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害虫防除方法 コモンズ 新技術説明会 外国出願あり

国内特許コード P130008569
掲載日 2013年2月26日
出願番号 特願2011-518506
登録番号 特許第5305489号
出願日 平成22年6月4日(2010.6.4)
登録日 平成25年7月5日(2013.7.5)
国際出願番号 JP2010059499
国際公開番号 WO2010140675
国際出願日 平成22年6月4日(2010.6.4)
国際公開日 平成22年12月9日(2010.12.9)
優先権データ
  • 特願2009-136701 (2009.6.5) JP
発明者
  • 新美 輝幸
  • 吉岡 博文
  • 佐藤 豊
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 害虫防除方法 コモンズ 新技術説明会 外国出願あり
発明の概要

優れた防除効果を発揮する害虫防除手段を提供することを課題とする。アポトーシス阻害因子(IAP)に対する阻害物質(IAP阻害物質)を標的害虫の体内に取り込ませることによって防除効果を得る。好ましくは、RNAiによってIAPの発現を阻害する。

従来技術、競合技術の概要


従来、害虫防除には有機化合物又は無機化合物を有効成分とする化学農薬が使用されてきた。化学農薬は一般に劇毒物であり且つ作用特異性が低いことから、人体や家畜に対する毒性が高く、環境に与える影響も大きい。また、抵抗性系統が出現し易いという問題もある。一方、化学農薬を代替又は補足する技術として開発されたのが生物農薬である。生物農薬は、環境への残留性が小さい、人体などへの毒性が低い、作用特異性が高い、抵抗性系統が出現し難い等、数多くの有利な特性を有し、その応用が大いに期待されている。生物農薬には昆虫自体、昆虫の抽出物、微生物自体、微生物の抽出物、植物の抽出物などが用いられる。最近では遺伝子組換え技術を利用した生物農薬も開発されている(例えば特許文献1~3を参照)。また、新たなアプローチとして、害虫防除にRNAi(RNA干渉)を応用する試みがなされている(例えば非特許文献1~4を参照)。

産業上の利用分野


本発明は害虫防除手段に関する。詳しくは害虫防除方法、当該方法に用いる害虫防除剤及びトランスジェニック植物に関する。本出願は、2009年6月5日に出願された日本国特許出願第2009-136701号に基づく優先権を主張するものであり、当該特許出願の全内容は参照により援用される。

特許請求の範囲 【請求項1】
標的害虫のアポトーシス阻害因子(Inhibitor of apoptosis;IAP)に対する阻害物質を標的害虫の体内に取り込ませること、を特徴とする害虫防除方法であって、前記阻害物質が、以下の(a)~(d)からなる群より選択される化合物である、害虫防除方法
(a)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子を標的としたsiRNA;
(b)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子を標的としたsiRNAを細胞内で生成する核酸コンストラクト;
(c)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたアンチセンス核酸;
(d)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたリボザイム

【請求項2】
前記標的害虫が農業害虫、衛生害虫又は不快害虫である、請求項1に記載の害虫防除方法。

【請求項3】
前記標的害虫がコウチュウ目、バッタ目、チョウ目又はゴキブリ目の昆虫である、請求項1に記載の害虫防除方法。

【請求項4】
前記標的害虫がコウチュウ目テントウムシ科、バッタ目イナゴ科、チョウ目ヤガ科又はゴキブリ目ゴキブリ科の昆虫である、請求項1に記載の害虫防除方法。

【請求項5】
前記標的害虫がニジュウヤホシテントウ、ナミテントウ、コバネイナゴ、オオタバコガ又はチュウトウゴキブリである、請求項1に記載の害虫防除方法。

【請求項6】
前記遺伝子が配列番号1に示す配列、配列番号3に示す配列、配列番号5に示す配列、配列番号16に示す配列、配列番号17に示す配列、又は配列番号19に示す配列を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の害虫防除方法。

【請求項7】
前記標的害虫が害する植物に、前記阻害物質を含有する薬剤を塗布、散布又は噴霧によって予め保持させておき、該植物の摂取によって前記阻害物質を前記標的害虫の体内に取り込ませることを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の害虫防除方法。

【請求項8】
前記標的害虫の発生箇所又は侵入経路に、前記阻害物質を含有する餌を置き、該餌の摂食によって前記阻害物質を前記標的害虫の体内に取り込ませることを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の害虫防除方法。

【請求項9】
標的害虫のアポトーシス阻害因子(Inhibitor of apoptosis;IAP)に対する阻害物質を標的害虫の体内に取り込ませること、を特徴とする害虫防除方法であって、
前記阻害物質をコードする遺伝子が導入されたトランスジェニック植物の摂取によって前記阻害物質を前記標的害虫の体内に取り込ませることを特徴とし、前記阻害物質が、以下の(A)~(C)からなる群より選択される化合物である、害虫防除方法:
(A)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子を標的としたsiRNA;
(B)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたアンチセンス核酸;
(C)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたリボザイム

【請求項10】
標的害虫のアポトーシス阻害因子に対する阻害物質を含有することを特徴とする、害虫防除剤であって、前記阻害物質が、以下の(a)~(d)からなる群より選択される化合物である、害虫防除剤:
(a)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子を標的としたsiRNA;
(b)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子を標的としたsiRNAを細胞内で生成する核酸コンストラクト;
(c)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたアンチセンス核酸;
(d)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたリボザイム

【請求項11】
標的害虫のアポトーシス阻害因子に対する阻害物質をコードする遺伝子が導入されたトランスジェニック植物であって、前記阻害物質が、以下の(A)~(C)からなる群より選択される化合物である、トランスジェニック植物:
(A)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子を標的としたsiRNA;
(B)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたアンチセンス核酸;
(C)前記標的害虫のアポトーシス阻害因子をコードする遺伝子の転写産物を標的としたリボザイム
産業区分
  • 薬品
  • その他農林水産
  • 農林
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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