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植物の長期維持方法

国内特許コード P120008320
掲載日 2012年11月26日
出願番号 特願2012-022256
公開番号 特開2012-196204
登録番号 特許第5660504号
出願日 平成24年2月3日(2012.2.3)
公開日 平成24年10月18日(2012.10.18)
登録日 平成26年12月12日(2014.12.12)
優先権データ
  • 特願2011-053022 (2011.3.10) JP
発明者
  • 大坪 憲弘
  • 山口 博康
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 植物の長期維持方法
発明の概要 【課題】植物の栄養増殖において、植物を長期に維持することができる方法を提供する。
【解決手段】トレハロースを用いて、例えば、トレハロースを含む培地を用いて、植物の栄養増殖を行う植物の長期維持方法である。本方法は、例えば、遺伝子組換え花き等の遺伝子組換え植物等の、遺伝的に固定されていない、あるいは自家不和合性等の性質により、種子増殖による後代系統において形質転換当代の遺伝的特性が維持できない植物全般の栄養増殖に好適に適用される。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


遺伝子組換え花き等の遺伝子組換え植物は、例えば、培地等を用いた栄養増殖(挿し芽)により培養、維持、管理される。遺伝子組換え花きの多くは、遺伝的に固定されていない栽培種を材料に用いているため、栄養増殖での維持管理に多大な時間、経費、労力を必要とする。例えば、遺伝子組換え花きとしてトレニアを培養、維持する場合、スクロースを炭素源として用いる従来の培地では短期間(例えば最長30日程度)しか培養物を維持することができず、新たな培地に植え替える必要があった。また、遺伝子組換えによる有用花きの作出等では、常時数千系統にも及ぶ大量の培養物を維持する必要があるため、維持期間が短いと多大な時間、経費、労力を必要とする。このような遺伝子組換え植物等の、遺伝的に固定されていない、あるいは自家不和合性等の性質により、種子増殖による後代系統において形質転換当代の遺伝的特性が維持できない植物全般において、培養物として維持する際の時間、経費、労力等を低減することが求められている。



一方、トレハロースは、植物ではイワヒバ、動物ではネムリユスリカ等で見られる、いわゆる「乾燥休眠」を担う(細胞の構造維持と保護によって乾燥ストレス耐性を付与する)糖として知られている(例えば、特許文献1参照)他、野菜、果実等の鮮度維持(例えば、特許文献2参照)や変色抑制、タンパク質変性やデンプン老化の抑制、耐凍性の付与(例えば、特許文献3参照)や吸湿抑制等、動植物に様々な機能性を付与することが知られている。その代謝系や輸送系、あるいは機能性に関する研究はこれまでに多数行われているが、植物培養における炭素源としての利用については、報告されていない。

産業上の利用分野


本発明は、植物の長期維持方法、例えば、遺伝子組換え植物等の、種子増殖による後代系統において形質転換当代の遺伝的特性が維持できない植物の栄養増殖において植物を長期に維持する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
トレハロースを用いて植物の栄養増殖を行うことを特徴とする植物の長期維持方法。

【請求項2】
請求項1に記載の植物の長期維持方法であって、
前記トレハロースを含む培地を用いて植物の栄養増殖を行うことを特徴とする植物の長期維持方法。

【請求項3】
請求項1または2に記載の植物の長期維持方法であって、
前記植物が、種子増殖による後代系統において形質転換当代の遺伝的特性が維持できない植物であることを特徴とする植物の長期維持方法。

【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の植物の長期維持方法であって、
前記植物が、トレニア属またはキク属であることを特徴とする植物の長期維持方法。

【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の植物の長期維持方法であって、スクロースを用いて培養して発根した状態で前記トレハロースを用いて植物の栄養増殖を行う、または、腋芽を複数含む節から葉を取り除いた状態で前記トレハロースを用いて植物の栄養増殖を行うことを特徴とする植物の長期維持方法。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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