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脱細胞化方法及び生体組織処理装置 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P120007169
整理番号 39-JP
掲載日 2012年4月3日
出願番号 特願2005-506214
登録番号 特許第4444918号
出願日 平成16年5月12日(2004.5.12)
登録日 平成22年1月22日(2010.1.22)
国際出願番号 JP2004006662
国際公開番号 WO2004100831
国際出願日 平成16年5月12日(2004.5.12)
国際公開日 平成16年11月25日(2004.11.25)
優先権データ
  • 特願2003-138015 (2003.5.15) JP
発明者
  • 梅津 光生
  • 岩▲崎▼ 清隆
  • 尾崎 重之
  • 守本 祐司
  • 遠藤 修
出願人
  • 学校法人早稲田大学
  • セルフュージョン株式会社
発明の名称 脱細胞化方法及び生体組織処理装置 コモンズ 外国出願あり
発明の概要

動物等から採取した心臓弁等の生体組織を人体に移植する際に、当該生体組織から原細胞を除去するための細胞除去溶液に対し、移植先の生体の血流に略相当する流れを付与し、当該流れの中に前記生体組織を置くことで、細胞除去溶液に前記生体組織を浸漬する。このとき、細胞除去溶液中の生体組織を回転しながら、当該生体組織に向かってマイクロ波を照射するとよい。これによれば、生体組織における原細胞をムラ無く且つ確実に除去することができ、移植後の生体組織の生体適合性を向上させることができる。

従来技術、競合技術の概要


人体の心臓弁が正常に働かず、弁の開口部位の狭窄や血液の逆流が生じるような機能障害が生じた場合には、その心臓弁を所定の代替弁に交換する必要がある。この代替弁としては、現在、所定の人工材料で形成される機械弁、ブタ等の動物から採取される異種生体弁、他の人体から提供される同種生体弁等がある。ここで、前記機械弁は、耐久性があるものの抗凝固剤を一生飲み続けなければならないという問題がある。一方、前記異種生体弁は、抗凝固剤を一生飲み続けなくても良いが、長期的なカルシウムの沈着等によって弁機能不全を起こし、15年程度で新たな代替弁への交換必要性が生じるという問題がある。また、前記同種生体弁は、ドナー不足により大量確保が難しいという問題がある。



ところで、前記異種生体弁は、十分な数を供給でき、且つ、移植後に患者が抗凝固剤を一生飲み続けなくても良いことから、欠点とされている耐久性を向上させれば、他の代替弁より有用になることが期待できる。



そこで、ブタ等の動物から採取した異種生体弁に対し、移植後の免疫拒絶反応を抑制し、且つ、耐久性を向上させる次の処理方法が知られている(例えば、特開平6-261933号公報参照)。すなわち、先ず、胆汁酸や界面活性剤等の細胞除去溶液に異種生体弁を浸漬し、動物の内皮細胞、線繊芽細胞等の動物の原細胞を除去する(脱細胞化処理)。その後、移植先人体の内皮細胞、線繊芽細胞等の自己細胞を含む細胞含有溶液に、原細胞が除去された異種生体弁を浸漬させることで、前記自己細胞を異種生体弁に播種する(細胞播種処理)。



しかしながら、前述した処理方法にあっては、動物から採取した異種生体弁に対する脱細胞化処理及び細胞播種処理を効果的に行えず、当該各処理後の異種生体弁に十分な生体適合性を付与させることできないという不都合がある。すなわち、前述の脱細胞化処理では、原細胞がある程度残存してしまい、当該原細胞の存在により、処理後の異種生体弁の生体適合性が低下する。



そこで、本発明者らは、前述の課題を解決するために、鋭意、実験研究を行った結果、前記脱細胞処理時において、異種生体弁が浸漬される前記細胞除去溶液に人体の血流に略相当する流れを付与し、及び/又は、前記細胞除去溶液に浸漬された異種生体弁にマイクロ波を照射したところ、残存する原細胞数が、前述の処理方法より大幅に減少することを知見した。

産業上の利用分野


本発明は脱細胞化方法及び生体組織処理装置に係り、更に詳しくは、所定の生体組織を移植する際に、当該生体組織の脱細胞効果を高めることのできる脱細胞化方法及び生体組織処理装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】所定の生体組織を移植する際に、当該生体組織の細胞を除去するための細胞除去溶液に浸漬し、前記生体組織の原細胞を除去する脱細胞化方法であって、
前記細胞除去溶液に対し、所定の拍動流を付与し、当該拍動流中に前記生体組織を置いた状態で、当該生体組織にマイクロ波を照射することで、前記原細胞を除去することを特徴とする脱細胞化方法。
【請求項2】前記マイクロ波の照射部位と前記生体組織とを相対回転しながら前記マイクロ波を照射することを特徴とする請求項1記載の脱細胞化方法。
【請求項3】所定の生体組織に対して脱細胞化処理を行う生体組織処理装置において、
所定の拍動流が付与された脱細胞化処理用の溶液中で前記生体組織を保持可能な保持体と、前記保持体に保持された生体組織にマイクロ波を照射する照射手段とを備えたことを特徴とした生体組織処理装置。
【請求項4】前記保持体及び前記照射手段は、相対回転可能に設けられていることを特徴とする請求項3記載の生体組織処理装置。
【請求項5】前記照射手段は、前記溶液が所定温度以上になったときに、前記マイクロ波の照射を停止する一方、前記溶液が所定温度以下になったときに、前記マイクロ波の照射を開始することを特徴とする請求項3又は4記載の生体組織処理装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005506214thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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