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重金属含有廃液の処理法

国内特許コード P120007358
整理番号 PG06E22JP
掲載日 2012年4月23日
出願番号 特願2007-023784
公開番号 特開2008-149309
登録番号 特許第4604203号
出願日 平成19年2月2日(2007.2.2)
公開日 平成20年7月3日(2008.7.3)
登録日 平成22年10月15日(2010.10.15)
優先権データ
  • 特願2006-312969 (2006.11.20) JP
発明者
  • 加賀谷 重浩
  • 林 絵里子
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 重金属含有廃液の処理法
発明の概要

【課題】
重金属含有廃水中の重金属を沈殿除去できる廃水処理方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、アルカリ性条件下で重金属含有廃水にスルフィン酸化合物を添加することにより、クロム、金などの重金属を沈殿除去する廃水処理方法を提供する。
【選択図】
なし

従来技術、競合技術の概要


従来、重金属含有廃液処理においては、廃液のpHを上昇させ、生成する金属水酸化物を沈降除去する「中和凝集沈殿法」が広く用いられている。
例えば、六価クロムにおいては、いかなるpHにおいても水酸化物を形成せず、溶液中に安定に存在することから、中和凝集沈殿処理に先立ち、六価クロムを三価クロムに還元する処理を施す必要がある。この場合、酸性条件下で亜硫酸水素ナトリウムを還元剤として用いる方法が一般的であるが、廃液がアルカリ性の場合、還元のために液性を酸性にする必要がある。一方、アルカリ性条件下での還元剤として、硫酸鉄(II)が用いられているが、還元後に発生する鉄(III)が水酸化物として沈殿するため、発生する汚泥量が増加するという欠点を有する。
シアン化合物処理法としては、アルカリ性条件で次亜塩素酸ナトリウム溶液を加え、シアン化合物を分解・無害化するアルカリ塩素法が知られている。また、シアン化合物濃度が高い場合には電解酸化法も利用される。しかし、これらの方法では金シアノ錯体を分解できない。さらに、オゾン酸化を利用しシアン化合物を分解・無害化する方法も適用されているが,金シアノ錯体については効果が低い。



二酸化チオ尿素は、アルカリ性溶液中で強い還元力があり、古くから染色における還元洗浄剤、漂白剤として使用されている。
一方、二酸化チオ尿素を用いた酸性条件下での六価クロムの還元が報告されている(非特許文献1)。しかし、アルカリ条件下での還元の報告はない。また、二酸化チオ尿素を硫化物イオンの発生剤として用いる例、金属硫化物の生成剤として用いる例、重金属錯体を含む重金属含有廃液の処理に応用する例も見当たらない。

【非特許文献1】日本化学会誌、No.6、1022-1023 (1976)

産業上の利用分野


本発明は、各種重金属イオンを含む廃液の処理法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
重金属を含む廃液をアルカリ性とし、これにアルカリ性溶液下でスルホキシル酸となる化合物を添加して廃液中から重金属を沈殿させ除去することを特徴とする重金属含有廃液の処理方法。

【請求項2】
アルカリ性溶液下でスルホキシル酸となる化合物が二酸化チオ尿素である請求項1記載の重金属含有廃液の処理方法。

【請求項3】
重金属がクロム、銅または金である請求項1または2記載の重金属含有廃液の処理方法。
産業区分
  • 処理操作
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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