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破砕キット、破砕装置および破砕物の集積方法

国内特許コード P130008871
整理番号 HU2010001
掲載日 2013年4月1日
出願番号 特願2011-063299
公開番号 特開2012-198148
登録番号 特許第5691108号
出願日 平成23年3月22日(2011.3.22)
公開日 平成24年10月18日(2012.10.18)
登録日 平成27年2月13日(2015.2.13)
発明者
  • 濱本 宏
出願人
  • 学校法人法政大学
発明の名称 破砕キット、破砕装置および破砕物の集積方法
発明の概要 【課題】破砕処理後の破砕媒体(乳棒)に付着した試料を破砕容器内へ容易に集積することができ、試料の定量的な分析が可能であるとともに、コストも安価で、安全性にも優れた破砕キットを提供すること。
【解決手段】一方の端部が開放された有底円筒状の破砕容器と、この破砕容器の内部に挿入可能であるとともに、破砕容器の内部に投入された試料を破砕可能な破砕棒と、を有し、破砕容器の内部に挿入された破砕棒は、物理的係合手段によって、先端部が破砕容器の底部と離間した状態で、保持可能な破砕キットとする。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


従来、生体組織、微生物、プラスチック材料、鉱物材料等の試料を破砕し、化学的に分析・分離するための方法、装置が知られている。一般的には、乳鉢に投入した試料を乳棒によってすり潰す方法等を例示することができる。例えば、具体的には、試料と破砕媒体とを収納した破砕容器に往復移動を加えることにより、試料に破砕媒体とを衝突させ、圧縮と回転による摩砕とによって試料を破砕する装置等が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の破砕装置では、破砕容器を保持する破砕ホルダが遠心分離装置にも着脱できるように設計され、被破砕物の遠心分離処理が可能とされている。



しかしながら、特許文献1の破砕装置を含め、破砕装置の場合の多くは、通常、破砕処理後の破砕媒体(乳棒)に試料が少なからず付着した状態となる。特に、試料の粘度が高い場合には、破砕媒体(乳棒)への試料の付着量が多く、試料の回収量の低下によって分析に支障をきたす場合がある。このため、予め破砕処理後の分析に必要な量の試料や試薬等を確保するために、投入する試料や試薬等を増量するなどの調整が必要があり、コストの増加を招いているという問題がある。また、破砕媒体(乳棒)に試料が付着した状態では、試料の成分などの定量的な分析を行うことは困難であるという問題がある。そこで、例えば、破砕媒体(乳棒)を液体洗浄すること等も考慮されるが、洗浄作業の手間が大きく、また、洗浄による試料の飛沫による試料回収量の低下や、試料同士のコンタミネーションなどの危険性があり、実際的な方法であるとは言い難い。



一方で、特許文献2では、破砕媒体により試料を粉砕した後、緩衝液を注入した破砕容器に磁石を当てて強磁性体で形成された破砕媒体を吸着し、磁石により破砕媒体を蓋体の内側に保持した状態で遠心分離し、遠心分離後には、蓋体を開き破砕媒体を外部に取り出す方法が提案されている。

産業上の利用分野


本発明は、試料を破砕するための破砕キット、破砕装置およびこの破砕装置を用いた破砕物の集積方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
破砕キットと遠心分離装置とを含む試料の破砕・集積装置であって、
前記破砕キットは、
一方の端部が開放された有底円筒状であり、かつ、遠心分離装置のホルダーに保持される破砕容器と、
この破砕容器の内部に挿入可能であるとともに、破砕容器の内部に投入された試料を破砕可能な破砕棒と、
を有し、
前記破砕容器は遠心分離装置のホルダーに保持され、かつ、破砕容器の内部に挿入されて試料を破砕した破砕棒は、機構的係合手段によってその先端部が破砕容器の底部と離間した状態で保持され、この状態において、破砕棒と破砕容器を含む前記破砕キットに対して遠心分離装置による遠心分離処理が行われることで、破砕棒に付着していた試料が振り落とされて破砕容器の内部に集積されることを特徴とする試料の破砕・集積装置。

【請求項2】
一方の端部が開放された有底円筒状であり、かつ、遠心分離装置のホルダーに保持される破砕容器と、この破砕容器の内部に挿入可能であるとともに、破砕容器の内部に投入された試料を破砕可能な破砕棒とを有し、前記破砕棒は、機構的係合手段によってその先端部が破砕容器の底部と離間した状態で保持可能とされている破砕キットによって試料を破砕して集積する方法であって、
以下の工程:
(1)破砕容器の内部に試料を投入する工程;
(2)破砕容器の内部に破砕棒を挿入し、破砕容器の底部の試料を破砕する工程;および
(3)機構的係合手段によって破砕棒の先端部が破砕容器の底部の試料と離間した状態で保持し、この破砕棒と破砕容器を含む前記破砕キットを遠心分離処理する工程を含むことを特徴とする方法。
産業区分
  • 試験、検査
  • 混合分離
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011063299thum.jpg
出願権利状態 登録


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