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花き用香り抑制剤

国内特許コード P120007636
掲載日 2012年6月4日
出願番号 特願2010-540297
登録番号 特許第5062704号
出願日 平成21年8月27日(2009.8.27)
登録日 平成24年8月17日(2012.8.17)
国際出願番号 JP2009004167
国際公開番号 WO2010061502
国際出願日 平成21年8月27日(2009.8.27)
国際公開日 平成22年6月3日(2010.6.3)
優先権データ
  • 特願2008-300353 (2008.11.26) JP
発明者
  • 大久保 直美
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 花き用香り抑制剤
発明の概要

フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤を有効成分とする花き用香り抑制剤。切り花の切り口を、フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤の水溶液に浸漬させることによる花きの香り抑制方法。当該方法により香り抑制処理された花き。
本発明によれば、花きの有する芳香族香気成分及びテルペノイドの生合成を阻害して、これら香気成分量を著しく減少させることができることから、時・場所・場合に応じて、花きの香りの強さを簡単に抑制することができる。また、有効成分として使用するフェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤は、試薬として市販されており、容易かつ廉価に入手可能である。

従来技術、競合技術の概要


花きにおいて、「香り」はその重要な品質の一つであり、消費者の購買意欲に多大な影響をもたらす。例えば、ユリ科ユリ属の‘カサブランカ’(ユリ‘カサブランカ’)は、甘く華やかで濃厚な芳香を有し、結婚式や贈り物用の花束などとして好んで用いられる一方で、その香りの濃厚さ故に、飲食店など食事の場では用いられにくい。また、一般家庭では、締め切った狭い室内にカサブランカが一輪でもあると、匂いでむせるようになることから、匂いに敏感な人には不快臭として嫌われる傾向にある。



従って、時・場所・場合に応じて、花きの香りの強さを簡単に抑制できる技術が望まれている。また、花きの香り以外の品質、例えば形、大きさ、色などには影響しないことも求められる。



植物を対象とし、その匂いを調節する技術としては、例えば、2価アルコール、更には香気成分配糖体を有効成分として含有し、カスミソウ等の植物の不快臭を低減する植物用消臭剤(特許文献1)、チタンと有機酸からなる無機-有機ハイブリッド化合物、又は有機酸及びその金属塩類を主成分とする鮮度保持用又は消臭用組成物(特許文献2)が提案されている。



しかし、前者の技術は、カスミソウの不快臭成分であるイソ吉草酸に対する効果が確認されているに留まり、他の不快臭成分に対する効果は不明であるという問題を有している。また後者の技術における消臭の対象は、鮮度保持のためエチレンガスを酸化する際に発生する「ホルムアルデヒド」であって、植物が本来持っている香りとは全く異なるものであった。



一方、アミノオキシ酢酸ヘミ塩酸塩(AOA)は、エチレン生合成阻害能を有し、植物鮮度保持剤として知られている(例えば、特許文献3)。しかし、AOAが植物の有する香りに及ぼす影響については、何も知られていない。

産業上の利用分野


本発明は、花きの香りを簡単に抑制することができる花き用香り抑制剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤を有効成分とし、フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤の濃度が0.01~5mMである水溶液として使用される花き用香り抑制剤。
【請求項2】 フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤が、アミノオキシ酢酸ヘミ塩酸塩である請求項1記載の花き用香り抑制剤。
【請求項3】 フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤を0.01~5mM含有する水溶液である請求項1又は2記載の花き用香り抑制剤。
【請求項4】 花きが、ユリ類である請求項1~3のいずれかに記載の花き用香り抑制剤。
【請求項5】 花きの切り花の切り口を、請求項3記載の花き用香り抑制剤に浸漬させることによる花きの香り抑制方法。
【請求項6】 花きが、ユリ類である請求項5記載の花きの香り抑制方法。
【請求項7】 請求項5又は6記載の方法により香り抑制処理された花き。
産業区分
  • 農林
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中


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