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アロディニアの惹起方法および評価方法

国内特許コード P120007357
整理番号 H18-07
掲載日 2012年4月23日
出願番号 特願2006-258159
公開番号 特開2008-073001
登録番号 特許第5028613号
出願日 平成18年9月25日(2006.9.25)
公開日 平成20年4月3日(2008.4.3)
登録日 平成24年7月6日(2012.7.6)
発明者
  • 倉石 泰
  • 佐々木 淳
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 アロディニアの惹起方法および評価方法
発明の概要 【課題】
本発明は、臨床により即した帯状疱疹関連疼痛を動物で評価する方法を確立することである。
【解決手段】
げっ歯類の特定部位にヘルペスウイルスを感染させて帯状疱疹を生じさせる工程と、生じた帯状疱疹部位を絵画用筆で撫でる工程によりアロデェニアを惹起させることができる。該方法により、臨床により即した帯状疱疹関連疼痛をげっ歯類で再現することができる。従って、本発明方法を利用する化合物の評価方法は、帯状疱疹関連疼痛の予防薬・治療薬を開発するためのツールとして有用である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要 帯状疱疹は、ヒトの小児期に感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella Zoster Virus)が再活性化して発症した有痛性の疾患であり、帯状疱疹の発症に先行、あるいはその発症と同時に、アロディニア(allodynia:異痛症)を含む疼痛(以下、帯状疱疹痛と称する)。一部の症例では、皮膚症状が治癒した後も痛覚過敏、痛覚異常およびアロディニア反応が長期にわたって残存することがあり、このような症状は帯状疱疹後神経痛と呼ばれている。
アロディニアは、衣服の着脱など通常なんでもない刺激で耐えがたい痛みを生じるため,社会活動が阻害され,鬱状態に陥りQOL(quality of life)が著しく低下する。
帯状疱疹患者では、帯状疱疹周辺部にもアロディニアを生じることがあるが、ほとんどは帯状疱疹部で強い疼痛を訴える(非特許文献1)。
一方、von Frey繊維などにより誘発される静的アロディニアと綿花などで皮膚をこすることで誘発される動的アロディニアに関して神経損傷ラットを用いた実験の報告がある(非特許文献1)。また、ヘルペスウイルスをマウスに感染させて皮疹を生じさせ、ついで生じた皮疹を消失させたマウスについてvon Frey繊維を用いる試験法でアロディニアを発現した個体を選択する方法が知られている。該方法で選択されたマウスは帯状疱疹痛および帯状疱疹後神経痛などの帯状疱疹関連疼痛の動物として有用であることが知られている(非特許文献3)。
【非特許文献2】Clinical Journal of Pain 15: 78-84, 1999
【非特許文献1】Pain 80: 391-398, 1999
【非特許文献3】Pain 86: 95-101, 2000

産業上の利用分野 動物モデルにおける新規な動的アロディニアの発現方法および当該方法を用いる帯状疱疹痛・帯状疱疹後神経痛の治療薬・予防薬の新規な評価方法に関する。



特許請求の範囲 【請求項1】
げっ歯類の後肢足蹠を含む皮膚節の中央部にヘルペスウイルスを感染させて帯状疱疹を生じさせる工程と、後肢足蹠に生じた帯状疱疹部位を絵画用筆で撫でる工程からなる動的アロディニアを発現させる方法。

【請求項2】
後肢足蹠を含む皮膚節の中央部にヘルペスウイルスを感染させて帯状疱疹を生じさせる工程と、後肢足蹠に生じた帯状疱疹部位を絵画用筆で撫でる工程により動的アロディニアが発現されたげっ歯類を用いることを特徴とする帯状疱疹関連疼痛の治療薬または予防薬の評価方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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