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生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料の変化評価方法及びこの方法に用いられるマイクロ波空洞共振器 コモンズ

国内特許コード P120007163
整理番号 FU409
掲載日 2012年4月3日
出願番号 特願2010-272436
公開番号 特開2012-122795
登録番号 特許第5737743号
出願日 平成22年12月7日(2010.12.7)
公開日 平成24年6月28日(2012.6.28)
登録日 平成27年5月1日(2015.5.1)
発明者
  • 泉 佳伸
  • 松尾 陽一郎
  • 砂川 武義
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料の変化評価方法及びこの方法に用いられるマイクロ波空洞共振器 コモンズ
発明の概要 【課題】 含水性試料の構造の変化を、前処理や試薬を必要としない簡単な方法で短時間かつ正確に行うことができる変化評価方法を提供する。
【解決手段】 生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料にマイクロ波を照射し、このマイクロ波を吸収した前記試料のマイクロ波誘電吸収挙動を検出することで、前記試料の構造の変化を評価する変化評価方法であって、Lバンド~Sバンド周波数帯のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生源を準備し、このマイクロ波発生源から照射されたマイクロ波により発生する電場の中心に前記試料を配置し、前記試料がマイクロ波を吸収することによるマイクロ波誘電吸収挙動を検出する方法とした。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要


例えば、生細胞の遺伝的情報のキャリアであるDNAの分子構造が、熱、薬品、ストレス、活性酸素、紫外線、放射線等により変化した場合、この変化を評価する方法として、従来より、ゲル電気泳動法、コメットアッセイ法の他、ポリメラーゼ複製連鎖反応を利用したPCR法又はシーケンス解析を利用した遺伝子塩基配列解析法などが知られている。
しかし、上記した従来の方法は、複雑な前処理が必要であったり、薬品の使用が必要になってコスト高になるという問題がある。また、ゲル電気泳動法は感度が低く、DNAに生じた僅かな変化を検出することは困難であるという問題があり、コメットアッセイ法は、結果が得られるまでに長時間を要するという問題がある。



そこで、これら方法の問題を解決するための提案が種々なされていて、例えば、特許文献1では、核酸の塩基配列を蛍光色素やラジオアイソトープなどの標識なしで解析することができる遺伝子検出用電界効果デバイスを用いた核酸の塩基配列解析方法が提案されている。また、特許文献2では、正確な塩基配列決定を可能にするゲル電気泳動法が提案され、特許文献3では、精度良くかつ迅速にコメットアッセイの評価ができるコメットアッセイ解析方法が提案されている。

産業上の利用分野


本発明は、DNA等の生体由来分子やその他の含水性有機高分子を含む試料にマイクロ波を照射し、マイクロ波誘電吸収法により、前記試料の損傷や変性,変形などの構造変化を評価する変化評価方法及びこの方法に用いられるマイクロ波空洞共振器に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料にマイクロ波を照射し、このマイクロ波を吸収した前記試料のマイクロ波誘電吸収挙動を検出することで、前処理や試薬処理,溶媒置換を施さずに前記試料の構造の変化の評価を可能にする変化評価方法であって、
0.5GHz~4GHzの周波数帯のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生源を準備し、
このマイクロ波発生源から照射されたマイクロ波が導かれるマイクロ波空洞共振器内の前記マイクロ波の電場の中心に前記試料を配置し、
前記試料がマイクロ波を吸収することによってマイクロ波誘電吸収挙動を検出し、前記試料の誘電損失変化量と前記マイクロ波空洞共振器内の共振周波数の変化量との比例関係から前記試料の変化評価を行うこと、
を特徴とする生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料の変化評価方法。

【請求項2】
前記マイクロ波の周波数帯が0.8GHz~2.5GHzであることを特徴とする請求項1に記載の生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料の変化評価方法。

【請求項3】
前記生体由来分子がDNA,タンパク質又は糖であることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体由来分子その他の含水性有機高分子を含む試料の変化評価方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2010272436thum.jpg
出願権利状態 登録
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