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トウガラシマイルドモットルウイルスの弱毒ウイルス

国内特許コード P120007724
掲載日 2012年6月26日
出願番号 特願2010-256846
公開番号 特開2012-105586
登録番号 特許第5709203号
出願日 平成22年11月17日(2010.11.17)
公開日 平成24年6月7日(2012.6.7)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
発明者
  • 津田 新哉
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 トウガラシマイルドモットルウイルスの弱毒ウイルス
発明の概要 【課題】臭化メチル(2012年末日で使用が禁止されるオゾン層破壊物質)を土壌燻蒸剤として用いることなく、トウガラシ属植物のおけるトウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)のモザイク病を防除できる安全性の高い方法を提供する。
【解決手段】130KDaウイルス複製酵素に特定の変異を有するアミノ酸配列をコードするRNAを、ゲノムRNA中に有することを特徴とする、トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)の弱毒ウイルス、;前記弱毒ウイルスを接種して得られるPMMoVの感染に対して抵抗性を有するトウガラシ属植物、;前記弱毒ウイルスをトウガラシ属植物に接種することを特徴とする、PMMoVモザイク病の防除方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)によるトウガラシ属植物のモザイク病は、種子伝染に加え土壌伝染でも起こる。そのため、その防除には土壌燻蒸剤の一種である臭化メチル剤が最も広く使われてきた。
しかし、臭化メチルは、オゾン層破壊物質であるため2012年末日をもって全廃される。現在、PMMoVが引き起こすモザイク病対策は、臭化メチル剤による土壌消毒に頼り切っているため、同剤に代わる防除対策の確立が急務となっている。



一方、植物病原性を示さない微生物を農業生産に利用する技術は、病害虫防除技術のひとつとして研究・開発されてきた。これまでに、その様な観点から多数の有用微生物や弱毒ウイルスが開発されている。
しかし、それら弱毒ウイルスを、トウガラシ属植物に接種して病害防除を達成する試みは、これまでのところキュウリモザイクウイルス(CMV:ククモウイルス属)を利用した方法しか報告されていない(特許文献1~3参照)。
なお、それらの方法では、PMMoV(トバモウイルス属)によるモザイク病は防除することはできないものであった。

産業上の利用分野


本発明は、130KDaウイルス複製酵素に特定の変異を有するアミノ酸配列をコードするRNAを、ゲノムRNA中に有することを特徴とする、トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)の弱毒ウイルスに関する。
また、本発明は、前記弱毒ウイルスを接種して得られるPMMoVの感染に対して抵抗性を有するトウガラシ属植物に関する。また、本発明は、前記弱毒ウイルスをトウガラシ属植物に接種することを特徴とする、PMMoVモザイク病の防除方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
130KDaウイルス複製酵素をコードするRNAとして、配列番号2に記載のアミノ酸配列からなる130KDaウイルス複製酵素をコードするRNAを、ゲノムRNA中に有することを特徴とする、トウガラシマイルドモットルウイルスの弱毒ウイルス。

【請求項2】
前記ゲノムRNAが、配列番号1に記載の塩基配列からなるRNAである、請求項1に記載の弱毒ウイルス。

【請求項3】
請求項1又は2に記載の弱毒ウイルスを接種して得られる、トウガラシマイルドモットルウイルスの感染に対して抵抗性を有するトウガラシ属植物。

【請求項4】
前記トウガラシ属植物がCapsicum annuumである、請求項3に記載のトウガラシマイルドモットルウイルスの感染に対して抵抗性を有するトウガラシ属植物。

【請求項5】
請求項1又は2に記載の弱毒ウイルスを、トウガラシ属植物に接種することを特徴とする、トウガラシ属植物におけるトウガラシマイルドモットルウイルスのモザイク病の防除方法。

【請求項6】
前記トウガラシ属植物がCapsicum annuumである、請求項5に記載のトウガラシマイルドモットルウイルスのモザイク病の防除方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010256846thum.jpg
出願権利状態 登録


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