TOP > 国内特許検索 > 植物におけるカドミウムの蓄積に関与する遺伝子の利用

植物におけるカドミウムの蓄積に関与する遺伝子の利用 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P130008576
掲載日 2013年2月26日
出願番号 特願2011-530824
登録番号 特許第5652825号
出願日 平成22年9月3日(2010.9.3)
登録日 平成26年11月28日(2014.11.28)
国際出願番号 JP2010065173
国際公開番号 WO2011030724
国際出願日 平成22年9月3日(2010.9.3)
国際公開日 平成23年3月17日(2011.3.17)
優先権データ
  • 特願2009-208541 (2009.9.9) JP
発明者
  • 馬 建鋒
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 植物におけるカドミウムの蓄積に関与する遺伝子の利用 コモンズ 外国出願あり
発明の概要 植物におけるカドミウムの蓄積に関与する遺伝子を同定し、その遺伝子の利用方法を提供する。本発明は、配列番号1に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、配列番号1に示すアミノ酸配列において、1個または数個のアミノ酸が置換、欠失、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、且つカドミウムの蓄積の局在性を変化させる活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、配列番号2に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、または配列番号2に示すアミノ酸配列において、1個または数個のアミノ酸が置換、欠失、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、且つカドミウムの蓄積の局在性を変化させる活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを植物に発現可能に導入する。
従来技術、競合技術の概要


カドミウムはイタイイタイ病の原因物質として知られ、毒性の強い重金属である。カドミウムは、鉱物中や土壌中等に天然に存在する重金属で、銀・銅・亜鉛等の金属とともに存在することから、これらの金属を採掘、精錬する際の副産物として環境中へ排出され土壌に蓄積される。



カドミウムに汚染された土壌で栽培された野菜、穀類等の様々な農作物を経由してカドミウムは人体内に取り込まれ、我々の健康に悪影響を与える。このため、我が国では農作物からのカドミウム摂取量を制限するため、食品衛生法によって、農作物に含まれるカドミウム濃度の基準値が定められている。例えば、玄米中におけるカドミウムの濃度が0.4ppm以上1.0ppm未満のコメは食用としての販売禁止され、カドミウムの濃度が1ppm以上のコメは、販売や加工等が禁止され、実態として焼却処分されている。



コメ等の農作物に含まれるカドミウム濃度を基準値以下とし、食の安全を確保するために、従来、土壌洗浄、埋め立て、客土等の手法によってカドミウムに汚染された土壌を浄化する試みがなされている(例えば、特許文献1および非特許文献1を参照)。

産業上の利用分野


本発明は植物におけるカドミウムの蓄積に関与する遺伝子の利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性を低下または向上させる方法であって、
根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性を低下させる場合は、下記の(a)または(b)のポリヌクレオチドを、植物に発現可能に導入し、
根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性を向上させる場合は、下記の(c)または(d)のポリヌクレオチドを、植物に発現可能に導入し、
当該方法は、植物において、カドミウム以外の金属、多量栄養素および微量栄養素の輸送には影響を与えることなく、根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性のみを特異的に低下または向上させることを特徴とする方法:
(a)配列番号1に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;
(b)配列番号1に示すアミノ酸配列において、1個または数個のアミノ酸が置換、欠失、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、且つカドミウム以外の金属、多量栄養素および微量栄養素の輸送には影響を与えることなく根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性のみを特異的に低下させる活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;
(c)配列番号2に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;
(d)配列番号2に示すアミノ酸配列において、1個または数個のアミノ酸が置換、欠失、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、且つカドミウム以外の金属、多量栄養素および微量栄養素の輸送には影響を与えることなく根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性のみを特異的に向上させる活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。

【請求項2】
上記植物はイネ科植物であることを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項3】
請求項1または2に記載の方法によってカドミウム以外の金属、多量栄養素および微量栄養素の輸送には影響を与えることなく、根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性のみを特異的に低下または向上させたことを特徴とする形質転換植物。

【請求項4】
請求項1または2に記載の方法を実施するためのキットであって、
下記の(a)~(d)のいずれかのポリヌクレオチドを備えていることを特徴とするキット:
(a)配列番号1に示すアミノ酸配列からなるポリペブチドをコードするポリヌクレオチド;
(b)配列番号1に示すアミノ酸配列において、1個または数個のアミノ酸が置換、欠失、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、且つカドミウム以外の金属、多量栄養素および微量栄養素の輸送には影響を与えることなく根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性のみを特異的に低下させる活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;
(c)配列番号2に示すアミノ酸配列からなるポリペブチドをコードするポリヌクレオチド;
(d)配列番号2に示すアミノ酸配列において、1個または数個のアミノ酸が置換、欠失、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、且つカドミウム以外の金属、多量栄養素および微量栄養素の輸送には影響を与えることなく根を除く植物体におけるカドミウムの蓄積性のみを特異的に向上させる活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
産業区分
  • 農林
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
特許内容に関しての問い合せ窓口は岡山大学連携機構知的財産部門です。

技術移転に関しては岡山TLOが窓口になります。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close