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海藻高温抽出組成物、海藻熱処理組成物及びそれらの製造方法並びに海藻高温抽出組成物又は海藻熱処理組成物を含む調味料、化粧料、食品及び健康食品 新技術説明会

国内特許コード P130008726
整理番号 2006-P03
掲載日 2013年3月22日
出願番号 特願2006-119090
公開番号 特開2006-320320
登録番号 特許第4431711号
出願日 平成18年4月24日(2006.4.24)
公開日 平成18年11月30日(2006.11.30)
登録日 平成22年1月8日(2010.1.8)
優先権データ
  • 特願2005-124739 (2005.4.22) JP
発明者
  • 室田 明彦
  • 山ノ井 孝
  • 大隅 賢二
  • ▲かつらや▼ 要
  • 井上 玲子
出願人
  • 学校法人明治大学
発明の名称 海藻高温抽出組成物、海藻熱処理組成物及びそれらの製造方法並びに海藻高温抽出組成物又は海藻熱処理組成物を含む調味料、化粧料、食品及び健康食品 新技術説明会
発明の概要

【課題】より短時間でより簡便な方法で海藻に含まれる有効成分を抽出する、海藻高温抽出組成物の製造方法を提供すること。また、抽出動作の制御が容易で、得られる海藻抽出組成物の収率に優れた海藻高温抽出組成物の製造方法を提供すること。さらに、上記の製造方法により得られた海藻高温抽出組成物を調味料を含む食品全般、化粧料及び健康食品等に応用して利用すること。
【解決手段】海藻類を、pH1~13の水性媒体中で温度105~200℃において加熱処理する工程を含むことを特徴とする海藻高温抽出組成物の製造方法。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


従来、食文化の発展に伴ってより風味のある美味しい食事が要望され、食材の種類が多くなるとともに、その料理方法も多様化してきている。とくに各種料理に特徴ある風味、旨み及びコク等の味付けのために種々な食材のエキス調味料が実用されており、昆布等の海藻のエキス調味料が例示できる。
また、海藻のエキスはその機能性も注目されており、例えば、昆布の主要な細胞間粘質多糖類であるアルギン酸、アルギン酸塩やその誘導体は、血圧降下作用等を有することが知られている。また、フコイダンやその誘導体は抗ガン作用等を有すること、ラミナランやその誘導体は免疫力の増強作用等を有することが知られており、これらは広く研究がなされている。一方、多糖を加水分解して得られる少糖やオリゴ糖は、抗腫瘍作用、免疫活性化、コレステロール低減、美白効果など種々の生理活性を有することから、特定保健用食品、化粧品、医薬品などの素材としても注目されている。
特に、昆布に代表される海藻類は、高血圧予防または高血圧の改善に貢献する健康食品として知られている。高血圧に対する予防効果または改善効果は、昆布等に含まれるアルギン酸塩やオリゴペプチド・アミノ酸等の作用であると考えられている。褐藻類である昆布等に含有されるアミノ酸の一種であるラミニンには、一過性に血圧を下げる作用があることが知られている。



海藻類からそのエキスを抽出する方法については、従来から種々の方法が検討されている。例えば、熱水で抽出する方法(特許文献1~3参照)、酸性溶液で抽出する方法(特許文献4参照)、含水有機溶媒で抽出する方法(特許文献5参照)、超音波処理で細胞破砕して抽出する方法(特許文献6参照)等がある。
さらに抽出したエキスの濃縮物や、乾燥加工し粉末状にしてパック等に詰めて保存や輸送を容易にすることも知られている。
しかしながら、上述した抽出法は、抽出に時間がかかり、さらに熱水抽出物等は、そのままでは微生物などが繁殖しやすく長期間保存できないという問題点がある。また、得られる抽出物の収率が低く、大量の産業廃棄物(残渣)が生じることも問題となっていた。
また、上述の抽出物では抽出物の粘度が高いことや、その乾燥物を水に溶解させると、ヌメリ感が強く、特に調味料とした場合に問題があった。




【特許文献1】特公昭50-11980号公報

【特許文献2】特開平01-157363号公報

【特許文献3】特開平11-113529号公報

【特許文献4】特公昭52-48184号公報

【特許文献5】特開昭62-294068号公報

【特許文献6】特開昭58-149666号公報

産業上の利用分野


本発明は、海藻類の高温抽出組成物、海藻熱処理組成物及びそれらの製造方法並びに得られた海藻高温抽出組成物又は海藻熱処理組成物を含む製品に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
海藻類を、
二酸化炭素の共存する水性媒体中で、
温度105~200℃、圧力0.10~5MPaにおいて加熱処理する工程を含むことを特徴とする
海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項2】
海藻類を分散させた水性媒体に温度20~40℃、圧力0.1~0.5MPaにおいて二酸化炭素を飽和させる工程、及び、
温度110~130℃において0.5~5時間加熱処理する工程を含むことを特徴とする
海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項3】
海藻類をpH1~13の水性媒体中で30~100℃にて加熱する前処理工程を更に含む、請求項1又は2に記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項4】
可溶性成分が仕込量の40~100重量%になるまで加熱処理する請求項1~3いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項5】
加熱処理する工程の後に、固形分を分離する工程、及び、可溶性成分を濃縮又は固化する工程を含む請求項1~4いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項6】
海藻類がコンブ類、ワカメ類及びモズク類よりなる群から選ばれる請求項1~5いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項7】
該海藻高温抽出組成物がアルギン酸塩類、低分子量化アルギン酸塩類及びアルギン酸塩オリゴ糖類よりなる群から選ばれる少なくとも1つを含む請求項1~6いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項8】
海藻中に含まれるタンパク質が低分子量化され、低分子量化タンパク質、オリゴペプチド、アミノ酸等に変換される請求項1~7いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項9】
加熱処理する工程の後に中和工程を含まない、請求項1~8いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項10】
加熱処理する工程の後に脱塩工程を含まない、請求項1~9いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項11】
二酸化炭素以外の無機酸及び有機酸が共存しない水性媒体中で加熱処理する、請求項1~10いずれか1つに記載の海藻高温抽出組成物の製造方法。

【請求項12】
海藻類を、
二酸化炭素の共存する水性媒体中で、
温度50~200℃、圧力が常圧~5MPaにおいて加熱処理する工程を含むことを特徴とする
海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項13】
海藻類を分散させた水性媒体に温度20~40℃、圧力0.1~0.5MPaにおいて二酸化炭素を注入する工程、及び、
温度80~180℃において0.5~5時間加熱処理する工程を含むことを特徴とする
海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項14】
温度105~150℃において加熱処理する請求項12又は13に記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項15】
海藻類をpH1~13の水性媒体中で30~100℃にて加熱する前処理工程を更に含む、請求項14に記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項16】
可溶性成分が仕込量の40~100重量%になるまで加熱処理する請求項1215いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項17】
加熱処理する工程の後に、濃縮する工程及び/又は固化する工程を含む請求項1216いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項18】
海藻類がコンブ類、ワカメ類及びモズク類よりなる群から選ばれる請求項1217いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項19】
該海藻熱処理組成物がアルギン酸塩類、低分子量化アルギン酸塩類及びアルギン酸塩オリゴ糖類よりなる群から選ばれる少なくとも1つを含む請求項1218いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項20】
海藻中に含まれるタンパク質が低分子量化され、低分子量化タンパク質、オリゴペプチド、アミノ酸等に変換される請求項1219いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項21】
加熱処理する工程の後に中和工程を含まない、請求項12~20いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項22】
加熱処理する工程の後に脱塩工程を含まない、請求項12~21いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。

【請求項23】
二酸化炭素以外の無機酸及び有機酸が共存しない水性媒体中で加熱処理する、請求項12~22いずれか1つに記載の海藻熱処理組成物の製造方法。
産業区分
  • 食品
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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