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情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム 新技術説明会

国内特許コード P120007527
整理番号 S2010-0314-N0
掲載日 2012年5月15日
出願番号 特願2011-009151
公開番号 特開2011-170842
登録番号 特許第5618150号
出願日 平成23年1月19日(2011.1.19)
公開日 平成23年9月1日(2011.9.1)
登録日 平成26年9月26日(2014.9.26)
優先権データ
  • 特願2010-010496 (2010.1.20) JP
発明者
  • 坂本 真樹
  • 仲村 哲明
  • 内海 彰
出願人
  • 国立大学法人電気通信大学
発明の名称 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム 新技術説明会
発明の概要 【課題】 入力された色彩および入力された色彩の配色割合から連想される印象に合致した楽曲等を取得する。
【解決手段】 クエリ色彩ベクトル生成部が、所定の方法により指定される1色以上の色彩および指定される色彩の配色割合に対して、ユーザの所望するクエリ色彩ベクトルを作成する。また、単語色彩ベクトル生成部は、予め登録された色彩と予め登録された単語との連想確率を連想確率テーブルから読み出し、単語色彩ベクトルを生成する。文章色彩ベクトル生成部は、所定の楽曲の歌詞における単語の出現頻度を、出現頻度テーブルから読み出し、生成された単語色彩ベクトルと単語の出現頻度に基づいて、文章色彩ベクトルを生成する。ベクトル類似度生成部は、生成されたクエリ色彩ベクトルと文章色彩ベクトルのコサイン類似度を算出し、算出されたコサイン類似度に基づいて、候補曲リスト生成部が、楽曲のリストを生成する。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要



近年、MP3(MPEG Audio Layer-3)等に代表されるオーディオデータ圧縮技術の普及により、例えば、携帯電話機等の携帯情報端末で楽曲(音声データ)の配信を受ける音楽配信サービスが一般に普及しつつある。





ユーザは、携帯情報端末で、音楽配信サービスによる音楽配信サーバ(音楽配信サイト)にアクセスし、所望の楽曲を選択することで、楽曲の配信を受けることができる。





このような音楽配信サービスでは、非常に多くの楽曲が存在するため、楽曲のタイトルやアーティスト名等の属性情報がわからないと、ユーザが所望する楽曲の音楽配信サービスを受けることは困難であった。





そこで、属性情報を入力する代わりに、ユーザが楽曲の一部分をハミングにより入力し、入力されたハミングの音程やリズムに類似する楽曲を検索するハミング検索システムが提案されている。





また、予め、楽曲の印象を表す単語(感性語、自然言語)である印象語により、複数の被験者の感性に基づいて楽曲を分類しておいた上で、例えば「楽しい」、「明るい」、「より悲しい」、「割と明るい」等の印象語を入力することにより、その入力された印象語または類似する印象語に対応付けられた楽曲を検索する印象語入力検索システムが提案されている。





さらに、印象語に基づいて、暖色または寒色等の色を付加情報として、印象語に対応する楽曲に設定し、この色により楽曲を検索する第1の色検索システムが存在する。また、楽曲のテンポやリズム等の信号情報に基づいて色を付加情報として設定し、この色により楽曲を検索する第2の色検索システムも存在する(例えば、特許文献1を参照)。





なお、楽曲の論評文等からの楽曲の特徴に対応する特徴量を演算し、検索条件として指定された所定の楽曲と、その特徴量のベクトル距離が最小となる特徴量を有する楽曲を検索する技術(例えば、特許文献2を参照)や、楽曲の歌詞に含まれる単語から、楽曲の雰囲気と関連の深い情報空間に楽曲を配置し、その情報空間によりユーザによって指定された楽曲と類似する楽曲を提示する技術も存在する(例えば、特許文献3を参照)。





ところで、上述のハミング検索システムでは、ハミングを行うユーザによっては、ハミングの音程やリズム等が不正確である場合があり、結果的に、ユーザが所望する楽曲を検索できないことがある。





また、複数の被験者を対象として本出願人が行った研究により、被験者は、楽曲を聴取したときに印象語を連想するよりも、楽曲から得られる状況場面(例えば、海で泳いでいる状況場面)を連想しやすく、連想される印象語は、連想される状況場面よりも、被験者によってばらつきがあることがわかっている。





したがって、上述の印象語入力検索システム、および従来の第1の色検索システムでは、ユーザが所望する楽曲を検索できないことがある。





また、従来の第2の色検索システムでは、ユーザが連想する状況場面に応じた楽曲を検索できないため、やはり、ユーザが所望する楽曲を検索できないことがある。





なお、本出願人が行った研究により、被験者は、楽曲から直接的に、色を連想するのではなく、楽曲を聴取したときに、楽曲から得られる状況場面(例えば、海で泳いでいる状況場面)を連想し、ほぼ一意に、その状況場面から得られる色(例えば、青色)を連想することがわかっている。





このような状況に鑑み、その状況場面を単語として含んでいる歌詞に着目して、ユーザが所望する楽曲を検索する技術が提案されている(例えば、特許文献4を参照)。この技術は、ユーザが所望する色彩を入力することに対応して、入力された色彩から連想される歌詞の楽曲等が取得されるようにするものである。また、この技術は、所定の楽曲等を入力することに対応して、入力された楽曲等から連想される色彩が取得されるようにするものである。

産業上の利用分野



本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、例えば、所定の色または楽曲のうち、一方を入力することに対応して、他方を取得できるようにした情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
所定の方法により指定される1色以上の色彩の配色割合に基づき、クエリ色彩ベクトルを生成するクエリ色彩ベクトル算出手段と、
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語および前記色彩と前記単語との連想確率を記憶する連想確率記憶手段と、
前記連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成手段と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶する出現頻度記憶手段と、
前記出現頻度記憶手段に基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成手段と、
生成された前記クエリ色彩ベクトルと前記文章色彩ベクトルとの類似度を算出する類似度算出手段と、
前記算出された類似度に基づき前記文章のリストを生成する文章リスト生成手段と、
を有する情報処理装置。

【請求項2】
さらに、文章を形態素解析し、前記単語の出現頻度を計数する形態素解析手段を有し、
前記出現頻度記憶手段は、前記計数された文章における前記単語の出現頻度を、前記文章に対応させて記憶する、請求項1に記載の情報処理装置。

【請求項3】
さらに、外部コーパスから前記プリミティブワード以外の単語である未知語を抽出し、前記未知語の前記プリミティブワードとの潜在的意味的類似度を算出する、潜在的意味解析手段と、
前記未知語の前記プリミティブワードとの潜在的意味的類似度および前記プリミティブワードの前記連想確率から前記未知語の前記連想確率を算出する未知語連想確率算出手段とを有し、
前記連想確率記憶手段は、前記未知語である単語および前記算出された前記未知語である単語の前記連想確率を記憶する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。

【請求項4】
さらに、所定画像を指定される画像指定手段と、を有し、
前記クエリ色彩ベクトル算出手段は、前記指定された所定画像に基づいて、その画像の配色割合に基づき前記クエリ色彩ベクトルを生成する、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。

【請求項5】
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語および前記色彩と前記単語との連想確率を記憶する連想確率記憶手段と、
前記連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成手段と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶する出現頻度記憶手段と、
前記出現頻度記憶手段に基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成手段と、
所定の方法により指定される文章に基づき、その指定された前記文章色彩ベクトルから前記色彩のリストを生成する色彩リスト生成手段と、
を有する情報処理装置。

【請求項6】
所定の方法により指定される1色以上の色彩の配色割合に基づき、クエリ色彩ベクトルを生成するクエリ色彩ベクトル算出手段と、
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語および前記色彩と前記単語との連想確率を記憶する連想確率記憶手段と、
前記連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成手段と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶する出現頻度記憶手段と、
所定の単語を含む文章が提示されたときに、その単語を用いて色彩を想起する確率を記憶する単語影響度記憶手段と
前記出現頻度記憶手段および前記単語影響度記憶手段に基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成手段と、
生成された前記クエリ色彩ベクトルと前記文章色彩ベクトルとの類似度を算出する類似度算出手段と、
前記算出された類似度に基づき前記文章のリストを生成する文章リスト生成手段と、
を有する情報処理装置。

【請求項7】
所定の方法により指定される1色以上の色彩の配色割合に基づき、クエリ色彩ベクトルを生成するクエリ色彩ベクトル算出工程と、
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語、および前記色彩と前記単語との連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成工程と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶した出現頻度記憶手段に基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成工程と、
生成された前記クエリ色彩ベクトルと前記文章色彩ベクトルとの類似度を算出する類似度算出工程と、
前記算出された類似度に基づき前記文章のリストを生成する文章リスト生成工程と、
を含む、色彩に基づいて文章リストを生成するための情報処理方法。

【請求項8】
所定の方法により指定される1色以上の色彩の配色割合に基づき、クエリ色彩ベクトルを生成するクエリ色彩ベクトル算出工程と、
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語、および前記色彩と前記単語との連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成工程と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶する出現頻度記憶手段と所定の単語を含む文章が提示されたときに、その単語を用いて色彩を想起する確率を記憶する単語影響度記憶手段とに基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成工程と、
生成された前記クエリ色彩ベクトルと前記文章色彩ベクトルとの類似度を算出する類似度算出工程と、
前記算出された類似度に基づき前記文章のリストを生成する文章リスト生成工程と、
を含む、色彩に基づいて文章リストを生成するための情報処理方法。

【請求項9】
コンピュータを、所定の方法により指定される1色以上の色彩の配色割合に基づき、クエリ色彩ベクトルを生成するクエリ色彩ベクトル算出手段と、
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語および前記色彩と前記単語との連想確率を記憶する連想確率記憶手段と、
前記連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成手段と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶する出現頻度記憶手段と、
前記出現頻度記憶手段に基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成手段と、
生成された前記クエリ色彩ベクトルと前記文章色彩ベクトルとの類似度を算出する類似度算出手段と、
前記算出された類似度に基づき前記文章のリストを生成する文章リスト生成手段として機能させるためのプログラム。

【請求項10】
コンピュータを、所定の方法により指定される1色以上の色彩の配色割合に基づき、クエリ色彩ベクトルを生成するクエリ色彩ベクトル算出手段と、
色彩、色彩との相関のあるプリミティブワードである単語および前記色彩と前記単語との連想確率を記憶する連想確率記憶手段と、
前記連想確率から単語の単語色彩ベクトルを生成する単語色彩ベクトル生成手段と、
複数の単語を含む文章における前記単語の出現頻度を記憶する出現頻度記憶手段と、
所定の単語を含む文章が提示されたときに、その単語を用いて色彩を想起する確率を記憶する単語影響度記憶手段と
前記出現頻度記憶手段および前記単語影響度記憶手段に基づき、複数の前記単語色彩ベクトルを合成して文章色彩ベクトルを生成する文章色彩ベクトル生成手段と、
生成された前記クエリ色彩ベクトルと前記文章色彩ベクトルとの類似度を算出する類似度算出手段と、
前記算出された類似度に基づき前記文章のリストを生成する文章リスト生成手段として機能させるためのプログラム。



産業区分
  • 演算制御装置
  • 記憶装置
  • 入出力装置
  • 計算機応用
  • その他情報処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011009151thum.jpg
出願権利状態 登録


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