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実験動物の筋力測定装置

国内特許コード P130008540
整理番号 S2011-0881-N0
掲載日 2013年2月14日
出願番号 特願2011-162405
公開番号 特開2013-022380
登録番号 特許第5773486号
出願日 平成23年7月25日(2011.7.25)
公開日 平成25年2月4日(2013.2.4)
登録日 平成27年7月10日(2015.7.10)
発明者
  • 折戸 謙介
出願人
  • 学校法人麻布獣医学園
発明の名称 実験動物の筋力測定装置
発明の概要 【課題】マウス・ラットなどの実験動物の本能的な習性を利用して、測定時に実験動物に対してストレスを与えないようにしながら、筋力を測定する方法を開発する。
【解決手段】被検体である動物に与えるストレスを軽減しつつ四肢の筋力を測定するために、被検体と筋力測定部材とを連結部材により係合する工程;被検体を収容する筒状部材中に被検体を導入する工程;被検体が筒状部材中を筋力測定部材とは反対側に移動させることにより、被検体の筋力を測定する工程;を含む、被検体の筋力を測定するための方法。被検体を収容する、筒状部材;被検体の筋力を測定する、筋力測定部材;そして被検体と筋力測定部材とを係合する、連結部材;を含む、被検体の筋力測定装置。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


筋力が低下することを特徴とする疾患(例えば、筋ジストロフィーや多発性筋炎など)の病態メカニズムを解明したり、またはこれらの疾患の治療方法や治療薬を開発する際に、疾患モデル動物(例えば、疾患モデルマウスなど)を利用した研究が行われている。そのため、これらの疾患モデル動物の病態を客観的に評価することは、これらの疾患の病態メカニズムを解明したり、またはこれらの疾患の治療方法や治療薬を開発する際に非常に重要である。



従来は、病態メカニズムを解明したり、またはこれらの疾患の治療方法や治療薬を開発する際に、病態変化を確認する手段として、主として解剖学的・病理学的な手法が採用されていた。この様な従来の手法を採用する場合、病態変化の評価のためには、多数の疾患モデル動物を用意して、経時的に解剖学的・病理学的な組織切片などを作製して、評価を行ってきた。しかしながら、疾患モデル動物として確立されているとしても、個体ごとにそれぞれの病態は異なっており、その病態変化を正確に調べることは非常に難しいことであった。また、遺伝子治療などの経時的な変化を伴う病態の解析が困難であった。



これに対して、これまでにも実験動物の筋力を測定するための装置が開発されてきた。たとえば、ラット・マウスの身体を実験を行う者が保定し、前肢または四肢を装置のグリッド状の網状構造物などにつかまらせたのちまたはワイヤーバーにつかまらせたのち、ラット・マウスの尾を引っ張ることで前肢または四肢が網状構造物から離れた際の最大張力を測定し、これを筋力として評価する装置が存在していた(Grip Strength Meter(Columbus Instruments社、http://www.colinst.com/brief.php?id=36)、Grip Strength Meter for Mouse(Ugo Basile Srl社、http://www.ugobasile.com/catalogue/product/47106_grip_strength_meter_for_mouse.html))。しかしながらこれらの装置では、ラット、マウスを網状構造物またはワイヤーバーににつかまらせることが必要であり、つかまらせるようにするためには動物を訓練することが必要になる。また、測定時に保定にともなうストレスが動物に対してかかったり、動物が興奮するとつかまる力が強くなるなど、測定の客観性に欠けるという欠点も存在していた。その結果、実験者の経験に依存して測定の可否が決まるなどの問題もある。



しかし、これまでは、動物に与えるストレスを軽減しつつ、筋力を客観的に測定することができる方法は、開発されていなかった。

産業上の利用分野


本発明は、実験動物(例えば、マウス、ラット)の筋力を測定するための装置を提供することに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
被検体の筋力測定装置であって、以下:
被検体を収容する、筒状部材;
被検体の筋力を測定する、筋力測定部材;そして
被検体と筋力測定部材とを係合する、連結部材;
を含み、ここで当該被検体は実験動物及び疾患モデル動物から選択される動物である、前記筋力測定装置。

【請求項2】
前記動物がマウス、またはラットである、請求項1に記載の被検体の筋力測定装置。

【請求項3】
筒状部材の内部表面が、網目構造、凹凸構造、鱗状構造からなる、請求項1又は2に記載の被検体の筋力測定装置。

【請求項4】
筒状部材の断面形状が、多角形構造、円形、または楕円形、から構成される、請求項1~3のいずれか1項に記載の被検体の筋力測定装置。

【請求項5】
筋力測定部材が、張力測定装置、運動エネルギー測定装置、最大張力および張力の経時的変化を測定する装置から選択される、請求項1~4のいずれか1項に記載の被検体の筋力測定装置。

【請求項6】
連結部材が、非伸縮性のひも状構造物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の被検体の筋力測定装置。

【請求項7】
連結部材の被検体への取り付け部に、係合用のホルダをさらに含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の被検体の筋力測定装置。

【請求項8】
被検体の筋力を測定するための方法であって、以下:
被検体と筋力測定部材とを連結部材により係合する工程;
被検体を収容する筒状部材中に被検体を導入する工程;
被検体が筒状部材中を筋力測定部材とは反対側に移動させることにより、被検体の筋力を測定する工程;
を含み、前記被検体は実験動物及び疾患モデル動物から選択される動物である、前記筋力を測定するための方法。

【請求項9】
前記動物がマウス、またはラットである、請求項8に記載の被検体の筋力を測定するための方法。

【請求項10】
筒状部材の内部表面が、網目構造、凹凸構造、鱗状構造からなる、請求項8又は9に記載の被検体の筋力を測定するための方法。

【請求項11】
筒状部材の断面形状が、多角形構造、円形、または楕円形、から構成される、請求項8~10のいずれか1項に記載の被検体の筋力を測定するための方法。

【請求項12】
筋力測定部材が、張力測定装置、運動エネルギー測定装置、最大張力および張力の経時的変化を測定する装置から選択される、請求項8~11のいずれか1項に記載の被検体の筋力を測定するための方法。

【請求項13】
連結部材が、非伸縮性のひも状構造物である、請求項8~12 のいずれか1項に記載の被検体の筋力を測定するための方法。

【請求項14】
連結部材の被検体への取り付け部に、係合用のホルダをさらに含む、請求項8~13 のいずれか1項に記載の被検体の筋力を測定するための方法。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 登録
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