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エビ類幼生の人工飼育方法

国内特許コード P120007991
整理番号 S2008-0038
掲載日 2012年10月9日
出願番号 特願2009-539013
登録番号 特許第5150809号
出願日 平成20年10月20日(2008.10.20)
登録日 平成24年12月14日(2012.12.14)
国際出願番号 JP2008068954
国際公開番号 WO2009057472
国際出願日 平成20年10月20日(2008.10.20)
国際公開日 平成21年5月7日(2009.5.7)
優先権データ
  • 特願2007-285222 (2007.11.1) JP
発明者
  • 田中 祐志
  • 大関 芳沖
出願人
  • 国立大学法人東京海洋大学
発明の名称 エビ類幼生の人工飼育方法
発明の概要

エビ類幼生の飼育方法は、幼生を寄生するクラゲとともに飼育槽へ入れ、クラゲに付着した状態で幼生を育成する。エビ類幼生の飼育装置は、幼生をクラゲに付着した状態で飼育する共生飼育槽1と、クラゲを飼育するクラゲ飼育槽2を、クラゲ飼育槽2から共生飼育槽1へクラゲと共に水を送るパイプ3で連結し、パイプ3に開閉バルブ7を設けてある。

従来技術、競合技術の概要


エビ類は、卵から孵化した後は、幼生として一定期間を送る。
例えば、イセエビ類は、フィロゾーマ幼生として約1年間を過ごし、その後プエルスス・ニスト幼生に変態して、さらに稚エビへと変態する。
ところで、エビ類は比較的高価であり、需要も多く、重要な水産資源であるため、大量の種苗を安定して生産する技術に対するニーズは高い。
しかし、フィロゾーマ幼生を人工的に育成飼育することは困難であり、現在、水産試験研究分野において、小規模の水槽で数個体単位での飼育が行われているにすぎない。



フィロゾーマ幼生の人工飼育が困難である原因としては、(ア)適当な餌料が少ないこと、(イ)幼生が沈降しやすく、水槽底の糞や残餌に起因する微生物汚染を受けやすいこと、(ウ)特異な形態であるため、個体干渉による欠損を受けやすいことがあげられる。
従来、イセエビ類のフィロゾーマ幼生に、第1期にはアルテミアノープリウスを与え、第2期以降にはアルテミアノープリウスとイガイの肉片、特にムラサキイガイの生殖腺を与えるイセエビ類幼生の飼育方法が知られている(特許第2525609号公報、及び、松田浩一,「イセエビ属幼生の生理生態に基づく飼育技術開発」,日本水産学会誌,社団法人日本水産学会,平成18年,第72巻,第5号,p.827~830参照)。
しかし、新鮮なムラサキイガイの生殖腺を大量、且つ、定期的に確保するのは難しく、大量の幼生を人工飼育する場合に、この方法を採用するのは現実的でない。



また、幼生が沈降するのを防ぐために、甲殻類の幼生を緩速回転する水槽内で飼育する方法が公知である(特開2002-262702号公報、及び、特許第3955947号公報参照)。
しかし、これらの方法には、複雑で高価な装置が必要なので、飼育コストが高くつくという欠点がある。
さらに、個体どうしが干渉しあうことの無いように、個体間の距離を一定以上に保つ技術はいまだ開発されてない。

産業上の利用分野


本発明は、イセエビ科、セミエビ科に属するエビ類幼生の人工飼育方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 イセエビ科、セミエビ科に属するエビ類の幼生をクラゲに向かって誘導して寄生させ、クラゲに付着した状態で前記幼生を育成する、エビ類幼生の人工飼育方法。
【請求項2】 一定期間経過する毎に、前記エビ類幼生が付着したクラゲを、前記幼生の成長段階に応じて適切な大きさを持ち、且つ、活力のある新たなクラゲに交換する、請求項1に記載したエビ類幼生の人工飼育方法。
【請求項3】 白色光を照射して前記エビ類幼生をクラゲに向かって誘導する、請求項1に記載したエビ類幼生の人工飼育方法。
【請求項4】 前記エビ類の幼生がフィロゾーマ幼生である、請求項1に記載したエビ類幼生の人工飼育方法。
産業区分
  • 水産
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009539013thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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