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鋼製橋脚の鉄筋コンクリート方式アンカー部の耐震補強方法 コモンズ

国内特許コード P120008343
掲載日 2012年11月26日
出願番号 特願2012-158308
公開番号 特開2014-020071
出願日 平成24年7月17日(2012.7.17)
公開日 平成26年2月3日(2014.2.3)
発明者
  • 後藤 芳顯
  • 水野 剛規
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 鋼製橋脚の鉄筋コンクリート方式アンカー部の耐震補強方法 コモンズ
発明の概要
【課題】鋼製橋脚の鉄筋コンクリート方式アンカー部の耐震補強方法において、施工スペースの確保の困難性や大型な補強装置を必要とすることに起因する問題を解決することを課題とする。
【解決手段】鋼製橋脚躯体1とフーチング2は,鋼製橋脚躯体1の一部である上ベースプレート3とフーチング2に埋設されるアンカービーム5をアンカーボルト4により連結し,上部のアンカーボルトナット4aと下部のアンカーボルトナット4bを締めることにより固定される。ここでアンカーボルト上端部を橋脚躯体基部に固定することを特徴とする耐震補強方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


鋼製橋脚とフーチングの定着部であるアンカー部はフーチングに埋設されるため,耐震補強をする場合は大掛かりな工事が必要となる。さらに鋼製橋脚は建設条件の厳しい地点に建設される都市高速道路に採用されるケースが多いため施工スペースの制約から耐震補強がままならない場合も多く見られる。
一般的にアンカー部の補強方法として非特許文献1が挙げられる。ここではアンカー部の補強方法として「ベース部の拡幅」,「基部根巻コンクリートの鋼板巻き立て」,「基部にブレース材の設置」を提示している。なお,アンカー部は杭方式と鉄筋コンクリート方式の2つの構造形式が一般的であるが,本発明の補強方法(以下、「本補強方法」という。)では鉄筋コンクリート方式アンカー部を対象とし,非特許文献1についても鉄筋コンクリート方式アンカー部を対象としている。以下に非特許文献1の各補強方法について説明する。
a)「ベース部の拡幅」については,橋脚躯体基部の上下ベースプレートを拡幅することを目的とする。これによりフーチングコンクリートの支持効果を期待することができる。拡幅後の上下のベースプレート間は剛性が十分でないので,橋脚躯体と拡幅したベースプレートをつなぐリブを取り付けて補強する。
b)「基部根巻コンクリートの鋼板巻き立て」については,これは橋脚躯体の車両衝突による損傷防止を目的として施工される根巻きコンクリートをアンカー部の断面として期待する方法である。アンカー部の不足する耐力に応じて,コンクリートを追加打設し断面を増加させる。根巻きコンクリートを覆う円形鋼板は打設時の型枠としての機能を果たすとともにコンクリートの支持効果を与える。
c)「基部にブレース材の設置」については,コンクリートを充填したブレース材を橋脚躯体とフーチング上面の間に設置する。地震時に橋脚躯体基部に作用する外力はブレース材によって分散され,ブレース材の軸力は直接フーチングコンクリートに伝達される。

産業上の利用分野



本発明は、鋼製橋脚の鉄筋コンクリート方式アンカー部の耐震補強方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
鋼製橋脚の鉄筋コンクリート方式アンカー部の耐震補強方法であって、
アンカーボルト上端部を橋脚躯体基部に固定することを特徴とする耐震補強方法または耐震構造。

【請求項2】
前記アンカーボルト上端部の固定において、橋脚躯体の一部である上ベースプレートとフーチングに埋設されるアンカービームとをアンカーボルトにより連結し,
当該アンカーボルトの上部のアンカーボルトナットと下部のアンカーボルトナットを締めることにより固定することを特徴とする請求項1に記載の耐震補強方法または耐震構造。

【請求項3】
前記アンカーボルト上端部の固定において,アンカーボルトナットとベースプレートの溶接,および/またはアンカーボルトナットとアンカーボルトの溶接を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の耐震補強方法または耐震構造。

【請求項4】
前記溶接において、アンカーボルトナットに溶接脚長確保のための開先を設けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耐震補強方法または耐震構造。

【請求項5】
前記アンカーボルト上端部の固定に,浮き上がり防止治具を設置することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の耐震補強方法または耐震構造。

【請求項6】
前記アンカーボルト上端部の固定において,下ベースプレート下面にアンカーボルトナットと座金を設置し,当該アンカーボルトナットと当該座金は下ベースプレートに密着させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の耐震構造。

【請求項7】
アンカーボルト下端部の固定に,下アンカービーム上面および/または下面にアンカーボルトナットと座金を設置し,前記上面と前記下面で挟み込むようにして固定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の耐震構造。


国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012158308thum.jpg
出願権利状態 公開
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