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分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬 コモンズ

国内特許コード P120007149
整理番号 2011-060
掲載日 2012年4月2日
出願番号 特願2012-044231
公開番号 特開2013-180959
出願日 平成24年2月29日(2012.2.29)
公開日 平成25年9月12日(2013.9.12)
発明者
  • 川井 恵一
  • 玉井 郁巳
  • 國嶋 崇隆
  • 中西 猛夫
  • 小林 正和
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
発明の名称 分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬 コモンズ
発明の概要

【課題】非侵襲的に生体内組織における代謝機能を測定できる検査薬を提供する。
【解決手段】生体内に存在する酵素の作用により組織から排出されやすい放射性代謝物、蛍光性代謝物、常磁性代謝物又は磁気共鳴性代謝物に変化する化合物を含有する、分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


分子イメージングとは、生体内での分子プロセスの可視化に関する基礎的・臨床的研究及び開発された可視化手法を利用する応用研究及びそれらの方法の総称であり、生物が生きた状態のままで外部から生体内の遺伝子やタンパク質などの様々な分子の挙動を観察するために、例えば、ポジトロン断層撮影法(Positron Emission Tomography, PET)、単一光子放射断層撮影法(Single Photon Emission Computed Tomography, SPECT)、近赤外光画像法(Near Infrared Imaging, NIRI)や核磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging, MRI)、化学シフト画像法(Chemical Shift Imaging, CSI)として利用されている。



非特許文献1には、胆管腔を形成するサンドイッチ培養肝細胞(SCH)を用いた薬物排出トランスポーターMRP2輸送活性の評価法として、細胞内で加水分解されてMRP2蛍光基質5 (and 6)-carboxy-2’-7’-dichlorofluorescein(CDF)へ変換されるCDF Diacetate(CDFDA)を用いた薬物排出トランスポーターMRP2の輸送機能の定量的可視化法(Quantitative Time-Lapse Imaging, QTLI)が記載されている。



しかしながら、非特許文献1は、MRP2輸送機能の定量的可視化を意図しているだけで、分子イメージングによる代謝機能の測定までは意図していない。



放射性医薬品として用いられているN-ピリドキシル-5-メチルトリプトファンテクネチウム注射液(99mTc-PMT)注射液は、肝胆道系の機能が正常の場合、静脈内に注射されると速やかに血液中から消失してその大部分が肝臓に集積し、次いで胆道系を経て腸管内に排泄され、一方、肝胆道系に種々の疾患や機能障害がある場合、その程度に応じて肝臓集積低下や腸管内排泄遅延など異常動態が観察でき、肝胆道系疾患及び機能の診断に有用である(非特許文献2~4)。



同様にMRI造影剤として用いられている常磁性のガドキセト酸ナトリウム(Gd-EOB-DTPA)は、静脈内へ投与後、血管内及び細胞間隙に非特異的に分布した後、肝細胞に特異的に取り込まれるため、ダイナミック撮像による血流評価及び肝細胞機能の評価に有用である。この製剤も健康成人に静脈内投与したとき、約40%が胆汁を経由して糞中に排泄されるが、血清中及び胆汁、尿試料を分析した結果、代謝物は認められていない(非特許文献5)。



しかしながら、従来生体内に投与されていた放射性医薬品あるいはMRI造影剤は、その作用・効果を奏するためには、代謝されないことが前提であり、これまで、それらの画像診断薬由来の代謝物の分析を目的に検査することはほとんど行われていない。

産業上の利用分野


本発明は、分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体内に存在する酵素の作用により組織から排出されやすい放射性代謝物、蛍光性代謝物、常磁性代謝物又は磁気共鳴性代謝物に変化する化合物を含有する、分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬。

【請求項2】
前記化合物が、放射性化合物であって、生体内に存在する酵素の作用により組織から排出されやすい放射性代謝物に変化する放射性化合物である請求項1記載の検査薬。

【請求項3】
前記化合物が、蛍光性化合物であって、生体内に存在する酵素の作用により組織から排出されやすい蛍光性代謝物に変化する蛍光性化合物である請求項1記載の検査薬。

【請求項4】
前記化合物が、常磁性化合物であって、生体内に存在する酵素の作用により組織から排出されやすい常磁性代謝物に変化する常磁性化合物である請求項1記載の検査薬。

【請求項5】
前記化合物が、磁気共鳴性化合物であって、生体内に存在する酵素の作用により組織から排出されやすい磁気共鳴性代謝物に変化する磁気共鳴性化合物である請求項1記載の検査薬。
産業区分
  • 薬品
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 審査請求前
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
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