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鉄棒練習具

国内特許コード P120007374
整理番号 H19-G34
掲載日 2012年4月23日
出願番号 特願2008-087077
公開番号 特開2009-240337
登録番号 特許第5019328号
出願日 平成20年3月28日(2008.3.28)
公開日 平成21年10月22日(2009.10.22)
登録日 平成24年6月22日(2012.6.22)
発明者
  • 佐伯 聡史
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 鉄棒練習具
発明の概要

【課題】 け上がりの一連の動作を補助するための鉄棒練習具を提供する。
【解決手段】 棒材からなり一部が開口した枠体1と、枠体1の開口端に設けた鉄棒装着部2と、を有し、枠体1と鉄棒Bとで体挿入部3を形成し、鉄棒装着部2が、枠体1を鉄棒Bに対して回動自在かつ自由な位置で静止可能に支持する。枠体1を実施者の前方に向けて静止させ、け上がりを開始し、脚を体挿入部3に滑り込ませれば、枠体1が体の動きに従って鉄棒Bの周囲を下方へ回転して体を支えるので、自然に脚をつま先から大腿部にかけて鉄棒Bに沿わせ、それに伴って肩角を減少させながら腰を鉄棒Bに引き付けることができ、け上がりの類縁運動感覚を効果的に身に付けることができる。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要

け上がりは鉄棒の技の一つであり、中学校・高等学校の指導要領の器械体操の授業にも組み込まれている一般的な技であるが、技術的な難易度は高く、中学校または高等学校の三年間で成功できる生徒は一割程度である。また、大学において中学校・高等学校の教員を目指す者が受講する器械運動の講座においても、成功できる学生は一割~二割程度である。図6に、け上がりを行う際の体の動きを示す。まず、(a)~(c)において、体全体を前方へ振り出す。そして、体が前から後へ振れ戻り始める(d)において、脚を鉄棒に引き付ける(以下、体が前から後へ振れ戻っている状態を振れ戻り局面という)。このとき、肩は鉄棒の下または前方にある。続いて(e)~(h)で、脚をつま先から大腿部にかけて鉄棒に沿わせるようにして、腰を鉄棒に引き付け、この動作と同調させて肩角(腕を下ろして胴体に沿った状態が0度であり、万歳をした状態が180度である)を減少させる。この動作は振れ戻りの勢いを利用するもので、肘を曲げずに行う。そして、(i)~(l)で、腰を鉄棒よりも高い位置で支持する。ここでも、肩角の減少は肘を曲げないようにして行う。

次に、このけ上がりを失敗する場合に多く見られる例を図7に示す。まず、体全体を前方へ振り出した後、脚を鉄棒に引き付けなければいけないところ、脚が鉄棒から離れてしまう(a)。すると、振れ戻り局面において振れ戻りの勢いをうまく利用することができず、肩角を減少させつつ腰を鉄棒に引き付けることができない(b)。また、腕の力を利用しようとして肘が曲がってしまう。そして、最終的に鉄棒の上に支持になることができない(c)。そこで、け上がりについて指導する際には、補助者が実施者の腿の裏と腰に手を当て、振れ戻りに合わせて腰を鉄棒に近づけるような補助が行われている。このようにして類似した形態の運動を経験してけ上がりの運動感覚を掴むことが、習得のための練習として有効だからである。しかしながら、このような補助を行うためには実施者一人に対して補助者一人が必要であり、中学校・高等学校の授業などにおいては十分な補助を実施することができない。そこで文献1において、実施者一人で用いることができるけ上がり補助具が提案されている。これは、腰に鉤状の受具を装着し、受具を鉄棒に引っ掛けることで、腰が鉄棒から離れないようにするものである。

【特許文献1】実開昭60-61058号公報

しかしながら、文献1の発明は、一人でけ上がりの練習を行うための補助具として十分なものではなかった。なぜなら、け上がりにおいて最も難しく失敗しやすいのは、脚をつま先から大腿部にかけて鉄棒に沿わせるようにして、肩角を減少させながら腰を鉄棒に引き付ける動き(図6の(e)~(h))であるのに対し、文献1の発明は、単に腰が鉄棒から離れないようにするためのもので、腰を鉄棒に近づける動作について補助するものではないからである。

産業上の利用分野

本発明は、器械運動の中の鉄棒の技である「け上がり」を練習するための鉄棒練習具に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
棒材からなり一部が開口した枠体(1)と、該枠体(1)の開口端に設けた鉄棒装着部(2)と、を有し、前記枠体(1)と鉄棒(B)とで体挿入部(3)を形成し、前記鉄棒装着部(2)が、前記枠体(1)を鉄棒(B)に対して回動自在かつ自由な位置で静止可能に支持することを特徴とする鉄棒練習具。
【請求項2】
前記枠体(1)が、鉄棒(B)と略平行な部分に、棒材に対して回動自在な筒状のロール体(4)を備えることを特徴とする請求項1記載の鉄棒練習具。
産業区分
  • 運動娯楽用
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2008087077thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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