治療用組成物が提供されることが期待されている。

〔先行文献〕

【特許文献1】

開2005-281225号公報

【特許文献2】

許第3837172号公報

【特許文献3】

表2007-529195号公報

産業上の利用分野



本発明はS.mutans(Streptococcus mutans)および/またはP.gingivalis(Porphyromonus gingivalis)を含む硬組織再生治療用組成物に関する。さらに詳しくは、象牙質および/または歯周組織の再生や、骨組織の再生用治療剤に有効成分として含まれる当該硬組織再生治療用組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ストレプトコッカス・ミュータンス(treptococcus mutansおよび/またはポルフィロモナス・ジンジバリス(orphyromonus gingivalis)の菌体破砕物を含む硬組織再生治療用組成物であって、該菌体破砕物に含まれるタンパク質の濃度が0.01μg/ml以上10μg/ml以下である硬組織再生治療用組成物

【請求項2】
象牙質および/または歯周組織の再生に用いる請求項1に記載の硬組織再生治療用組成物。

【請求項3】
請求項1または2に記載の硬組織再生治療用組成物を有効成分として含む歯髄覆罩剤。

【請求項4】
請求項1または2に記載の硬組織再生治療用組成物を有効成分として含む骨組織の再生用治療剤。

【請求項5】
ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutansおよび/またはポルフィロモナス・ジンジバリス(orphyromonus gingivalis)の菌体破砕物を含むヒト歯髄由来線維芽細胞(Human dental pulp-derived fibroblasts)象牙芽細胞または骨芽細胞への分化促進用組成物であって、該菌体破砕物に含まれるタンパク質の濃度が0.01μg/ml以上10μg/ml以下であるヒト歯髄由来線維芽細胞(Human dental pulp-derived fibroblasts)の象牙芽細胞または骨芽細胞への分化促進用組成物

【請求項6】
ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutansおよび/またはポルフィロモナス・ジンジバリス(orphyromonus gingivalis)の菌体破砕物を含む細胞のアルカリフォスファターゼ(ALP)活性向上用組成物であって、該菌体破砕物に含まれるタンパク質の濃度が0.01μg/ml以上10μg/ml以下であるアルカリフォスファターゼ(ALP)活性向上用組成物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2010536637thum.jpg
出願権利状態 登録
日本大学産官学連携知財センター(通称NUBIC,ニュービック)は,技術移転機関と知的財産本部の機能を兼ね備えた日本大学の産学連携の窓口です。
NUBICは,日本大学全教職員や大学院生・学部学生の豊富なアイデアや研究成果を,知的財産として戦略的に創出・保護・管理し,産業界のニーズとのマッチングを図り,企業の研究開発,新製品開発,新規事業の立上げが円滑に行われるようサポートいたします。
お気軽にご相談ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close