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ショウジョウバエ由来生理活性ペプチドdRYamide

国内特許コード P120008311
整理番号 S2011-0324
掲載日 2012年11月21日
出願番号 特願2012-070356
公開番号 特開2012-223187
出願日 平成24年3月26日(2012.3.26)
公開日 平成24年11月15日(2012.11.15)
優先権データ
  • 特願2011-085684 (2011.4.7) JP
発明者
  • 井田 隆徳
  • 児島 将康
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
  • 学校法人 久留米大学
発明の名称 ショウジョウバエ由来生理活性ペプチドdRYamide
発明の概要

【課題】新規生理活性ペプチドの提供する。
【解決手段】(1)特定のアミノ酸配列からなるペプチド又はペプチドアミド、(2)特定のアミノ酸配列において、C末端から3~1位のSRY及びC末端から7~6位のFFを除く1~5個のアミノ酸残基が置換、欠失又は付加されたアミノ酸配列からなり、変異前のペプチド(アミド)と同等のショウジョウバエNepYrに対する結合活性を有するペプチド又はペプチドアミド、並びに(3)特定のアミノ酸配列において、C末端から3~1位のSRY及びC末端から7~6位のFFを除く1~5個のアミノ酸残基が置換等されたアミノ酸配列並びに当該SRY及びFFの1又は2個のアミノ酸残基が置換されたアミノ酸配列からなり、変異前のペプチド(アミド)と同等のNepYrに対する結合活性を有するペプチド又はペプチドアミドからなる群より選ばれる、単離されたペプチド又はペプチドアミド。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


多くのGタンパク質共役型受容体(GPCR)に対するリガンド、特に生理活性ペプチドは、幅広い生理現象に関わっていることから医薬品としての応用が進められている。しかし、ショウジョウバエを含む昆虫では未知の生理活性ペプチドの探索はあまり行われていなかった。昆虫における生理活性ペプチドとその受容体に関する最近の知見として、脂質動員ホルモン(AKH)の受容体の発見(非特許文献1)、GPCRとβ-2-アレスチン2との相互作用に基づく、ショウジョウバエ神経ペプチド受容体の同定(非特許文献2)などが知られている。



オーファンGPCRに対する内在性リガンドの探索は活発に行われているが、近年、哺乳類での新たな発見に関する報告は減少している。一例として、オーファンGPCRとして知られていた成長ホルモン分泌促進因子受容体(GHS-R)の内在性リガンドとして、ラットおよびヒトのグレリン(Ghrelin)が報告された(非特許文献3)。グレリンは、医薬品への応用開発が進められている。本発明者らは、最近、ネコのグレリンを同定した(非特許文献4)。



神経伝達物質であるニューロペプチドY(NPY)および消化管ホルモンであるペプチドYY(PYY)は、構造的に関連するペプチドであり、哺乳類においてY1、Y2、Y4、Y5およびY6が同定され、ヒトにおいてはヒトニューロペプチドY受容体Y1、Y2、Y4およびY5が同定されている(非特許文献5)。

産業上の利用分野


本発明は、ショウジョウバエ由来生理活性ペプチドdRYamideに関し、害虫駆除薬または医薬の分野に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
(1)配列番号1または2で表されるアミノ酸配列からなるペプチドまたはペプチドアミド、
(2)配列番号1または2で表されるアミノ酸配列において、C末端から3~1位のSRYおよびC末端から7~6位のFFを除く1~5個のアミノ酸残基が置換、欠失または付加されたアミノ酸配列からなる変異ペプチドまたは変異ペプチドアミドであって、変異前のペプチドまたはペプチドアミドと同等のショウジョウバエneuropeptideY receptor-like(NepYr)に対する結合活性を有するペプチドまたはペプチドアミド、および
(3)配列番号1または2で表されるアミノ酸配列において、C末端から3~1位のSRYおよびC末端から7~6位のFFを除く1~5個のアミノ酸残基が置換、欠失または付加されたアミノ酸配列ならびに当該SRYおよびFFの1または2個のアミノ酸残基が置換されたアミノ酸配列からなる変異ペプチドまたは変異ペプチドアミドであって、変異前のペプチドまたはペプチドアミドと同等のNepYrに対する結合活性を有するペプチドまたはペプチドアミド
からなる群より選ばれる、単離されたペプチドまたはペプチドアミド。

【請求項2】
(1)配列番号1または2で表されるアミノ酸配列からなるペプチドまたはペプチドアミド、
(2)配列番号1または2で表されるアミノ酸配列において、C末端から3~1位のSRYおよびC末端から7~6位のFFを除く1~5個のアミノ酸残基が置換、欠失または付加されたアミノ酸配列からなる変異ペプチドまたは変異ペプチドアミドであって、変異前のペプチドまたはペプチドアミドと同等のNepYrに対する結合活性を有するペプチドまたはペプチドアミド、および
(3)配列番号1または2で表されるアミノ酸配列において、C末端から3~1位のSRYおよびC末端から7~6位のFFを除く1~5個のアミノ酸残基が置換、欠失または付加されたアミノ酸配列ならびに当該SRYおよびFFの1または2個のアミノ酸残基が置換されたアミノ酸配列からなる変異ペプチドまたは変異ペプチドアミドであって、変異前のペプチドまたはペプチドアミドと同等のNepYrに対する結合活性を有するペプチドまたはペプチドアミド
からなる群より選ばれるペプチドまたはペプチドアミドからなる、NepYrに対するリガンド。

【請求項3】
請求項1に記載のペプチドまたはペプチドアミドを少なくとも1種含有する、節足動物の摂食抑制剤。

【請求項4】
請求項1に記載のペプチドまたはペプチドアミドを少なくとも1種含有する、害虫駆除剤。

【請求項5】
請求項1に記載のペプチドまたはペプチドアミドに結合する抗体。

【請求項6】
請求項1に記載のペプチドをコードするポリヌクレオチド。

【請求項7】
dRYamide前駆体mRNAの発現を特異的に阻害する物質を含有する、節足動物の成長促進剤。

【請求項8】
配列番号3の塩基配列に対応するmRNAにおける19~25個の連続する塩基配列を含むセンス鎖と、その相補配列を含むアンチセンス鎖の組み合わせからなる二本鎖RNAを含有する、請求項7に記載の成長促進剤。

【請求項9】
NepYrの発現または機能を阻害する物質を含有する、節足動物の成長促進剤。

【請求項10】
NepYrの発現または機能を阻害する物質が、以下の(i)~(iii)のいずれかである、請求項9に記載の成長促進剤:
(i)NepYrをコードする遺伝子のアンチセンス核酸、リボザイム、RNAi誘導性核酸、デコイ核酸またはターゲッティングベクター、
(ii)NepYrに対する抗体、当該抗体をコードする核酸、当該NepYrのドミナントネガティブ変異体または当該変異体をコードする核酸、または
(iii)(i)もしくは(ii)の核酸を含む発現ベクター。

【請求項11】
RNAi誘導性核酸が、配列番号5の塩基配列に対応するmRNAにおける19~25個の連続する塩基配列を含むセンス鎖と、その相補配列を含むアンチセンス鎖の組み合わせからなる二本鎖RNAである、請求項10に記載の成長促進剤。

【請求項12】
節足動物が昆虫である、請求項3、7~11のいずれか1項に記載の剤。
産業区分
  • 液体燃料・油脂
  • 有機化合物
  • その他農林水産
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 審査請求前


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