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XAGE-1b特異的免疫反応を誘導するペプチドおよびその利用 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P130008573
掲載日 2013年2月26日
出願番号 特願2011-514462
登録番号 特許第5709108号
出願日 平成22年5月21日(2010.5.21)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
国際出願番号 JP2010058642
国際公開番号 WO2010134601
国際出願日 平成22年5月21日(2010.5.21)
国際公開日 平成22年11月25日(2010.11.25)
優先権データ
  • 特願2009-124315 (2009.5.22) JP
  • 特願2009-142266 (2009.6.15) JP
発明者
  • 中山 睿一
  • 大植 祥弘
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 XAGE-1b特異的免疫反応を誘導するペプチドおよびその利用 コモンズ 外国出願あり
発明の概要 XAGE-1bの機能を明らかにするとともに、XAGE-1bに基づくがんワクチン療法を開発すること。(a)~(e)のいずれか1つに示されるアミノ酸配列からなるペプチド、あるいは、(f)~(k)のいずれか1つに示されるアミノ酸配列からなるペプチドを用いて、肺癌におけるXAGE-1bに対する液性免疫または細胞性免疫を誘導する。
従来技術、競合技術の概要


我が国のがんの罹患率は年々増加しており、現在死亡原因の第1位となっている。がんの標準的治療法である、外科療法、化学療法、放射線療法に加えて、新たな治療法の開発が急務である。中でも、がん細胞を的確に標的化でき、また副作用が少ない免疫療法は新しいがん治療法として期待されている。特に宿主免疫系にとって免疫原性が高いがん特異抗原をワクチンとして用いたワクチン療法の開発に向けての努力が、国内外で行われている。



がん抗原として同定された抗原の中でも、がん・精巣(CT)抗原は、様々ながん組織に発現しており、正常組織では精巣にのみ発現することが知られている。このように、CT抗原はがん特異性が非常に高いため、がんワクチンの標的抗原として有望であると考えられている(非特許文献1~2等参照)。



国内外の多くの施設で、CT抗原を標的としたがんワクチンの臨床試験が行われ、一部にその有用性が示されている(非特許文献3~4等参照)。例えば、岡山大学病院および大阪大学医学部附属病院において、食道癌患者、前立腺癌患者および悪性黒色腫患者を対象として実施された臨床試験において、CT抗原であるNY-ESO-1タンパク質を用いたがんワクチンは、腫瘍の縮小や増殖の停止等に対して一定の効果があることが認められている(非特許文献5参照)。



これまでに、本発明者らは、肺癌患者の血清を用いたSEREX(serological analysis of cancer antigens by recombinant cDNA expression cloning)法を行い、新規CT抗原であるXAGE-1bを同定した。XAGE-1bは、これまでに行われたがん組織および正常組織における発現解析の結果から、がん組織では肺癌、肝細胞癌、前立腺癌、胃癌、悪性黒色腫、正常組織では精巣に特異的に発現することが明らかになっている(非特許文献6~10)。



さらにXAGE-1bとHLAクラスIの共発現が見られる症例では生存期間の延長が見られるということを報告し、XAGE-1bと予後との関わりも明らかになってきつつある(非特許文献13参照)。

産業上の利用分野


本発明は、がんワクチン療法の開発に関し、より詳細には、肺癌におけるXAGE-1bに対する液性免疫および細胞性免疫を誘導するペプチドおよびその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の()~()のいずれか1つに示されるアミノ酸配列からなる、ペプチド(ただし、HLGSRQKKIRIQLRSQ(配列番号1の17-32位)、RQKKIRIQLRSQCATW(配列番号1の21-36位)またはHLGSRQKKIRIQLRSQCATW(配列番号1の17-36位)のアミノ酸配列からなるペプチドを除く。):
)配列番号1の15-39位のアミノ酸配列;
)配列番号1の15-39位のアミノ酸配列の部分配列であり、当該部分配列が、配列番号1の17-32位、21-29位または21-36位のアミノ酸配列を含んでいる、アミノ酸配列
よび
)配列番号1の49-64位のアミノ酸配列の部分配列であり、当該部分配列が、配列番号1の50-60位または51-59位のアミノ酸配列を含んでいる、アミノ酸配列。

【請求項2】
以下の()~()のいずれか1つに示されるアミノ酸配列からなるペプチドを含んでいることを特徴とする肺癌に対する細胞性免疫を誘導するための組成物:
)配列番号1の15-39位のアミノ酸配列;
)配列番号1の15-39位のアミノ酸配列の部分配列であり、当該部分配列が、配列番号1の17-32位、21-29位または21-36位のアミノ酸配列を含んでいる、アミノ酸配列;
(c)配列番号1の49-64位のアミノ酸配列の部分配列であり、当該部分配列が、配列番号1の50-60位または51-59位のアミノ酸配列を含んでいる、アミノ酸配列;
)配列番号1の9-24位のアミノ酸配列;
)配列番号1の29-44位のアミノ酸配列;および
)配列番号1の49-64位のアミノ酸配列。

【請求項3】
上記肺癌が、非小細胞肺癌または肺腺癌であることを特徴とする請求項2に記載の組成物。

【請求項4】
被験体の末梢血から採取した単核細胞分画を、請求項1に記載のペプチド、または請求項2もしくは3に記載の組成物の存在下で培養して、in vitroでXAGE-1b特異的CD4陽性またはCD8陽性T細胞を誘導する工程、および
誘導された該XAGE-1b特異的CD4陽性またはCD8陽性T細胞を収集する工程を包含する、肺癌を予防または治療するための組成物を製造する方法。

【請求項5】
上記肺癌が、非小細胞肺癌または肺腺癌であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 薬品
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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