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国産および外国産のイネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品の識別法

国内特許コード P120007433
掲載日 2012年5月1日
出願番号 特願2010-202984
公開番号 特開2012-055254
登録番号 特許第5763315号
出願日 平成22年9月10日(2010.9.10)
公開日 平成24年3月22日(2012.3.22)
登録日 平成27年6月19日(2015.6.19)
発明者
  • 岸根 雅宏
  • 奥西 智哉
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 国産および外国産のイネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品の識別法
発明の概要 【課題】国産米と外国産米の品種を識別する方法を提供すること。
【解決手段】国産および外国産のイネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品の識別法であって、被験ゲノムDNAにおいて、mPing挿入部位の遺伝的多型に基づいて、イネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品が国産または外国産であるかを識別することを含み、mPing挿入部位が、第6染色体中に見出される3番目のmPing挿入部位、または/および第12染色体中に見出される1番目のmPing挿入部位である、識別法;イネにおけるmPing挿入部位の有無を検出し得る2以上のプライマーおよびそのセット。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


2008年、本来非食用として売却された事故米穀が、食用として転売される「事故米不正転売事件」が発覚した。この事件では、主にミニマムアクセス米として輸入された外国産米が事故米穀として販売されていた。したがって、米を加工原料とする食品関連企業では、品質保証のため、外国産米を簡易に検出する技術を必要としている。また、事件を受けて、米の原産地(国)表示を義務化する米トレーサビリティ制度が導入されることとなり、それを実効力あるものとするためにも国産米・外国産米の識別技術が必要である。



従来の技術では、RAPD-STS法(特許文献1、2)、SNP法(特許文献3、4)、SSR法(特許文献5~7)などを利用して米の品種を識別することを目的に技術開発が行われてきた。

産業上の利用分野


本発明は、国産および外国産のイネまたはそれに由来する組織(例、国産米・外国産米)、あるいはそれらの加工品の識別法などに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ジャポニカ種米およびインディカ種米のイネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品の識別法であって、
被験ゲノムDNAにおいて、mPing挿入部位の遺伝的多型に基づいて、イネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品がジャポニカ種米またはインディカ種米であるかを識別することを含み、
mPing挿入部位が、第6染色体中に見出される3番目のmPing挿入部位、または/および第12染色体中に見出される1番目のmPing挿入部位である、識別法。

【請求項2】
前記mPing挿入部位の遺伝的多型として、前記mPing挿入部位のいずれも確認された場合に、イネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品が、ジャポニカ種米のものであると識別する、請求項1記載の識別法。

【請求項3】
前記mPing挿入部位の遺伝的多型として、前記mPing挿入部位のいずれも確認されなかった場合に、イネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品が、インディカ種米のものであると識別する、請求項1記載の識別法。

【請求項4】
以下からなる群より選ばれるプライマーの組合せを含む、イネにおけるmPing挿入部位の有無を検出し得る2以上のプライマーを用いる、請求項1~3のいずれか一項記載の識別法
1a)配列番号1に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号1に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1b)配列番号1に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号1に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1c)配列番号1に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号1に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1d)配列番号1に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号1に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1e)配列番号1に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号1に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1f)配列番号1に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号1に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
2a)配列番号2に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号2に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
2b)配列番号2に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号2に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
2c)配列番号2に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号2に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
2d)配列番号2に示される塩基配列における1~2285番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号2に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
2e)配列番号2に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号2に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
2f)配列番号2に示される塩基配列における2286~2715番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号2に示される塩基配列における2716~5000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ
であり、
ここで、前記少なくとも一部の塩基配列が、15個以上のヌクレオチド残基からなり、
前記その均等な塩基配列が、15個以上のヌクレオチド残基からなり、かつイネの品種間における塩基配列のバリエーションに対応する

【請求項5】
請求項4記載の1a)~1f)のいずれか1つのプライマーの組合せ、および請求項4記載の2a)~2f)のいずれか1つのプライマーの組合せを含む、2以上のプライマーのセットを用いる、請求項4記載の識別法
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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