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ジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法

国内特許コード P130008593
掲載日 2013年2月28日
出願番号 特願2007-114378
公開番号 特開2008-267567
登録番号 特許第5121293号
出願日 平成19年4月24日(2007.4.24)
公開日 平成20年11月6日(2008.11.6)
登録日 平成24年11月2日(2012.11.2)
発明者
  • 毛利 栄征
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 ジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法
発明の概要

【課題】盛り土による土質構造体に埋設される地中構造物の浮上抵抗力を増大させ、施工性を向上させる。
【解決手段】第1の工程で、地盤4の支持地盤C上にパイプライン2を配置し、第2の工程で、パイプラインの長手方向左右両側に土嚢3を配置し、第3の工程で、ジオテキスタイルの左右方向両端10B、10Cを余らせるようにパイプライン2と支持地盤Cと土嚢3の内側面とに沿ってジオテキスタイル10を被せる。第4の工程で、盛り土材5を土嚢3の左右両側に投入し、ジオテキスタイル両端余り部10B、10Cを盛り土材5の投入に応じて上方に伸ばし、所定の高さL1まで達すると、第5の工程で、ジオテキスタイル10の両端10B、10Cを接続してさらに盛り土材5を投入し、ジオテキスタイル10を盛り土材5内に埋め込んで土質構造体6を築造する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


一般に、地中に埋設されるパイプラインや水路、マンホールなどの地中構造物を地盤の浅い位置に設置する場合、地中構造物に作用する浮力に抵抗するための対策としてジオテキスタイルを用いた地盤補強技術や施工方法が知られている。地盤に埋設される構造物は、地下水や豪雨による浮力を受けるので、浮上に対する安全性を確保するため所定の土被りを設ける必要がある。このため、埋設施工に必要な溝の掘削も大規模になり、工期の長期化や経費の増大の原因となっている。地中構造物の浮上を防止するためには、地中構造物に対し、浮力に見合った鉛直下向きの力を作用させる必要がある。方法としては、土被りを大きくする他に、構造物の重量の増大化をはかったり、構造物上部にコンクリートブロックなどの浮力防止パネルを設置する等の技術が知られている。しかしながら、土被りを大きくするためには、掘削溝の深度を深く取らなければならず、構造物重量の増大化をはかったり浮上抵抗に応じて大量のパネルを設置すると、コストアップを招くという問題がある。このため、本発明者は、掘削溝の両側壁に矢板を打ち込み、この両側を土留め用の矢板で保護した上で、掘削溝に地中構造物を配置し、ジオテキスタイルを敷設して埋め戻し材を投入し、埋め戻し材を包み込んだジオテキスタイルにより地中構造物の浮上抵抗力を抑制する地中構造物の埋設工法を提案した(特許文献1参照)。




【特許文献1】特許第3314191号公報(第3-5頁、図3)

産業上の利用分野


本発明は、地中構造物をジオテキスタイルを用いて地中に埋設するジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
地盤上に地中構造物を配置する第1の工程と、地中構造物の長手方向左右両側のうち少なくともいずれか一方に抜き板を立設する第2の工程と、ジオテキスタイルの左右方向両端を余らせるように地中構造物と地盤と抜き板の内側面とに沿ってジオテキスタイルを被せる第3の工程と、盛り土材を抜き板の左右方向両側に投入し、ジオテキスタイル両端余り部を盛り土材の投入に応じて伸ばし、抜き板を上方に引き上げる第4の工程と、抜き板を引き抜く第5の工程と、ジオテキスタイルの両端を埋め込むように盛り土材を投入し、土質構造体を形成する第6の工程とを備えたことを特徴とするジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項2】
第1の工程後、地中構造物の一部を盛り土材上に露出させるように地中構造物が配置された地盤に盛り土材を投入して、抜き板を立設することを特徴とする請求項に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項3】
地中構造物の配置後、盛り土材を投入しては、抜き板を徐々に引き上げ、盛り土材の投入と抜き板の引き上げとを繰り返すことを特徴とする請求項1または2に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項4】
抜き板を立設する際、盛り土材が所定の嵩を確保するように地中構造物と抜き板との間に間隙を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項5】
抜き板は、地中構造物の長手方向左右両側に設けられることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項6】
ジオテキスタイルを被せ、このジオテキスタイルの左右方向両端を余らせて盛り土材を投入した後、盛り土材が所定の高さに達すると、上記ジオテキスタイルの余り部を投入された盛り土材上に被せて接続し盛り土材を包むことを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項7】
第1の工程前に、地盤上に地盤材料を投入して支持地盤を形成し、この支持地盤上に地中構造物を配置したことを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。

【請求項8】
土質構造体が堤体または造成地であることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1に記載のジオテキスタイルによる地中構造物の浅埋設工法。
産業区分
  • 流体移送
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2007114378thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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