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歯の切削方法及び装置

国内特許コード P120008040
整理番号 S2011-0562
掲載日 2012年10月24日
出願番号 特願2011-060967
公開番号 特開2012-196257
出願日 平成23年3月18日(2011.3.18)
公開日 平成24年10月18日(2012.10.18)
発明者
  • 別所 和久
  • 松久 寛
  • 高橋 克
  • 東郷 由弥子
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 歯の切削方法及び装置
発明の概要

【課題】治療中の患者及び治療者の負担を大きくすることなく効率的に歯を切削することができる歯の切削方法及び装置を提供する。
【解決手段】切削具を高速回転させる切削装置を用いた歯の切削方法において、歯には超音波振動を付与せず、切削具にのみ超音波振動を付与する。また、その方法のために用いる切削装置は、マイクロモータで発生させた回転を切削具の回転に変換して歯を切削する装置1において、ヘッド部3内部の切削具保持部8あるいは回転筒9に固定した圧電素子10に超音波振動数を有する交流電圧を印加する。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


歯科診療においては、歯の切削に係る時間を短縮し、患者の負担をより小さくすることが求められている。



エアタービン式の切削装置は、切削具が連結された回転筒に設けられた羽根に圧縮空気を吹き付けて回転させ、切削具を回転させる装置であり、最高で500,000rpmという高速で回転させることができるものの、回転軸まわりのトルクが小さい。そのため、歯の切削時に切削具を歯に押し当てる力が大きくなると急速に回転速度が低下し、安定して歯の切削を行うことが難しい。



エアタービン式の切削装置では、水道水を使用してエアタービンや歯への注水を行っている。このための流路が装置内部に設けられており、切削装置全体を滅菌することが難しい。従って、埋伏歯の抜歯など、高い滅菌状態を維持しなければならない手術を行う場合には、エアタービン式の切削装置を用いることができない。



一方、マイクロモータを駆動源とする切削装置も用いられている。マイクロモータ式の切削装置の場合、回転速度は最高で約40,000rpmであり、エアタービン式の切削装置に比べると切削効率は落ちるものの、歯車を介してモータの回転を回転筒に伝達し、切削具を回転させるため、エアタービン式の切削装置に比べて回転軸まわりのトルクが大きい。従って、歯に押し当てる力が大きい場合でも急激に回転数が低下せず、安定して切削を行うことができる。



マイクロモータ式の切削装置を用いる場合、切削具の先端や歯への注水には滅菌チューブを用いる。エアタービン式の切削装置のように流路が装置本体の内部に設けられておらず、また滅菌チューブは使い捨てが可能であるため、常に滅菌状態の水を供給することができる。従って、埋伏歯の抜歯など、高い滅菌状態を維持しなければならない手術を行う場合にも好適に使用することができる。



マイクロモータ式の切削装置に歯車を追加して回転速度を5倍に上昇させる、高速コントラアングルハンドピースと呼ばれる装置も用いられている。高速コントラアングルハンドピースを用いれば、上記のマイクロモータ式の切削装置の利点を生かしつつ、ヘッドを最高約200,000rpmで高速回転させて歯の切削を行うことができる。
高速コントラアングルハンドピースを用いれば、エアタービン式の切削装置と同等以上の切削効果を得ることができるとの報告がなされている(非特許文献1参照)。

産業上の利用分野


本発明は、先端に取り付けられたダイヤモンド製や超硬合金製の切削具を高速回転させることにより歯を切削する方法及び装置に関する。特に、マイクロモータを駆動源として歯を切削するマイクロモータ式の歯の切削装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
切削具を高速回転させる切削装置を用いた歯の切削方法において、前記切削具にのみ超音波振動を付与することを特徴とする歯の切削方法。

【請求項2】
前記切削具の回転の軸に平行な方向に超音波振動を付与することを特徴とする請求項1に記載の歯の切削方法。

【請求項3】
前記切削具の回転の軸に垂直な方向に超音波振動を付与することを特徴とする請求項1に記載の歯の切削方法。

【請求項4】
マイクロモータで発生させた回転を切削具の回転に変換して歯を切削する装置であって、前記切削具を超音波振動させる超音波振動発生部を備えることを特徴とする歯の切削装置。

【請求項5】
前記超音波振動発生部が、前記切削具に超音波振動を付与する圧電素子であることを特徴とする請求項4に記載の歯の切削装置。

【請求項6】
前記超音波振動発生部が、前記切削具に超音波振動を付与する磁歪素子であることを特徴とする請求項4に記載の歯の切削装置。

【請求項7】
前記超音波振動発生部が、前記切削具の磁性回転軸に超音波周波数の振動磁場を印加する装置であることを特徴とする請求項4に記載の歯の切削装置。

【請求項8】
前記超音波振動発生部が、前記マイクロモータで発生させた回転を前記切削具に伝達するために用いる歯車のうちの一つの歯車に設けられた、該歯車の正常な噛合を阻害する形状に変更された形状変更部であることを特徴とする請求項4に記載の歯の切削装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011060967thum.jpg
出願権利状態 審査請求前
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