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セメント用材料の製造方法及びセメントの製造方法

国内特許コード P130008738
整理番号 2010-P26
掲載日 2013年3月22日
出願番号 特願2011-098674
公開番号 特開2012-228383
登録番号 特許第5924636号
出願日 平成23年4月26日(2011.4.26)
公開日 平成24年11月22日(2012.11.22)
登録日 平成28年4月28日(2016.4.28)
発明者
  • 小西 敏功
  • 高橋 周平
  • 相澤 守
出願人
  • 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー
  • 学校法人明治大学
発明の名称 セメント用材料の製造方法及びセメントの製造方法
発明の概要 【課題】使用時に崩壊することなくセメントとなるセメント用材料の製造方法、セメント原料粉体、およびセメントの製造方法、並びに、欠損部内に確実に充填されるセメントを提供すること。
【解決手段】生体の治療に使用されるセメントを形成するためのセメント用材料を製造する製造方法であって、リン酸カルシウムを粉砕しながら前記リン酸カルシウムの表面にイノシトールリン酸を吸着させることを特徴とするセメント用材料の製造方法。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


従来、骨や歯などの硬組織の欠損部に充填材を充填し、充填材を硬化させることにより硬組織を補強する治療法が知られている。例えば、脊椎が圧迫骨折した骨粗鬆症の患者に対して、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂などの樹脂材料からなる充填材を骨折部位に充填して硬化させる方法が広く行なわれている。



硬組織の欠損部に充填される充填材の材料の他の例として、リン酸カルシウム系セラミックスが知られている。リン酸カルシウム系セラミックスの例として、例えばヒドロキシアパタイト[Ca10(PO(OH),HAp]を挙げることができる。ヒドロキシアパタイトは、骨と類似した組成を有しており、緻密体、多孔体、顆粒およびペースト等の形態で欠損部に充填することができる材料である。



また、破骨細胞によって分解されやすい所謂生体吸収性のリン酸カルシウム系セラミックスの例として、リン酸三カルシウム(TCP)が知られている。リン酸三カルシウムは、ヒドロキシアパタイトと同様にして欠損部に充填することができる材料であり、欠損部に充填された後、生体内で吸収されて自家骨に置換される。



例えば特許文献1には、イノシトールリン酸を表面に吸着させたヒドロキシアパタイトの粉体を用いて形成されたセメント組成物およびセメントが記載されている。特許文献1には、イノシトールリン酸を表面に吸着させたヒドロキシアパタイトの粉体は、粉体表面に吸着されたイノシトールリン酸同士がキレート結合により結合することにより、所謂キレート硬化型のセメントとなることが開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、セメント用材料の製造方法及びセメントの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
リン酸水素イオンを含有する水性媒体との混合により硬化開始し生体の治療に使用されるセメントを形成するセメント用材料を製造する製造方法であって、
β-リン酸三カルシウムを粉砕する前と前記β-リン酸三カルシウムを粉砕している間との少なくともいずれかに、イノシトールリン酸を1000ppm以上5000ppm以下の所定の濃度で含有する溶液を前記β-リン酸三カルシウムと混合し、
前記β-リン酸三カルシウムと前記イノシトールリン酸とを同一の容器駆動媒体ミルに投入し直径2mmのビーズを使用して3時間を超える湿式粉砕によって前記β-リン酸三カルシウムを粉砕しながら前記容器駆動媒体ミル内で前記β-リン酸三カルシウムの表面にイノシトールリン酸を吸着させるとともに前記β-リン酸三カルシウムの一部をヒドロキシアパタイトに転化させることを特徴とするセメント用材料の製造方法。

【請求項2】
請求項1に記載の製造方法により製造されたセメント用材料を乾燥させてセメント原料粉体とし、
前記セメント原料粉体と前記水性媒体とを混練し、硬化開始させることを特徴とするセメントの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011098674thum.jpg
出願権利状態 登録
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