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放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法

国内特許コード P120007457
整理番号 S2011-1003-N0
掲載日 2012年5月1日
出願番号 特願2011-246987
公開番号 特開2013-104696
登録番号 特許第5843101号
出願日 平成23年11月11日(2011.11.11)
公開日 平成25年5月30日(2013.5.30)
登録日 平成27年11月27日(2015.11.27)
発明者
  • 榊原 正幸
  • 佐野 栄
出願人
  • 国立大学法人愛媛大学
発明の名称 放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法
発明の概要 【課題】この発明は、植物体に放射性セシウムを吸収させて、放射性セシウムに汚染された媒体を浄化する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するために、本発明に係る放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法は、放射性セシウムに汚染された媒体でカヤツリグサ科ハリイ属(Cyperaceae Eleocharis)のマツバイ(Eleocharis acicularis)を栽培し、媒体中の放射性セシウムをマツバイに吸収させることを特徴とする。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


重金属によって汚染された媒体を浄化する方法としては、植物による重金属の吸収・蓄積能力を利用したファイトレメディエーション(Phytoremediation)技術が検討されている。ファイトレメディエーションは、環境要因の影響が大きく、すなわち植物の生育が気候に左右されやすく、浄化に長い時間を要するため即効性が低いなどの問題はあるが、低コストでしかも殆ど労力がかからず、環境調和型の技術であるといった点で、注目されている。例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3などには、ファイトレメディエーションによる浄化方法が記載されている。特に、特許文献2や特許文献3には、カヤツリグサ科ハリイ属(Cyperaceae Eleocharis)の植物により、重金属で汚染された媒体を浄化する方法が記載されている。



環境汚染としては、放射性物質による汚染が問題になっている。福島第一原子力発電所の事故により、広範な領域に放射性物質が飛散し、住民の被爆や農業への影響が懸念されている。また、チェルノブイリ原発の事故により、ウクライナやベラルーシでも放射性物質による汚染は残っており、多くの村が閉鎖されたままになっている。



放射性物質により汚染された環境における除染として、表土の削り取りが試みられている。たとえば、農業機械を用いて約4cmの表土を削り取る手法や、マグネシウム系固化剤により土壌表層を固化させて削り取る手法が試みられている。また、ヒマワリを栽培し、植物体に放射性物質を吸収させることも試みられている(たとえば、非特許文献1)。

産業上の利用分野


本発明は、放射性セシウムに汚染された媒体、例えば土壌、堆積物、廃棄物、水等の媒体を、植物を用いて浄化する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
放射性セシウムに汚染された媒体でカヤツリグサ科ハリイ属(Cyperaceae Eleocharis)のマツバイ(Eleocharis acicularis)を栽培し、媒体中の放射性セシウムをマツバイに吸収させることを特徴とする放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法。

【請求項2】
放射性セシウムに汚染された土壌にマツバイを直に植え付けて土壌中の放射性セシウムをマツバイに吸収させることを特徴とする請求項1に記載の放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法。

【請求項3】
透水性の容器に入れられたマツバイの苗を放射性セシウムに汚染された土壌のある環境に設置し、土壌の放射性セシウムをマツバイに吸収させることを特徴とする請求項1に記載の放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法。

【請求項4】
透水性の容器に入れられたマツバイの苗を放射性セシウムに汚染された水のある環境に設置し、水中の放射性セシウムをマツバイに吸収させることを特徴とする請求項1に記載の放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法。

【請求項5】
透水性の容器を水に浮いた状態で設置する請求項4に記載の放射性セシウムに汚染された媒体の浄化方法。
産業区分
  • 放射性物質処理
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 登録
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