TOP > 国内特許検索 > 耐虫性タンパク質及び該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子

耐虫性タンパク質及び該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子

国内特許コード P130008841
掲載日 2013年3月28日
出願番号 特願2011-177212
公開番号 特開2013-039064
登録番号 特許第5835727号
出願日 平成23年8月12日(2011.8.12)
公開日 平成25年2月28日(2013.2.28)
登録日 平成27年11月13日(2015.11.13)
発明者
  • 今野 浩太郎
  • 太田 英司
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 耐虫性タンパク質及び該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子
発明の概要 【課題】少量であっても虫に対して十分な耐虫性を示す耐虫性タンパク質、該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子、該耐虫性遺伝子を組み換えた組換えDNA、これらを含有する組換えベクター、組換えベクターが導入された宿主細胞及び植物細胞、組換えベクターを宿主に導入した形質変換体、これらにより回収された回収タンパク質、並びに、これらを有効成分とする耐虫剤を提供する。
【解決手段】植物由来、望ましくはトウガン等のウリ科植物滲出液由来の特定のアミノ酸配列を有する耐虫性タンパク質であって、該アミノ酸配列と60%以上の相同性を示す耐虫性タンパク質、又は、篩部レクチン(phloemlectin)と60%以上の相同性を有するアミノ酸配列を有する耐虫性タンパク質である。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


耐虫性を有するタンパク質(以下「耐虫性タンパク質」という。)は、植物に耐虫性の遺伝子を導入し、耐虫性植物の遺伝育種を行う上で必要不可欠な素材である。
また、微生物、培養細胞、多細胞動植物個体に発現させ回収した耐虫性タンパク質を散布することにより新規の農薬等の耐虫剤として用いることも可能である。



現在、産業上広く用いられている耐虫性タンパク質としてはグラム陽性細菌であるBacillus thuringiensisが生産するBt毒素(タンパク質)が挙げられる。かかるBt毒素は低濃度(1ppm程度)で殺虫・耐虫性活性を示すことが知られている(例えば、非特許文献1又は2参照)。



ところが、上記Bt毒素は、バクテリア由来であり、遺伝子組み換え作業等、組換え体の遺伝子資源として使用するのに根強い抵抗感がある。
また、Bt毒素に対しては、耐性・抵抗性を持つ昆虫出現の出現が危惧・報告されており、実際コナガ・アワのメイガ等で抵抗性昆虫が出現している。これらのことから、植物由来の耐虫性タンパク質の発見が望まれている。



これに対し、植物由来の耐虫性タンパク質としては、ササゲ由来のプロテアーゼインヒビター(例えば、特許文献1又は非特許文献3参照)や、インゲン由来のアミラーゼインヒビター(例えば、非特許文献4参照)や、スノードロップ由来のレクチン(例えば、特許文献2又は非特許文献5参照)が知られている。
また、本発明者等は、クワ由来の耐虫性タンパク質であるMLX56を発明し、特許出願している(例えば、特許文献3参照)。

産業上の利用分野


本発明は、耐虫性タンパク質、該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子、該耐虫性遺伝子を組み換えた組換えDNA、これらを含有する組換えベクター、組換えベクターが導入された宿主細胞及び植物細胞、宿主細胞を含む形質変換体及びその子孫又はクローンである形質変換体、植物細胞を含む形質変換植物体及びその子孫又はクローンである形質変換植物体、形質変換植物体の繁殖材料、これらにより回収された回収タンパク質、並びに、これらを有効成分とする耐虫剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物由来の耐虫性タンパク質であって、
配列表の配列番号1に示されるアミノ酸配列に対する相同性が95%以上である耐虫性タンパク質。

【請求項2】
植物由来の耐虫性タンパク質であって、
配列表の配列番号2に示される第1部分アミノ酸配列と95%以上の相同性を有するアミノ酸配列及び配列表の配列番号3に示される第2部分アミノ酸配列と95%以上の相同性を有するアミノ酸配列からなる群より選ばれる少なくとも1つのアミノ酸配列を2以上含む耐虫性タンパク質。

【請求項3】
前記植物がウリ科植物であり、該ウリ科植物の滲出液から抽出される請求項1又は2に記載の耐虫性タンパク質。

【請求項4】
請求項1~のいずれか1項に記載の耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子。

【請求項5】
植物由来の耐虫性遺伝子であって、
配列表の配列番号4に示される塩基配列に対する相同性が95%以上である耐虫性遺伝子。

【請求項6】
請求項4又は5に記載の耐虫性遺伝子を組み換えた組換えDNA。

【請求項7】
請求項4又は5に記載の耐虫性遺伝子又は請求項記載の組換えDNAを含有する組換えベクター。

【請求項8】
請求項記載の組換えベクターが導入された宿主細胞。

【請求項9】
請求項記載の組換えベクターが導入された植物細胞。

【請求項10】
請求項記載の宿主細胞を含む形質転換体

【請求項11】
請求項10記載の形質転換体の子孫又はクローンである形質転換体

【請求項12】
請求項記載の植物細胞を含む形質転換植物体

【請求項13】
請求項12記載の形質転換植物体の子孫又はクローンである形質転換植物体

【請求項14】
請求項12又は13に記載の形質転換植物体から得られる繁殖材料。

【請求項15】
請求項記載の宿主細胞により回収された耐虫性タンパク質。

【請求項16】
請求項9記載の植物細胞により回収された耐虫性タンパク質。

【請求項17】
請求項10又は11に記載の形質転換体若しくは請求項12又は13に記載の形質転換植物体により回収された耐虫性タンパク質。

【請求項18】
請求項1~のいずれか1項に記載の耐虫性タンパク質を有効成分とする耐虫剤。

【請求項19】
請求項4又は5に記載の耐虫性遺伝子を有効成分とする耐虫剤。

【請求項20】
請求項15~17のいずれか1項に記載の耐虫性タンパク質を有効成分とする耐虫剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2011177212thum.jpg
出願権利状態 登録


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close