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透過電子顕微鏡観察用試料の電子染色法。 コモンズ

国内特許コード P120008109
掲載日 2012年11月1日
出願番号 特願2004-219627
公開番号 特開2006-038660
登録番号 特許第4292296号
出願日 平成16年7月28日(2004.7.28)
公開日 平成18年2月9日(2006.2.9)
登録日 平成21年4月17日(2009.4.17)
発明者
  • 川里 浩明
  • 安田 愛子
出願人
  • 国立大学法人 大分大学
発明の名称 透過電子顕微鏡観察用試料の電子染色法。 コモンズ
発明の概要

【課題】
現在、ウラン染色の代替え技術としていろいろ研究されている方法の何れも、細胞組織内への染色処理液の浸透力が弱く、且つ染色性が悪く、コントラストも低いので実用化が難しい。
【解決手段】
エポキシ樹脂に包埋・重合し薄切した細胞組織を電子染色するに際して、超薄切片をアリザリン水溶液(濃度好ましくは0.05~10.0%)に浸漬し、これを洗浄後、鉛染色液に浸漬し、これを洗浄することを特徴とする透過電子顕微鏡試料の電子染色法。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


透過電子顕微鏡の試料作製における電子染色は、電子散乱を促し、得られ像にコントラストを付けるための重要なプロセスである。電子染色は従来ウランや鉛などの重金属染色が主に行われ、一部タンニン酸やルテニウムレッド等の試薬を使用した染色方法もなされている。
透過電子顕微鏡観察用試料の作製方法の中で、ウランと鉛を用いた一般的電子染色法を紹介すると次の通りである。エポキシ樹脂包埋した組織の超薄切片を、まず酢酸ウラニール水溶液(1~10%前後)に数分~30分間浸漬する。続いて蒸留水で洗浄後、それらを鉛水溶液に1~10分浸漬し、これらを洗浄・乾燥して透過電子顕微鏡観察用とする。
近年、国際的な社会情勢から、ウランの使用を規制する法律が検討されている。近い将来、ウランの入手や使用上の厳しい規制によりウランを使用する電子染色法が使用不可能になることが予想される。そこで、ウラン、鉛電子染色法に替わる同等又は優れた電子染色方法を開発すべく研究を進めている。



現在紹介されている代替え方法として、非特許文献1~非特許文献2などがある。

【非特許文献1】医学・生物学電子顕微鏡観察法 P.91~P.94 日本電子顕微鏡学会関東支部編 丸善(株)

【非特許文献2】よくわかる電子顕微鏡技術 P.80~P.93 医学・生物学電子顕微鏡技術研究会編 (株)朝倉書店

産業上の利用分野


本発明は、エポキシ樹脂(エポン)などの高分子に包埋した組織塊から超薄切片を作製し、それをアリザリンと鉛を使って電子染色する方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
エポキシ樹脂に包埋・重合し薄切した細胞組織を電子染色するに際して、前記の薄切した細胞組織を温度15~50℃、濃度を0.05~10.0%にしたアリザリン水溶液に浸漬し、これを洗浄後に、pH11~pH13で温度15~30℃の鉛染色液に1分~10分浸漬し、これを洗浄することを特徴とする透過電子顕微鏡試料の電子染色法。
産業区分
  • 試験、検査
  • 高分子化合物
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004219627thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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