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キシロース発酵きのこを用いた効率的エタノール生産 コモンズ

国内特許コード P120007197
整理番号 H22-042-2
掲載日 2012年4月4日
出願番号 特願2011-160197
公開番号 特開2012-179043
出願日 平成23年7月21日(2011.7.21)
公開日 平成24年9月20日(2012.9.20)
優先権データ
  • 特願2011-027712 (2011.2.10) JP
発明者
  • 岡本 賢治
  • 簗瀬 英司
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
発明の名称 キシロース発酵きのこを用いた効率的エタノール生産 コモンズ
発明の概要

【課題】担子菌を用いた、エタノールを含む効率的なアルコールの生産方法、およびアルコール飲料、アルコール含有食品の生産方法、またはそれらに用いるアルコール生産用材料を提供する。
【解決手段】マツオウジ属(Neolentinus)の担子菌を用いて、ペントース等の糖を含む炭素源からアルコールを生成する、アルコール生産方法。また該アルコール生産方法を用いる、アルコール飲料、アルコール含有食品の生産方法。
【選択図】図4

従来技術、競合技術の概要


現在、世界のエネルギー消費は約9割が石油をはじめとする化石燃料に依存しており、エネルギー枯渇の窮地に立たされている。また、近年の原油価格の上昇に加え、炭酸ガスの増加や地球温暖化等の世界的な環境問題が注目されており、将来的に予想される化石燃料の枯渇および原油価格の高止まり等に先立ち、世界各国で化石燃料に代わる新たな再生可能エネルギーの開発が進められている。このような状況の下、バイオエタノールをはじめとするバイオ燃料の開発導入に係る動きがブラジル、米国、アジア各国を中心に各国で活発化するなど、バイオ燃料への期待が高まっている。しかしながら、これらの大半は、サトウキビやトウモロコシ等の食用や飼料作物を原料として生産されているため、現在、農家の転作等による余波が穀物市場の高騰を連鎖的に招いている。したがって、中長期的には、食用や飼料作物と競合しないバイオ燃料の実用化を目指して、廃木材や草本類等の未利用資源の活用が世界規模で重要となる。



これに対して、木質系や草本系等のバイオマス資源から糖を生成し、その得られた糖から燃料として有用なエタノール等のアルコールを生成する技術が知られている。例えば、特許文献1および非特許文献1には、木質系バイオマス(または、リグノセルロース系植物材料)からバイオ燃料を生産する際の糖化処理に先駆けて、リグニン分解能を有する白色腐朽菌によりリグニンを分解する生物的処理(前処理)を行う方法について開示されている。



また、菌類を用いて炭素源からアルコールを生産する研究もなされている。例えば、特許文献2~4、非特許文献2~8には、アガリクスタケ(Agaricus blazei)、ブナシメジ(Hypsizygus marmoreus)、マツタケ(Tricholoma matsutake)、ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)、ミミナミハタケ(Lentinellus cochleatus)、エノキタケ(Flammulina velutipes)、キチリメンタケ(Gloeophyllum trabeum)、およびオオウズラタケ(Fomitopsis palustris)等の担子菌を用いて炭素源からアルコールを生産する方法が開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、アルコールの生産方法、アルコール飲料の生産方法、アルコール含有食品の生産方法、またはそれらに用いる材料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
マツオウジ属(Neolentinus)の担子菌を用いて、炭素源からアルコールを生成する、アルコール生産方法。

【請求項2】
前記担子菌がマツオウジ(Neolentinus lepideus)である、請求項1に記載のアルコール生産方法。

【請求項3】
前記担子菌を用いて、前記炭素源を発酵させることによりアルコールを生成する、請求項1または2に記載のアルコール生産方法。

【請求項4】
前記炭素源が、フスマ、稲わら、バイオマス、セルロース、木材、おがくず、紙類、パルプ、わら、もみ殻、生ゴミ、食品、乳系飲料、廃棄乳系飲料、農業残渣、バガス、刈り草、および雑草類からなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1~3いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項5】
前記炭素源が、生ゴミである、請求項1~4いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項6】
前記炭素源が、廃棄乳系飲料である、請求項1~4いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項7】
前記炭素源が糖を含む、請求項1~6いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項8】
前記糖がペントースである、請求項7に記載のアルコール生産方法。

【請求項9】
前記ペントースがキシロースである、請求項8に記載のアルコール生産方法。

【請求項10】
前記担子菌が前記炭素源を糖化することにより糖を生成する工程と、
前記担子菌が糖化により生成された前記糖を発酵することによりアルコールを生成する工程と、
を含む、請求項1~6いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項11】
前記糖化と前記発酵が、同一容器で並行して行われる、請求項10に記載のアルコール生産方法。

【請求項12】
統合バイオプロセスによってアルコールを生成する、請求項1~6いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項13】
前記アルコールがエタノールを含む、請求項1~12いずれかに記載のアルコール生産方法。

【請求項14】
マツオウジ属の担子菌を用いて、炭素源からアルコールを含有する液体を生成する、アルコール飲料の生産方法。

【請求項15】
マツオウジ属の担子菌を用いて、炭素源からアルコールを含有する組成物を生成する、アルコール含有食品の生産方法。

【請求項16】
マツオウジ属の担子菌の菌糸と、
前記菌糸を担持する担体と、
を備える、炭素源からアルコールを生成するための、アルコール生産用材料。
産業区分
  • 液体燃料・油脂
  • 処理操作
  • 廃棄物処理
  • 衛生設備
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 審査請求前
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