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医療用チューブの先端位置検出システムおよび当該システムに適用する医療用チューブ

国内特許コード P120007581
掲載日 2012年5月23日
出願番号 特願2011-227717
公開番号 特開2013-085642
登録番号 特許第5924641号
出願日 平成23年10月17日(2011.10.17)
公開日 平成25年5月13日(2013.5.13)
登録日 平成28年4月28日(2016.4.28)
発明者
  • 栗城 眞也
出願人
  • 学校法人東京電機大学
発明の名称 医療用チューブの先端位置検出システムおよび当該システムに適用する医療用チューブ
発明の概要 【課題】医療用チューブの先端位置を簡易且つ正確に検出することができ、また安全性を向上させることのできる医療用チューブの先端位置検出システムを提供する。
【解決手段】軟質磁性体で構成されて、医療用チューブ500の先端部に設けられる被検出体10と、該被検出体を患者の体外から検出する検出装置とから構成され、検出装置は、磁界の向きと強度が時間的に変化する第1の交流磁界を体外において発生させる発生手段20と、該発生手段によって発生された第1の交流磁界によって磁化される被検出体から発生される第2の交流磁界を体外で検出する検出手段30と、該検出手段による検出結果に基づいて被検出体の位置を推定する推定手段40とを備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


従来から臨床医療においては、患者の体腔内に各種の医療用チューブを挿入して治療を行う場合がある。



例えば、咀嚼や嚥下が困難となった病院内の入院患者に対しては、外部から栄養分を補給するために、鼻から挿入される医療用チューブ(経鼻栄養チューブと呼称される)を介して栄養剤を胃に直接的に送り込む治療が一般的に行われている。



ところで、経鼻栄養チューブを通して栄養剤を補給しながら治療を行う場合には、栄養チューブの先端部が胃内に確実に位置している必要がある。



即ち、例えば経鼻栄養チューブが胃内や食道内でカールアップして、チューブの先端が上方へ移動した場合には、栄養剤が気管に入ってしまい肺炎などの疾病が発生するなどの不具合があった。



そのため、経鼻栄養チューブを挿管した後には、先端部が胃の所定位置に到達していることの確認が必要である。



従来において、医療用チューブの先端位置の確認は、X線透視により行われていた。しかし、この確認方法では、患者をX線装置まで移動させる必要があり、患者の身体にかかる負担が大きいという問題があった。



特に、経鼻栄養チューブは、挿管後、数日にわたって同じチューブを継続使用するため、所定時間経過する毎に先端の位置を再確認する必要があり、患者の負担は一層大きなものとなっていた。また、X線の被曝量の増大も懸念される。



そこで、X線装置を用いることなく、より簡易な装置によって医療用チューブの先端位置を検出する技術が提案されている。



このような技術としては、例えば、特許第3566293号公報(特許文献1)に開示のものが挙げられる。



特許文献1には、患者の体内の医療用チューブの位置検出装置及び方法が開示されている。



より具体的には、医療用チューブに連携させた磁石により発生した静磁界強度勾配を検知し、ユーザにその勾配の値を表示させてチューブの位置を検出する技術が開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、例えば栄養チューブ等を人体に挿入した際における当該チューブの先端部の位置を正確に検出する医療用チューブの先端位置検出システムおよび当該システムに適用する医療用チューブに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
患者の体腔内に挿入された医療用チューブの先端部の位置を検出する医療用チューブの先端位置検出システムであって、
前記医療用チューブの先端部に設けた軟質磁性体で構成される被検出体と、
前記被検出体を患者の体外から検出する検出装置と、から構成され、
前記検出装置は、
1個または2個以上の矩形状の励起コイルで構成され、50Hz~50kHzの第1の交流磁界を発生させる発生手段と、
該発生手段によって発生された第1の交流磁界によって磁化される前記被検出体から発生される第2の交流磁界を体外で検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて前記被検出体の位置を推定する推定手段と、
備え、
前記検出手段は、
前記第1の交流磁界を発生させる直線状の励起電流が供給される部位を有する前記1個または2個以上の矩形状の励起コイルと、前記第1の交流磁界と直交する前記第2の交流磁界成分を検出する磁界検出器と、
を有することを特徴とする医療用チューブの先端位置検出システム。

【請求項2】
2個以上の前記矩形状の励起コイルを備え、当該2個以上の矩形状の励起コイルは一つの線分を対向させると共に、前記対向した線分に流れる電流が同一方向であるように平行配置されることを特徴とする請求項1記載の医療用チューブの先端位置検出システム。

【請求項3】
前記被検出体は、円柱に成形され、
前記励起コイルは、前記被検出体の長手方向と略平行で、且つ反磁界係数が小さくなる方向に交流磁界を発生させる直線状の励起電流が供給される部位を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。

【請求項4】
前記推定手段は、
前記検出手段による検出結果に基づいて医療用チューブの先端位置を解析する解析手段と、
該解析手段による結果を数値情報または画像情報として表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。

【請求項5】
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の先端位置検出システムに適用される医療用チューブであって、
可撓性を有するチューブ本体と、
軟質磁性体で構成され、前記チューブ本体の一方の先端部に固定される被検出体と、
から構成され、
前記被検出体は、0.1以下の反磁界係数を有することを特徴とする医療用チューブ。

【請求項6】
前記被検出体は、径方向の長さよりも長手方向の長さの方が大きい形状を有することを特徴とする請求項5に記載の医療用チューブ。

【請求項7】
前記被検出体は、軟磁性体の薄板を渦巻き状に丸めたり円筒状に重ねた形状、複数の短冊、細線を束ねた形状、短冊状または細線状の何れかの形状に成形された軟質磁性体部材が前記チューブ本体に内装されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の医療用チューブ。

【請求項8】
前記被検出体は、長手方向の長さが1.5cm以下とされることを特徴とする請求項5から請求項7の何れか1項に記載の医療用チューブ。

【請求項9】
前記被検出体は、複数の軟質磁性体部材を長手方向に複数個直列に並べて構成されることを特徴とする請求項5から請求項8の何れか1項に記載の医療用チューブ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011227717thum.jpg
出願権利状態 登録
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