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立位か座位を判別する方法、それを用いた混雑状況通知方法、混雑状況通知装置及びそのプログラム UPDATE

国内特許コード P130008962
整理番号 H24-029
掲載日 2013年4月4日
出願番号 特願2013-025434
公開番号 特開2013-216311
登録番号 特許第6144502号
出願日 平成25年2月13日(2013.2.13)
公開日 平成25年10月24日(2013.10.24)
登録日 平成29年5月19日(2017.5.19)
優先権データ
  • 特願2012-059944 (2012.3.16) JP
発明者
  • 中山 功一
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
発明の名称 立位か座位を判別する方法、それを用いた混雑状況通知方法、混雑状況通知装置及びそのプログラム UPDATE
発明の概要 【課題】 この発明は、車両内の立位と座位の割合を把握して車両の混雑状況を推定する。
【解決手段】 制御部400と記憶部410とを備えたサーバ装置4と、加速度センサ216と測位衛星6からの情報を受信する測位受信部218を備えた複数の端末装置2とが、ネットワーク3を介して接続され、端末装置2は、加速度センサ216からの加速度情報を送信する加速度送信部254と、測位受信部218からの現在位置情報をサーバ装置4に送信する位置情報送信部252とを備え、サーバ装置4の制御部400は、受信された現在位置情報から端末装置が存在する車両を判断する車両判定部404と、車両内に存在すると判断された複数の端末装置の加速度情報から、端末装置の加速度情報を比較して、各端末装置を所持する人が立位か座位かを判定し、立位と座位との割合により車両の混雑状況を判定する立位/座位判定部405とを備える。
【選択図】 図3
従来技術、競合技術の概要


駅や停留所で電車やバスなどの乗り合い車両を待っているときに、次に到着する車両の混雑状況、例えば、座れる座席数、立っている乗客の比率、あと何人着席できるかなどを知ることができれば、どの車両の到着を待つか、違う車両に変更するかの判断基準となり、乗客のサービス性が向上する。



従来から特定の区域内における人の数を自動的に計数する装置は種々提案されている。例えば、発光素子と受光素子を用いてその領域を通過する人を計数するものが知られている(特許文献1参照)。



列車車両などの乗り物内にどの位の人が居るのかを把握するのは、その人数を計数すればよいが、実際には移動する車両に乗降を繰り返す乗客の数をリアルタイムで正確に計数するのは容易ではない。



上記した従来の自動的に人数を計数する装置は車内に持ち込むこと自体困難である上にコストも掛かるために車内の人数を把握するためには現実的ではない。



他方、車両に乗り降りする乗客の数は、例えばその混雑度を把握する目的であれば、必ずしも端数に至るまで正確に把握しなくてもよい場合がある。そこで、車両等の乗車状況をリアルタイムで把握するため、列車内に基地局を設け、列車が駅を発車したときに、車内の携帯電話機と通信を行うことによって、車内の乗客の大凡の数を把握する列車情報管理装置が提案されている(特許文献2参照)。



上記した装置では、車内の人数の把握を携帯電話機の応答数を計数することで行っているが、車内の乗客が椅子に座っているのか立っているのか、すなわち、座位か立位かまでは判断することはできない。上記したように、車両内の立位と座位の割合を把握することができれば、列車の混雑状況をより詳しく把握でき、乗客等のユーザにとっては車両を選択する際の大きな目安になる。



また、X軸、Y軸、Z軸を備える重力加速度計を人に装着して、歩行、走行、座位、立位のいずれの状態にあるのかを判別する人の姿勢動作判別装置が提案されている(特許文献3参照)。



上記した姿勢判別装置は、装着した人の姿勢を判断することができるだけで、複数の人が座位であるか立位であるかを判別することができない。また、車両であれば、走行時の振動等も重力加速度計に与えられ、装着した人の姿勢を判別することは困難である。

産業上の利用分野


この発明は、立位か座位を判別する方法であり、特に、加速度センサを用いて立位又は座位を判別する方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
制御部と記憶部とを備えたサーバ装置と、加速度センサを備えた複数の端末装置とが、通信可能に接続され、
前記端末装置は、加速度センサからの加速度情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の記憶部に、受信した複数の端末装置の加速度情報を格納し、
前記サーバ装置の制御部は、格納された複数の加速度情報を比較し、比較した加速度情報により、立位と座位に対応するグループを算定し、算定したグループの加速度情報と各端末装置の加速度情報を比較して、各端末装置を所持する人が立位か座位かを判定することを特徴とする立位か座位を判別する方法。

【請求項2】
前記端末装置は、測位衛星からの情報を受信する測位受信部を備え、前記端末装置は、前記加速度情報を測位衛星のGPS時刻に同期させて前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の立位か座位を判別する方法。

【請求項3】
前記サーバ装置の制御部は、受信された複数の端末装置の加速度情報の時間遅延に基づいて、複数の端末装置を二つのグループに分け、各端末装置の加速度情報がどちらのグループの加速度情報に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項2に記載の立位か座位を判別する方法。

【請求項4】
前記サーバ装置の制御部は、受信された端末装置の加速度情報から、3軸の加速度をそれぞれ2乗したものを加算し、当該加算値の平方根を端末装置の加速度絶対値とし、受信された複数の端末装置の加速度絶対値の時間遅延に基づいて、複数の端末装置を時間遅延が大きいものと小さいものとの二つのグループに分け、各端末装置の加速度絶対値の時間遅延がどちらのグループの時間遅延に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項3に記載の立位か座位を判別する方法。

【請求項5】
前記サーバ装置の制御部は、受信された複数の端末装置の加速度情報の周期のピークの違いに基づいて、複数の端末装置を二つのグループに分け、各端末装置の加速度情報の周期のピークがどちらのグループの加速度情報の周期のピークに近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項2に記載の立位か座位を判別する方法。

【請求項6】
前記サーバ装置の制御部は、受信された端末装置の加速度情報から、3軸の加速度をそれぞれ2乗したものを加算し、当該加算値の平方根を端末装置の加速度絶対値とし、受信された複数の端末装置の加速度絶対値の周期の違いに基づいて、複数の端末装置を周期のピークが早く検知されるグループと、周期のピークが遅く検知されるとの二つのグループに分け、各端末装置の周波数のピークがどちらのグループの周波数のピークに近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項5に記載の立位か座位を判別する方法。

【請求項7】
制御部と記憶部とを備えたサーバ装置と、加速度センサと測位衛星からの情報を受信する測位受信部を備えた複数の端末装置とが、通信可能に接続され、
前記端末装置は、加速度センサからの加速度情報と測位受信部からの現在位置情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の記憶部に、受信した複数の端末装置の加速度情報を格納し、
前記サーバ装置の制御部は、受信された現在位置情報から端末装置が存在する車両を判断し、車両内に存在すると判断された複数の端末装置の加速度情報を比較し、比較した加速度情報により、立位と座位に対応するグループを算定し、算定したグループの加速度情報と各端末装置の加速度情報を比較して、各端末装置を所持する人が立位か座位かを判定し、立位と座位との割合により車両の混雑状況を判定し、この混雑状況を端末装置に通知することを特徴とする混雑状況通知方法。

【請求項8】
前記端末装置は、測位衛星からの情報を受信する測位受信部を備え、前記端末装置は、前記加速度情報を測位衛星のGPS時刻に同期させて前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の混雑状況通知方法。

【請求項9】
前記サーバ装置の制御部は、受信された複数の端末装置の加速度情報の時間遅延に基づいて、複数の端末装置を二つのグループに分け、各端末装置の加速度情報がどちらのグループの加速度情報に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項8に記載の混雑状況通知方法。

【請求項10】
前記サーバ装置の制御部は、受信された端末装置の加速度情報から、3軸の加速度をそれぞれ2乗したものを加算し、当該加算値の平方根を端末装置の加速度絶対値とし、受信された複数の端末装置の加速度絶対値の時間遅延に基づいて、複数の端末装置を時間遅延が大きいものと小さいものとの二つのグループに分け、各端末装置の加速度絶対値の時間遅延がどちらのグループの時間遅延に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項9に記載の混雑状況通知方法。

【請求項11】
前記サーバ装置の制御部は、受信された複数の端末装置の加速度情報の周期のピークの違いに基づいて、複数の端末装置を二つのグループに分け、各端末装置の加速度情報の周期のピークがどちらのグループの加速度情報の周期のピークに近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項8に記載の混雑状況通知方法。

【請求項12】
前記サーバ装置の制御部は、受信された端末装置の加速度情報から、3軸の加速度をそれぞれ2乗したものを加算し、当該加算値の平方根を端末装置の加速度絶対値とし、受信された複数の端末装置の加速度絶対値の周期の違いに基づいて、複数の端末装置を周期のピークが早く検知されるグループと、周期のピークが遅く検知されるとの二つのグループに分け、各端末装置の周期のピークがどちらのグループの周期のピークに近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項11に記載の混雑状況通知方法。

【請求項13】
制御部と記憶部とを備えたサーバ装置と、加速度センサと測位衛星からの情報を受信する測位受信部を備えた複数の端末装置とが、通信可能に接続され、
前記端末装置は、加速度センサからの加速度情報を送信する加速度送信手段と、測位受信部からの現在位置情報を前記サーバ装置に送信する位置情報送信手段とを備え、
前記サーバ装置の記憶部に、受信した複数の端末装置の加速度情報を格納し、
前記サーバ装置の制御部は、受信された現在位置情報から端末装置が存在する車両を判断する車両判定手段と、車両内に存在すると判断された複数の端末装置の加速度情報に基づき、格納された複数の加速度情報を比較し、比較した加速度情報により、立位と座位に対応するグループを算定し、算定したグループの加速度情報と各端末装置の加速度情報を比較して、各端末装置を所持する人が立位か座位かを判定する立位/座位判定手段と、立位と座位との割合により車両の混雑状況を判定する手段とを備えることを特徴とする混雑状況通知装置。

【請求項14】
前記端末装置は、測位衛星からの情報を受信する測位受信部を備え、前記端末装置は、前記加速度情報を測位衛星のGPS時刻に同期させて前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項13に記載の混雑状況通知装置。

【請求項15】
前記サーバ装置の制御部は、受信された複数の端末装置の加速度情報の時間遅延に基づいて、複数の端末装置を二つのグループに分け、各端末装置の加速度情報がどちらのグループの加速度情報に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項14に記載の混雑状況通知装置。

【請求項16】
前記サーバ装置の制御部は、受信された端末装置の加速度情報から、3軸の加速度をそれぞれ2乗したものを加算し、当該加算値の平方根を端末装置の加速度絶対値とし、受信された複数の端末装置の加速度絶対値の時間遅延に基づいて、複数の端末装置を時間遅延が大きいものと小さいものとの二つのグループに分け、各端末装置の加速度絶対値の時間遅延がどちらのグループの時間遅延に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とすることを特徴とする請求項15に記載の混雑状況通知装置。

【請求項17】
前記サーバ装置の制御部は、受信された複数の端末装置の加速度情報の周期のピークの違いに基づいて、複数の端末装置を二つのグループに分け、各端末装置の加速度情報がどちらのグループの加速度情報に近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項14に記載の混雑状況通知装置。

【請求項18】
前記サーバ装置の制御部は、受信された端末装置の加速度情報から、3軸の加速度をそれぞれ2乗したものを加算し、当該加算値の平方根を端末装置の加速度絶対値とし、受信された複数の端末装置の加速度絶対値の周期の違いに基づいて、複数の端末装置を周期のピークが早く検知されるグループと、周期のピークが遅く検知されるとの二つのグループに分け、各端末装置の周期のピークがどちらのグループの周期のピークに近いかにより立位か座位を判別することを特徴とする請求項17に記載の混雑状況通知装置。

【請求項19】
加速度センサと測位衛星からの情報を受信する測位受信部を備えた複数の端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、
前記制御部において、
前記端末装置から送信される加速度センサからの加速度情報を受信する加速度受信ステップと、
前記端末装置から送信され現在位置情報受信する現在位置受信ステップと、
受信された現在位置情報から端末装置が存在する車両を判断する車両判定ステップと、
車両内に存在すると判断された複数の端末装置の加速度情報に基づき、格納された複数の加速度情報を比較し、比較した加速度情報により、立位と座位に対応するグループを算定し、算定したグループの加速度情報と各端末装置の加速度情報を比較して、各端末装置を所持する人が立位か座位かを判定する立位/座位判定、ステップと、
立位と座位との割合により車両の混雑状況を判定する混雑状況判定ステップと、
混雑状況の判定結果を端末装置に送信する判定結果送信ステップと、
を実行させるためのプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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