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加熱・加圧により硬化する組成物 新技術説明会 実績あり 外国出願あり

国内特許コード P120007661
整理番号 2071
掲載日 2012年6月14日
出願番号 特願2010-519119
登録番号 特許第5472639号
出願日 平成21年7月3日(2009.7.3)
登録日 平成26年2月14日(2014.2.14)
国際出願番号 JP2009062182
国際公開番号 WO2010001988
国際出願日 平成21年7月3日(2009.7.3)
国際公開日 平成22年1月7日(2010.1.7)
優先権データ
  • 特願2008-174290 (2008.7.3) JP
発明者
  • 梅村 研二
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 加熱・加圧により硬化する組成物 新技術説明会 実績あり 外国出願あり
発明の概要 簡易な工程・設備によって、低エネルギーでバイオマス材料を得ることができる組成物、当該組成物から得られる成形体、およびその製造方法を提供することを課題とする。
加熱・加圧により硬化する組成物であって、粉末化または小片化された植物由来物とポリカルボン酸を主成分とすることを特徴とする。さらに、糖類を含むことが好ましい。前記組成物は成型用組成物や木材接着用組成物として有用である。また、小片化された植物由来物にポリカルボン酸および糖類を溶液の状態で添加し、加熱・加圧することにより、成形体を製造することもできる。
従来技術、競合技術の概要



近年、地球温暖化の防止や化石資源の節約のため、石油から作られるプラスチックに代わり、生物由来の有機性資源から作られる、いわゆるバイオマス材料の需要が高まっている。例えば特許文献1には、流動化促進剤が添加された木質系材料に水蒸気を接触させた後に、乾燥、及び、加熱・加圧の各工程を経ることにより該木質系材料に流動性を発現させて、この流動性が発現された木質系材料を型面に沿わせて表面がプラスチック様の成形体を得ることを特徴とする、木質系材料からなる成形体の製造方法が開示されている。特許文献1の方法によれば、木質系材料からなる成形体を製造することができるとともに、木質系材料に接触させる水蒸気の温度をより低くし、木質系材料を水蒸気に接触させる工程において消費するエネルギーを削減することができる。また、木質系材料を加熱加圧した際の流動化開始温度をより低くし流動性を向上させることができ、より複雑な形状に成形することが可能となる。

産業上の利用分野



本発明は、成形体や接着剤の原料として使用することができる組成物であって、化石資源を必要としない組成物、及び、この組成物からなる成形体、並びに成形体を製造する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
温度180℃~250℃・圧力5kgf/cm2以上で加熱・加圧することにより硬化する組成物であって、粉末化または小片化された植物由来物(a)とポリカルボン酸(b)を主成分とすること
前記植物由来物(a)が、草木の木部、樹皮から選択されること、
前記ポリカルボン酸(b)が、クエン酸、イタコン酸、リンゴ酸から選択されること、
前記植物由来物(a)とポリカルボン酸(b)の重量比が1.0~8.0:1.0であること
を特徴とする組成物。

【請求項2】
前記ポリカルボン酸が粉末の状態であり、前記(a)と(b)の重量比が1.05.0:1.0であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
さらに、糖類(c)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。

【請求項4】
前記(b)と(c)の重量比が、1.0:0.1~5.0であることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。

【請求項5】
前記糖類が、スクロース、キシロースおよびデキストリンからなるグループから選択されることを特徴とする、請求項3または4に記載の組成物。

【請求項6】
前記ポリカルボン酸が、クエン酸および/またはイタコン酸であることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項7】
成型用組成物であることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項8】
木材接着用組成物であることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物を加熱・加圧することによって得られた成形体。

【請求項10】
請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物を、型に入れ、180℃~250℃に加熱し、5kgf/cm2~70kgf/cm2で加圧することを特徴とする、成形体の製造方法。

【請求項11】
小片化された植物由来物(a)に、ポリカルボン酸(b)を溶液の状態で添加し、温度180℃~250℃・圧力40kgf/cm2以上で加熱・加圧する工程を含むこと、
前記植物由来物(a)が、草木の木部、樹皮から選択されること、
前記ポリカルボン酸(b)が、クエン酸、イタコン酸、リンゴ酸から選択されること、
前記植物由来物(a)とポリカルボン酸(b)の重量比が4.0~8.0:1.0であること
を特徴とする成形体の製造方法。

【請求項12】
小片化された植物由来物(a)に、ポリカルボン酸(b)および糖類(c)を溶液の状態で添加し、温度180℃~250℃・圧力40kgf/cm2以上で加熱・加圧する工程を含むこと、
前記植物由来物(a)が、草木の木部、樹皮から選択されること、
前記ポリカルボン酸(b)が、クエン酸、イタコン酸、リンゴ酸から選択されること、
前記植物由来物(a)とポリカルボン酸(b)の重量比が6.0~14.0:1.0であること
を特徴とする成形体の製造方法。

【請求項13】
前記(b)と(c)の混合溶液を添加することを特徴とする、請求項12に記載の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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