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アンカーヘッド及びアンカー点検方法

国内特許コード P130008720
掲載日 2013年3月19日
出願番号 特願2012-041969
公開番号 特開2013-177760
出願日 平成24年2月28日(2012.2.28)
公開日 平成25年9月9日(2013.9.9)
発明者
  • 川崎 秀明
  • 久保 弘明
  • 山崎 淳一
  • 横田 弘一
出願人
  • 国立大学法人山口大学
  • 久保 弘明
発明の名称 アンカーヘッド及びアンカー点検方法
発明の概要

【課題】本発明は、アンカーヘッドの背面を直接観察により点検可能とするアンカーヘッドを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のアンカーヘッドは、地中等に埋設したテンドンの一端部を挿通させ、前記テンドンに緊張力を付与した状態で、前記一端部を抜け止め係止する挿通孔と、アンカーヘッドの背面領域を目視観察により点検可能とする点検孔と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


グラウンドアンカー(以下、「アンカー」という。)は、地盤や構造物等の補強、安定化を図ることを目的として、土木建築分野において広く利用されている。



例えば、山留め工事等において、地中に形成した削孔内にPC鋼より線等により構成されるテンドンの一方側端部を挿入し、該孔内にグラウトを注入・硬化させる一方、地表面に配置されたコンクリート等の受圧板上にアンカープレートを設置し、該アンカープレート上に載置されるアンカーヘッドの挿入孔に前記テンドンの他方側端部を挿入し、該テンドンに緊張力を付与した状態で、該テンドンの他方側端部(余長部)をクサビにより抜け止め係止して該アンカーヘッドに定着させることで、前記テンドンの緊張力により前記工事箇所を補強することが行われている。



また、前記アンカーの管理は、主に地表に露出するアンカーヘッドの目視による点検、歪センサ・振動周波数等に基づく荷重(緊張力)計測等により行われている(例えば、特許文献1,2を参照。)。



ところで、アンカーについては、国際プレストレストコンクリート連盟(FIP)における「グラウンドアンカー破断事故調査委員会」により、破損・破断の60%以上がアンカーヘッド及びアンカーヘッド背面で発生しているとの報告がなされており、我が国において、テンドンをシースと防錆材グリースによる二重防食構造とすることが基準化されている。



ところが、アンカーヘッド背面の真下は、地下水の“みず道”となりやすいため、防錆材グリースが劣化しやすく、錆が発生しやすい。
また、一般に、アンカーヘッド背面は止水構造になっているが、水のわずかな流入でも、防錆材グリースは時間の経過とともに劣化し機能を失うものであり、港湾・海洋構造物・海岸斜面等の安定化に利用されるアンカーの場合は、特に海水の影響を受けやすい。



しかしながら、上記従来のアンカー管理手法は、アンカー全体の劣化状況を間接的に把握するものであり、アンカーヘッド背面領域の状況を適切に把握できるものではない。

産業上の利用分野


本発明は、グラウンドアンカー等において最も劣化の進みやすいアンカーヘッドの背面領域を目視観察により点検可能とするアンカーヘッド、及び該アンカーヘッドを使用したグラウンドアンカーにおいて、アンカーヘッドの背面領域を目視観察により点検するアンカー点検方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
地中等に埋設したテンドンの一端部を挿通させ、前記テンドンに緊張力を付与した状態で、前記一端部を抜け止め係止する挿通孔と、
アンカーヘッドの背面領域を目視観察により点検可能とする点検孔と、
を備えることを特徴とするアンカーヘッド。

【請求項2】
前記点検孔は内視鏡挿入用であって、少なくとも背面側端部をテーパ状に拡径する請求項1記載のアンカーヘッド。

【請求項3】
前記点検孔の中心軸線が、表面側から背面側に向けて当該アンカーヘッドの軸心方向へ傾斜する請求項1又は2記載のアンカーヘッド。

【請求項4】
前記点検孔を複数備える請求項1乃至3の何れか一項記載のアンカーヘッド。

【請求項5】
アンカーヘッドをアンカープレート上に載置し、前記アンカーヘッドに形成される挿通孔に、地中等に埋設したテンドンの一端部を挿通させ、前記テンドンに緊張力を付与した状態で、前記一端部を抜け止め係止してなるアンカーの点検方法であって、前記アンカーヘッドとして請求項1乃至4の何れかに記載のアンカーヘッドを使用し、前記アンカーヘッドの点検孔を利用してアンカーヘッドの背面領域を目視観察により点検することを特徴とするアンカー点検方法。
産業区分
  • 土工
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012041969thum.jpg
出願権利状態 審査請求前
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