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微小付着物剥離システムおよび微小付着物剥離方法

国内特許コード P130008723
整理番号 S2011-1202-N0
掲載日 2013年3月22日
出願番号 特願2011-189801
公開番号 特開2013-050665
登録番号 特許第5849331号
出願日 平成23年8月31日(2011.8.31)
公開日 平成25年3月14日(2013.3.14)
登録日 平成27年12月11日(2015.12.11)
発明者
  • 岩田 太
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 微小付着物剥離システムおよび微小付着物剥離方法
発明の概要 【課題】基材の表面に付着した大きさが1mm以下の微小付着物に大きな損傷を与えることなくかつ選択的に剥がすことができる微小付着物剥離システムを提供する。
【解決手段】微小付着物剥離システム100は、細胞からなる微小付着物Wを観察するための顕微鏡110を備えている。顕微鏡110のステージ111の周囲には、微小付着物Wを剥がすためのヘラ状の剥離具140を変位可能に保持する剥離具変位装置130および剥離した微小付着物Wを培養基Cごと吸引する付着物吸引装置150が設けられている。ユーザは、コントローラ160および外部コンピュータ装置170を介して剥離具変位装置130を操作することにより剥離具140の挿込部141をシャーレSの底部表面に押し付けた状態で変位させて微小付着物Wを剥離させるとともに剥離した微小付着物Wを付着物吸引装置150によって吸引して捕捉する。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


従来から、医療分野においては、シャーレなどの培養器内の溶液中から単一の細胞、または数個の細胞を捕捉する場合、マイクロピペットが用いられている。マイクロピペットは、例えば、下記特許文献1,2に示すように、先端部が開口した長細い管体に形成されており、この管体内の圧力を下げることにより前記先端部から溶液中の細胞を1つずつ吸引して捕捉することができる。

産業上の利用分野


本発明は、基材の表面に付着した大きさが顕微鏡で観察可能な大きさの微小付着物、特には、流体中の基材の表面に付着した細胞や微生物などの生体試料を生きた状態で剥がすことができる微小付着物剥離システムおよび微小付着物剥離方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
基材の表面に付着した大きさが1mm以下の微小付着物を流体内で前記基材の表面から剥がすための微小付着物剥離システムであって、
前記基材の表面に付着した前記微小付着物を拡大して観察するための顕微鏡と、
ヘラ状に形成された剥離具を保持するとともに同剥離具の先端部を前記基材の表面に押し付けた状態で同剥離具を前記基材の表面上で相対変位させることができる剥離具変位手段と、
前記基材から剥がされた前記微小付着物を捕捉するための付着物捕捉手段と、
前記剥離具変位手段の作動を制御するための制御手段とを備え
前記剥離具は、前記基材の表面に押し付けられた際の撓み変形量に応じた電気信号を出力する変形検出センサを備えており、
前記制御手段は、前記変形検出センサからの前記電気信号を用いて前記剥離具を所定の圧力で前記基材の表面に押し付けることを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項2】
請求項1に記載した微小付着物剥離システムにおいて、
前記付着物捕捉手段は、前記基材の表面から剥がされた前記微小付着物を前記流体の吸引を介して捕捉することを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項3】
請求項1または請求項2に記載した微小付着物剥離システムにおいて、
前記制御手段は、
前記剥離具変位手段の作動を制御して前記剥離具を前記基材に押し付けた状態で同剥離具を前記基材と前記微小付着物との間に挿し入れて前記微小付着物を前記基材の表面から剥がすことを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項4】
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載した微小付着物剥離システムにおいて、
前記微小付着物は、生体試料であり、
前記顕微鏡は、光学式顕微鏡であることを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項5】
請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載した微小付着物剥離システムにおいて、
前記剥離具は、透明な素材で構成されていることを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項6】
請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載した微小付着物剥離システムにおいて、
前記剥離具は、先端部の幅が少なくとも前記微小付着物の幅よりも広いことを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項7】
請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載した微小付着物剥離システムにおいて、
前記剥離具は、上面が先端部側から上方に向って傾斜して形成されていることを特徴とする微小付着物剥離システム。

【請求項8】
基材の表面に付着した大きさが1mm以下の微小付着物を流体内で前記基材の表面から剥がすための微小付着物剥離方法であって、
前記基材の表面に付着した前記微小付着物を拡大して観察するための顕微鏡と、
前記基材の表面に押し付けられた際の撓み変形量に応じた電気信号を出力する変形検出センサを備えてヘラ状に形成された剥離具を保持するとともに同剥離具の先端部を前記基材の表面に押し付けた状態で同剥離具を前記基材の表面上で相対変位させることができる剥離具変位手段と、
前記基材から剥がされた前記微小付着物を捕捉するための付着物捕捉手段と、
前記剥離具変位手段の作動を制御するための制御手段とを用意しておき、
前記顕微鏡で前記基材の表面に付着した前記微小付着物の拡大像を観察しながら、
前記制御手段を介して前記剥離具変位手段の作動を制御することにより、前記剥離具の先端部を前記基材の表面に押し付けた状態で相対変位させることによって前記微小付着物を前記基材から剥がす際に、
前記制御手段は、前記変形検出センサからの前記電気信号を用いて前記剥離具を所定の圧力で前記基材の表面に押し付け、
前記基材から剥がされた前記微小付着物を前記付着物捕捉手段によって捕捉するようにしたことを特徴とする微小付着物剥離方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011189801thum.jpg
出願権利状態 登録
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