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ちらつきの知覚閾値の測定装置及び測定方法 新技術説明会

国内特許コード P130008586
掲載日 2013年2月26日
出願番号 特願2011-530780
登録番号 特許第5413860号
出願日 平成22年7月20日(2010.7.20)
登録日 平成25年11月22日(2013.11.22)
国際出願番号 JP2010062196
国際公開番号 WO2011030622
国際出願日 平成22年7月20日(2010.7.20)
国際公開日 平成23年3月17日(2011.3.17)
優先権データ
  • 特願2009-209223 (2009.9.10) JP
発明者
  • 岩木 直
  • 原田 暢善
  • 須谷 康一
出願人
  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 ちらつきの知覚閾値の測定装置及び測定方法 新技術説明会
発明の概要 本方法は、各々有する複数の領域から選択された対応する1つの領域のみがON時とOFF時とにコントラスト差を有する画像を表示画面に表示するステップと、画像表示中に、被験者のちらつきの知覚に伴う操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定していなかったと判定された場合に、コントラスト差を大きくし、正しく指定したと判定された場合に、その時点のコントラスト差を測定コントラスト差として前記記録部に記録するステップと、記録された前記測定コントラスト差が収束したか否かを判定し、収束していないと判定されたときにはコントラスト差を小さくし、収束したと判定されたときには前記測定コントラスト差の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定するステップとを含む。本方法は、ちらつきの知覚閾値を短時間で客観的に測定でき、人の精神的疲労を客観的に測定することができる。
従来技術、競合技術の概要



現代はストレス社会と呼ばれており、日常生活の中で使える疲労の客観的測定・評価手法が強く求められている。これまで、点滅する光源を見る際の「ちらつき」(フリッカー)の知覚が疲労度により変化する現象、とくに「ちらつき」を知覚することができる点滅周波数(Critical Flicker Frequency: CFF)が疲労度の増大とともに低下する現象を用いて、疲れの定量的な評価(フリッカー検査)が行われてきた。従来、フリッカー検査を用いた疲労度の定量的評価は、とくに産業衛生分野で幅広く用いられてきたが、LEDなどを装備した専用装置が必要で、日常的に手軽に、かつ誰もが用いることができなかった。





これに対して発明者らは、フリッカー検査と同じちらつき知覚原理に基づく疲労度検査を、液晶ディスプレイやCRT等の画像提示装置を用いて行うことを可能にする技術(下記特許文献1参照)を開発してきた。これにより、携帯電話やパーソナルコンピュータなどの容易にアクセスできる機器を用いて、簡易かつ日常的に疲労の測定が原理的に可能になった。

産業上の利用分野



本発明は、人がちらつきを知覚し始める値である閾値の測定に関し、特に、被験者の恣意性、傾向性を排除してちらつきの知覚閾値を客観的、且つ簡単に測定でき、人の精神的疲労(以下、単に「疲労」とも記す)の評価に利用可能な測定装置及び測定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
操作部、表示画面、及び記録部を備える装置を用いてちらつきの知覚閾値を測定する方法であって、
各々複数の領域を有し、複数の前記領域から選択された対応する1つの前記領域のみが互いにコントラスト差を有するON期間の画像及びOFF期間の画像を前記表示画面に交互に表示する第1ステップと、
前記画像表示中に、被験者が画像のちらつきを知覚したことに伴う前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定していなかったと判定された場合に、前記コントラスト差を大きくし、前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定したと判定された場合に、その時点の前記コントラスト差を測定コントラスト差として前記記録部に記録する第2ステップと、
前記記録部に記録された前記測定コントラスト差が収束したか否かを判定し、前記測定コントラスト差が収束していないと判定されたときには前記コントラスト差を小さくし、収束したと判定されたときには前記測定コントラスト差の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定する第3ステップと、を含むことを特徴とするちらつきの知覚閾値の測定方法。

【請求項2】
操作部、表示画面、及び記録部を有する装置を用いてちらつきの知覚閾値を測定する方法であって、
前記表示画面の複数の領域のうち選択された1つの前記領域を第1点滅周波数で、残りの前記領域を、人が点滅を知覚できない第2点滅周波数で点滅表示させる第1ステップと、
前記点滅表示中に、被験者が前記表示画面のちらつきを知覚したことに伴う前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定していなかったと判定された場合、前記第1点滅周波数を小さくし、前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定したと判定された場合、その時点の前記第1点滅周波数を測定周波数として前記記録部に記録する第2ステップと、
前記記録部に記録された前記測定周波数が収束したか否かを判定し、前記測定周波数が収束していないと判定されたときには前記第1点滅周波数を大きくし、収束したと判定されたときには前記測定周波数の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定する第3ステップと、を含むことを特徴とするちらつきの知覚閾値の測定方法。

【請求項3】
操作部、複数の領域に配置される複数グループの1つ以上の発光素子、及び記録部を有する装置を用いてちらつきの知覚閾値を測定する方法であって、
複数の前記領域のうち選択された1つの前記領域に配置される前記発光素子を第1点滅周波数で、残りの前記発光素子を、人が点滅を知覚できない第2点滅周波数で点滅させる第1ステップと、
前記点滅中に、被験者が前記発光素子のちらつきを知覚したことに伴う前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域に配置される前記発光素子を正しく指定していなかったと判定された場合、前記第1点滅周波数を小さくし、前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域に配置される前記発光素子を正しく指定したと判定された場合、その時点の前記第1点滅周波数を測定周波数として前記記録部に記録する第2ステップと、
前記記録部に記録された前記測定周波数が収束したか否かを判定し、前記測定周波数が収束していないと判定されたときには前記第1点滅周波数を大きくし、収束したと判定されたときには前記測定周波数の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定する第3ステップと、を含むことを特徴とするちらつきの知覚閾値の測定方法。

【請求項4】
複数の前記領域が互いに離隔している
ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のちらつきの知覚閾値の測定方法。

【請求項5】
選択された前記領域が、数字又は図形を表し、
選択された前記領域を指定することが、前記数字または図形を指定する操作を行うことであることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のちらつきの知覚閾値の測定方法。

【請求項6】
演算処理部、表示画面、操作部、記録部を備え、
前記演算処理部が、各々複数の領域を有し、複数の前記領域から選択された対応する1つの前記領域のみが互いにコントラスト差を有するON期間の画像及びOFF期間の画像を交互に前記表示画面に表示し、
前記画像表示中に、前記演算処理部が、
被験者が画像のちらつきを知覚したことに伴う前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定していなかったと判定した場合には、前記コントラスト差を大きくし、前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定したと判定した場合には、その時点の前記コントラスト差を測定コントラスト差として前記記録部に記録し、
前記記録部に記録された前記測定コントラスト差が収束したか否かを判定し、収束していないと判定したときには前記コントラスト差を小さくし、収束したと判定したときには前記測定コントラスト差の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定する
ことを特徴とするちらつきの知覚閾値の測定装置。

【請求項7】
演算処理部、表示画面、操作部、及び記録部を備え、
前記演算処理部が、前記表示画面の複数の領域のうち選択された1つの前記領域を第1点滅周波数で、残りの前記領域を、人が点滅を知覚できない第2点滅周波数で点滅表示させ、
前記点滅表示中に、前記演算処理部が、
被験者が前記表示画面のちらつきを知覚したことに伴う前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定していなかったと判定した場合には、前記第1点滅周波数を小さくし、前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域を正しく指定したと判定した場合に、その時点の前記第1点滅周波数を測定周波数として前記記録部に記録し、
前記記録部に記録された前記測定周波数が収束したか否かを判定し、収束していないと判定したときには前記第1点滅周波数を大きくし、収束したと判定したときには前記測定周波数の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定する
ことを特徴とするちらつきの知覚閾値の測定装置。

【請求項8】
演算処理部、操作部、複数の領域に配置される複数のグループの1つ以上の発光素子、及び記録部を備え、
前記演算処理部が、複数の前記領域のうち選択された1つの前記領域に配置される前記発光素子を第1点滅周波数で、残りの前記発光素子を、人が点滅を知覚できない第2点滅周波数で点滅表示させ、
前記点滅表示中に、前記演算処理部が、
被験者が前記発光素子のちらつきを知覚したことに伴う前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域に配置される前記発光素子を正しく指定していなかったと判定した場合には、前記第1点滅周波数を小さくし、前記操作部に対する操作が、選択された1つの前記領域に配置される前記発光素子を正しく指定したと判定した場合に、その時点の前記第1点滅周波数を測定周波数として前記記録部に記録し、
前記記録部に記録された前記測定周波数が収束したか否かを判定し、収束していないと判定したときには前記第1点滅周波数を大きくし、収束したと判定したときには前記測定周波数の収束値をちらつきの知覚閾値に対応する情報として決定する
ことを特徴とするちらつきの知覚閾値の測定装置。

【請求項9】
複数の前記領域が互いに離隔している
ことを特徴とする請求項6~8の何れか1項に記載のちらつきの知覚閾値の測定装置。

【請求項10】
選択された前記領域が、数字又は図形を表し、
選択された前記領域を指定することが、前記数字または図形を指定する操作を行うことであることを特徴とする請求項6~8の何れか1項に記載のちらつきの知覚閾値の測定装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011530780thum.jpg
出願権利状態 登録
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