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温度応答性を有するポリホスフェート化合物及びその製造方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P130008793
整理番号 171
掲載日 2013年3月27日
出願番号 特願2007-219502
公開番号 特開2009-051928
登録番号 特許第4781332号
出願日 平成19年8月27日(2007.8.27)
公開日 平成21年3月12日(2009.3.12)
登録日 平成23年7月15日(2011.7.15)
発明者
  • 岩▲崎▼ 泰彦
出願人
  • 学校法人 関西大学
発明の名称 温度応答性を有するポリホスフェート化合物及びその製造方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】本発明は、温度応答性を有すると共に生分解性を有する新規な共重合化合物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】一般式(3):

(式中、RはC1~3のアルキル基であり、RはC3~5のアルキル基であり、RとRは異なっている。n及びmは同一又は異なって1~3の整数である。xとyは各ユニットのモル百分率であり、x/yは99.1/0.1~20/80であり、重量平均分子量は1,000~1,000,000である。x及びyの各ユニットの配列は上記配列の順に限定されない。)
で表されるポリホスフェート。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


一般に、加水分解や酵素分解により分解、消失する分解性プラスチックは、環境保全や医療用具の材料として用いられている。しかし、一般の分解性高分子であるポリ乳酸やポリグリコール酸などの脂肪族ポリエステルは結晶性及び疎水性が高いため分解時間が非常に長く、特に医療用具として利用される場合、生体内の残存が問題となっている。そこで分解性に優れ、生体に害を与えない新しい分解性高分子が望まれていた。



かかる問題を解決するために、種々のアルキル鎖を有する環状リン酸化合物と重合性基を有する環状リン酸化合物をアニオン開環重合により得られる、重合性基を有するポリホスフェートが優れた分解性を有することが報告されている(特許文献1)。



ポリ乳酸などの脂肪族ポリエステルを使用した生分解性ポリマーも提案されているが(例えば、非特許文献1~3等)、分子構造の制御が困難であり、PNIPAAmほど普及していない。



ところで、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)は、最も一般的な温度感受性ポリマーであり、32℃付近で下限臨界共溶温度(LCST)を示すことが知られている(非特許文献4~5等)。しかし、PNIPAAmはアクリルアミド骨格を持つため生分解性を示さず、生体に関連した分野での利用には制限がある。また、ポリマー自身の安全性についても問題を有するとされている。

【特許文献1】特開2004-244603号公報

【非特許文献1】Agrawal CM, Niederauer GG, Micallef DM, Athanasiou KA.The use of PLA-PGA polymers in orthopedics. In: Encyclopedic handbook of biomaterials and bioengineering, Part A. New York: Marcel Dekker; 1995. p 1055-1089.

【非特許文献2】Miller RA, Brady JM, Curtright DE. Degradation rates of oral resorbable implants (polylactates and polyglycolates): Rate modification with change PLA/PGA copolymer ratios. J Biomed Mater Res 1977;11:711-719.

【非特許文献3】Lewis DH. Controlled release of bioactive agents from lactide/ glycolide polymers. In: Chain M, Langer R, editors. Biodegradable polymers as drug delivery systems. New York: Marcel Dekker; 1990. p 1-41.

【非特許文献4】Heskins, M.; Guillent, J. E.; James, E. J. Macromol. Sci. Chem. 1968, A2, 1441-1445.

【非特許文献5】Takei, Y. G.; Aoki, T.; Sanui, K.; Ogata, N.; Okano, T.; Sakurai, Y. Bioconjug. Chem. 1993, 4, 341-346.

産業上の利用分野


本発明は、温度に応答してゲル化し生分解性を有するポリホスフェート化合物及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(3):
【化学式1】


(式中、RはC1~3のアルキル基であり、RはC3~5のアルキル基であり、RとRは異なっている。n及びmは同一又は異なって1~3の整数である。xとyは各ユニットのモル百分率であり、x/yは99.9/0.1~20/80であり、重量平均分子量は1,000~1,000,000である。x及びyの各ユニットの配列は上記配列の順に限定されない。)
で表されるポリホスフェート。

【請求項2】
前記一般式(3)において、RがC1~2のアルキル基であり、RはC3~4のアルキル基である請求項1に記載のポリホスフェート。

【請求項3】
前記一般式(3)において、x/yが99.9/0.1~50/50である請求項1又は2に記載のポリホスフェート。

【請求項4】
一般式(3):
【化学式2】


(式中、RはC1~3のアルキル基であり、RはC3~5のアルキル基であり、RとRは異なっている。n及びmは同一又は異なって1~3の整数である。xとyは各ユニットのモル百分率であり、x/yは99.9/0.1~20/80であり、重量平均分子量は1,000~1,000,000である。x及びyの各ユニットの配列は上記配列の順に限定されない。)
で表されるポリホスフェートの製造方法であって、一般式(1):
【化学式3】


(式中、R及びnは前記に同じ。)
で表される化合物と、一般式(2):
【化学式4】


(式中、R及びmは前記に同じ。)
で表される化合物とを、重合触媒の存在下で反応させることを特徴とする製造方法。

【請求項5】
前記請求項1~3のいずれかに記載のポリホスフェートを含む医療用材料。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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