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CaMKII阻害ペプチドおよびこれを含有するCaMKII阻害剤

国内特許コード P120007892
整理番号 S2011-0336
掲載日 2012年9月5日
出願番号 特願2011-017295
公開番号 特開2012-158525
登録番号 特許第5754008号
出願日 平成23年1月28日(2011.1.28)
公開日 平成24年8月23日(2012.8.23)
登録日 平成27年6月5日(2015.6.5)
発明者
  • 西川 喜代孝
  • 高橋 美帆
  • 西村 浩輝
  • 高柳 広
  • 尾藤 晴彦
出願人
  • 学校法人同志社
  • 国立大学法人 東京医科歯科大学
発明の名称 CaMKII阻害ペプチドおよびこれを含有するCaMKII阻害剤
発明の概要 【課題】AIPとは異なる新規なアミノ酸配列を有するCaMKII阻害ペプチドおよびこれを含有するCaMKII阻害剤の提供。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を含むペプチドをCaMK II阻害ペプチドを得た。該アミノ酸配列を有するペプチドは、目的に合わせたさまざまな機能付加等が可能である。また、このCaMKII阻害ペプチドを含有するCaMKII阻害剤は、CaMKIIの異常な活性化などに起因する疾患の治療に利用することができる。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


Ca2+/カルモデュリン依存性プロテインキナーゼ(Ca2+/calmodulin-dependent protein kinase; CaMK)は、Ca2+結合性蛋白質であるカルモデュリンにCa2+が結合したCa2+/カルモデュリンによって活性化されるセリン/スレオニンキナーゼの総称である。CaMKには3種のファミリー(CaMKI, CaMKII, CaMKIV)が存在し、各々が生体内で異なった役割を果たしている。なかでもCaMKIIは脳に豊富に存在し、神経伝達物質の合成や分泌、神経伝達の長期増強の誘導など、高次神経機能の制御に重要な役割を果たすことが知られている。その一方で、CaMKIIの異常な活性化がパーキンソン病や認知障害、痙攣などの神経疾患の発症と密接に関連していることが示されている。さらに神経疾患に限らず、心不全の誘発、骨粗鬆症の発症、アポトーシスの誘導阻害を介した発癌促進など、ヒトの様々な疾患発症に関与していることが知られている。



そして、CaMKII阻害剤としては、その制御ドメインに存在している自己リン酸化部位の配列に由来するペプチドAIP:Autocamtide 2 Related Inhibitory Peptide、配列番号15:Lys-Lys-Ala-Leu-Arg-Arg-Gln-Glu-Ala-Val-Asp-Ala-Leu(KKALRRQEAVDAL)が知られている(非特許文献1)。また、例えば、特許文献1~3には、CaMKII阻害剤として、前記AIPのアミノ酸配列と類似するアミノ酸配列からなるペプチドが提案されている。



一方、近年CaMKIIの構造解析が行われ、その極めてユニークな高次構造が明らかになっている。CaMKIIはアソシエーションドメインとよばれる領域を中心にして12分子が円盤状に会合し、この円盤状の核構造の周りに各々のCaMKIIのキナーゼドメイン(触媒ドメイン)がリング状にパッキングされた状態で配置している。Ca2+非存在下ではこの状態で安定に存在しているが、種々の刺激によって細胞内Ca2+濃度が上昇し、Ca2+が結合したカルモデュリンが供給されるとパッキングがほどけ、12量体の各々のキナーゼが協調的に順次活性化すると考えられている。

産業上の利用分野


本発明は、Ca2+/カルモデュリン依存性プロテインキナーゼ(CaMKII)の活性を阻害するペプチドおよびこれを含有するCaMKII阻害剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1~6のうちのいずれかのアミノ酸配列を含むペプチドであることを特徴とするCaMKII阻害ペプチド。

【請求項2】
前記ペプチドは、配列番号1~6のうちのいずれかのアミノ酸配列を複数有する多価ペプチドであることを特徴とする請求項1のCaMKII阻害ペプチド。

【請求項3】
リジンが3つ結合した以下の分子核部、
【化1】


を有し、この分子核部の端部の各々の-NHに、直接またはスペーサーを介して、配列番号1~6のうちのいずれかのアミノ酸配列を含むペプチドが結合した4価ペプチドであることを特徴とする請求項2のCaMKII阻害ペプチド。

【請求項4】
請求項1から3のいずれかのCaMKII阻害ペプチドを含有することを特徴とするCaMKII阻害剤。
産業区分
  • 有機化合物
  • 高分子化合物
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011017295thum.jpg
出願権利状態 登録
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