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乾燥羊膜及び羊膜の乾燥処理方法 外国出願あり

国内特許コード P120007350
整理番号 H17-07
掲載日 2012年4月23日
出願番号 特願2005-245964
公開番号 特開2007-054015
登録番号 特許第4977345号
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
登録日 平成24年4月20日(2012.4.20)
発明者
  • 二階堂 敏雄
  • 吉田 淑子
  • 岡部 素典
  • 戸田 文香
  • 荒川 雅彦
出願人
  • 国立大学法人富山大学
  • サクラ精機株式会社
発明の名称 乾燥羊膜及び羊膜の乾燥処理方法 外国出願あり
発明の概要

【課題】生羊膜の組織を維持して乾燥され且つ長時間の保存を容易に行なうことができる乾燥羊膜を提供する。
【解決手段】人由来の生羊膜生を乾燥処理して得た乾燥羊膜が、無菌状態の乾燥大気中で保存できるように脱水乾燥されていると共に、前記乾燥羊膜を水又は緩衝液に浸漬して再水和した羊膜には、前記生羊膜を構成する基底膜及び結合組織が保持されていることを特徴とする。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


角膜内皮の移植に必要な角膜内皮様シートを得るために、採取した角膜幹細胞を羊膜上に播種し培養することが行なわれている(例えば、下記特許文献1)。
かかる羊膜としては、無菌状態で得た人を含む動物の胎児を包む生羊膜、特に人の帝王切開分娩で得られた胎盤から採取された生羊膜を、直ちに使用することが最も好ましい。
しかし、好適な生羊膜は使用したいときに常に入手できるとは限らず、予め入手した好適な生羊膜を保存することが必要である。
かかる羊膜の保存としては、特許文献1の段落番号[0026]及び[0027]には、生羊膜を保存液に浸漬して-80℃で冷凍保存し、使用の際に、冷凍された羊膜を室温で解凍して使用することが記載されている。

【特許文献1】特開2004-24852号公報

産業上の利用分野


本発明は乾燥羊膜及び羊膜の乾燥処理方法に関し、更に詳細には人を含む動物の胎児を包む生羊膜を乾燥処理して得た乾燥羊膜及び羊膜の乾燥処理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
人を含む動物の胎児を包む生羊膜を、生羊膜の細胞組織を破壊することなく乾燥処理して得た乾燥羊膜であって、
無菌状態の乾燥大気中で保存できるように脱水乾燥されていると共に、
水又は緩衝液に浸漬して再水和した際、生羊膜と同様の、上皮細胞、基底膜及び結合組織が保持されていることを特徴とする乾燥羊膜。

【請求項2】
乾燥羊膜が、人由来の乾燥羊膜である請求項1記載の乾燥羊膜。

【請求項3】
乾燥羊膜の保存が、滅菌パック中に密閉保存される請求項1又は請求項2記載の乾燥羊膜。

【請求項4】
人を含む動物の胎児を包む生羊膜を乾燥処理する羊膜の乾燥処理方法において
該生羊膜を乾燥する乾燥装置として、羊膜を載置した処理槽内を減圧状態とする減圧手段と、減圧状態の前記処理槽内に載置した羊膜を加温する加温手段と、前記処理槽内の減圧状態を大気圧方向に復圧する復圧手段とを具備する乾燥装置を用い、
前記加温手段により、羊膜を、羊膜の細胞組織を破壊することのない温度に加温しつつ、前記処理槽内を前記減圧手段により減圧する減圧工程と、前記加温手段により、羊膜を、羊膜の細胞組織を破壊することのない温度に加温しつつ、前記復圧手段により前記処理槽内を大気圧もしくは大気圧に近い圧力まで上昇させる復圧工程とを交互に複数回繰り返して、羊膜をその構成する上皮細胞、基底膜及び結合組織を破壊することなく脱水・乾燥することを特徴とする羊膜の乾燥処理方法。

【請求項5】
加温手段として、遠赤外線ヒータ及びマイクロ波照射装置の少なくとも一方を用いる請求項4記載の羊膜の乾燥処理方法。

【請求項6】
生羊膜として、人由来の生羊膜を用いる請求項4又は請求項5記載の羊膜の乾燥処理方法。

【請求項7】
生羊膜を、処理槽内にシート状に広げて載置する請求項4~6のいずれか一項記載の羊膜の乾燥処理方法。

【請求項8】
加温手段の設定温度を50℃以下とする請求項4~7のいずれか一項記載の羊膜の乾燥処理方法。

【請求項9】
復圧操作によって復圧した処理槽内の圧力を、大気圧よりも低圧とする請求項4~8のいずれか一項記載の羊膜の乾燥処理方法。

【請求項10】
乾燥の終了を、羊膜が載置されている処理槽内の最高減圧到達圧力と羊膜が載置されていない処理槽を減圧したときの最高減圧到達圧力とが等しくなったときとする請求項4~8のいずれか一項記載の乾燥処理方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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