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虫歯予防剤 新技術説明会

国内特許コード P130008617
掲載日 2013年3月6日
出願番号 特願2011-101230
公開番号 特開2011-246465
登録番号 特許第5925431号
出願日 平成23年4月28日(2011.4.28)
公開日 平成23年12月8日(2011.12.8)
登録日 平成28年4月28日(2016.4.28)
優先権データ
  • 特願2010-105130 (2010.4.30) JP
発明者
  • 吉田 靖弘
  • 高柴 正悟
  • 伊東 孝
  • 今村 幸治
  • 竹内 英明
  • 岡本 英治
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
  • 株式会社医学生物学研究所
発明の名称 虫歯予防剤 新技術説明会
発明の概要 【課題】臭いや味が問題にならないような材料に由来する虫歯予防剤を開発すること。
【解決手段】本発明は、ミル科藻類の藻体抽出物を含む虫歯予防剤を提供する。本発明の虫歯予防剤において、前記藻類はミル属に属する場合がある。前記藻類は、ミル、イセモミル、タマミル、コブシミル、クロミル、モツレミル及びナガミルからなるグループから選択される少なくとも1種類のミル属の生物種に属する場合がある。本発明の虫歯予防剤において、前記藻体抽出物は、粉砕された藻体を水溶液で抽出して得られる場合がある。本発明の虫歯予防剤において、前藻体抽出物はGalNAcと競合する糖鎖に結合するレクチンの場合がある。本発明の虫歯予防剤を含む医薬品組成物、食品組成物、歯磨き剤及び口内洗浄剤を提供する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


口腔細菌は、口腔内のプラーク又はバイオフィルムに付着して増殖し、齲蝕すなわち虫歯や歯槽膿漏その他の歯周病を引き起こす。前記プラーク又はバイオフィルムは、唾液の生体高分子が歯の表面に付着してペリクルという皮膜を形成し、該ペリクルに口腔細菌が付着することにより成長する。したがって虫歯や歯周病の予防のためにはペリクルへの口腔細菌の付着を抑制又は阻止する必要がある。エリスリトール、キシリトール等の糖アルコール類には虫歯抑制効果があることが知られているが、糖アルコールは口腔細菌の代謝により齲蝕の原因となる乳酸を産生しないために虫歯が出来にくくなるものであり、口腔細菌の付着の抑制や阻止には関与しない。



口腔細菌がペリクルや他の口腔細菌の菌体に付着する際には、口腔細菌の産生する糖鎖結合タンパク質のレクチンが関与していると考えられる。つまり、ペリクルに滞積した唾液の生体高分子、すなわち、多糖類又は糖タンパク質と口腔細菌レクチンとが糖鎖特異的な結合を行うことにより、ペリクルに口腔細菌が付着すると考えられる。すると、外部から口腔細菌のレクチンと競合するレクチンを口腔内に投与することによって、ペリクルの糖鎖への口腔細菌のレクチンの結合を阻害すれば、口腔細菌のバイオフィルムへの付着及び増殖を抑制又は阻害して、虫歯や歯周病のような口腔細菌による感染症を予防することができる。



実際にこのような発想に基づいて、口腔細菌とペリクルとの結合を阻害するレクチンが非特許文献1ないし3に報告されている。これらの文献で報告されたレクチンには、植物のグルコース・マンノース認識レクチンや、藻類のムチン認識レクチンがある。また、特許文献1には、マッシュルーム由来のレクチンABA等には、口腔内のプラーク又はバイオフィルムへの付着及び増殖を抑制する効果があることが開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、ミル科藻類の藻体抽出物を含む虫歯予防剤、特に、ミル科藻類の藻体抽出物を含み、口腔内のプラーク又はバイオフィルムへの付着及び増殖を抑制する効果を有する虫歯予防剤と、該虫歯予防剤を含む、医薬品組成物、食品組成物、歯磨き剤及び口内洗浄剤とに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ル科藻類の粉砕された藻体からの水溶液抽出物を含むことを特徴とする、虫歯予防剤。

【請求項2】
前記藻類はミル属に属することを特徴とする、請求項1に記載の虫歯予防剤。

【請求項3】
前記藻類は、ミル、イセモミル、タマミル、コブシミル、クロミル、モツレミル、ハイミル、ナンバンハイミル、ネザシミル、ヒゲミル、サキブトミル、ヒラミル及びナガミルからなるグループから選択される少なくとも1種類のミル属の生物種に属することを特徴とする、請求項2に記載の虫歯予防剤。

【請求項4】
前記藻類はミルであることを特徴とする、請求項3に記載の虫歯予防剤。

【請求項5】
前記水溶液抽出物は、GalNAcと競合する糖鎖に結合するレクチンであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の虫歯予防剤。

【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の虫歯予防剤を含むことを特徴とする、医薬品組成物。

【請求項7】
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の虫歯予防剤を含むことを特徴とする、歯磨き剤。

【請求項8】
ミル科藻類を粉砕して水溶液で抽出を行い、得られた抽出物を製剤化することを特徴とする、虫歯予防剤の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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