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立体規則性の高い多官能性ポリマー及びその製造方法 コモンズ 新技術説明会 外国出願あり

国内特許コード P130008980
整理番号 760-0921
掲載日 2013年4月5日
出願番号 特願2010-547548
登録番号 特許第5496114号
出願日 平成22年1月25日(2010.1.25)
登録日 平成26年3月14日(2014.3.14)
国際出願番号 JP2010051301
国際公開番号 WO2010084997
国際出願日 平成22年1月25日(2010.1.25)
国際公開日 平成22年7月29日(2010.7.29)
優先権データ
  • 特願2009-014816 (2009.1.26) JP
発明者
  • 田中 均
出願人
  • 国立大学法人徳島大学
発明の名称 立体規則性の高い多官能性ポリマー及びその製造方法 コモンズ 新技術説明会 外国出願あり
発明の概要 本発明は、高い立体規則性、特にアイソタクチシティを有する多官能性ポリマー、及びその製造方法を提供する。
分子内に、一般式(2):



(式中、R及びRは異なって、水素原子、アルキル基、アリール基等を示す。*は不斉炭素を示す。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマー、その化学修飾体、並びにそれらの製造方法に関する。
従来技術、競合技術の概要



ビニルモノマーのラジカル重合では、立体規則性ポリマー、特にアイソタクチックポリマーを得ることは一般に困難である。これまで、唯一、嵩高いエステル置換基を有するメタクリレートおよびメタクリルアミドポリマーの数種がアイソタクチック構造をとることが報告されているが(非特許文献1)、該ポリマーは製造が難しく数十度の熱でも分解するなど不安定である。また、これらポリマーは、分子内に官能基としてエステル基あるいはアミド基の1種類を有するのみであり、多官能化されたポリマーの製造は困難である。

また、非特許文献2には、モノマー構成単位に水酸基とカルボキシル基を有する二官能性ポリマーの製造方法が記載されている。しかし、得られる二官能性ポリマーは、立体規則性、特に高いアイソタクチシティを有するポリマーではない。しかも、アタクチック構造乃至シンジオタクチック構造に由来する分子内ラクトンが多数形成されており、水酸基とカルボキシル基の機能が有効に発揮された多官能性ポリマーの製造には適していない。

また、特許文献1には、リビングラジカル重合で立体規則性ポリマーを製造することが報告されている。しかし、N-イソプロピルアクリルアミドに代表される単官能性のポリマーであること、またアイソタクチシティが必ずしも高くないことが理解できる。

産業上の利用分野



本発明は、立体規則性の高い多官能性ポリマー及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
分子内に、一般式(2):
【化1】


(式中、R及びRは異なって、水素原子、直鎖又は分岐のC1~10のアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を示す。*は不斉炭素を示す。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマー。

【請求項2】
一般式(1):
【化2】


(式中、R、R及び*は前記に同じ。)
で表され、R体(S体):S体(R体)=70:30~100:0である化合物を含むモノマーをラジカル重合することを特徴とする、請求項1に記載のポリマーの製造方法。

【請求項3】
分子内に、一般式(3):
【化3】


(式中、Yは水素原子又はカウンターカチオンを示す。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマーの製造方法であって、一般式(1):
【化4】


(式中、R及びRは異なって、水素原子、直鎖又は分岐のC1~10のアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を示す。*は不斉炭素を示す。)
で表され、R体(S体):S体(R体)=70:30~100:0である化合物を含むモノマーをラジカル重合して、請求項1に記載されるポリマーを製造し、次いで該ポリマーを加水分解することを特徴とする製造方法。

【請求項4】
分子内に、一般式(3):
【化5】


(式中、Yは水素原子又はカウンターカチオンを示す。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマーの製造方法であって、請求項1に記載されるポリマーを加水分解することを特徴とする製造方法。

【請求項5】
分子内に、一般式(4):
【化6】


(式中、R及びRは同一又は異なって、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、又は置換基を有してもよいヘテロアリール基を示し、或いはR及びRは互いに結合して隣接する窒素(N)とともに環を形成してもよい。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマーの製造方法であって、請求項1に記載されるポリマーに、一般式(5):
HNR (5)
(式中、R及びRは前記に同じ。)
で表される化合物を反応させることを特徴とする製造方法。

【請求項6】
分子内に、一般式(6):
【化7】


(式中、R及びRは異なって、水素原子、直鎖又は分岐のC1~10のアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を示す。Rは置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、又は置換基を有してもよいヘテロアリール基を示す。Yは水素原子又はカウンターカチオンを示す。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマーの製造方法であって、請求項1に記載されるポリマーに、一般式(7):
-M (7)
(式中、Mは金属原子を示し、Rは前記に同じ。)
で表される結合を有する化合物を反応させることを特徴とする製造方法。

【請求項7】
分子内に、一般式(8):
【化8】


(式中、R及びRは異なって、水素原子、直鎖又は分岐のC1~10のアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を示す。*は不斉炭素を示す。)
で表される繰り返し単位を有するポリマーであって、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40~100:0であるポリマーの製造方法であって、請求項1に記載されるポリマーを還元することを特徴とする製造方法。

【請求項8】
一般式(1c):
【化9】


(式中、R11はエチル基、n-プロピル基又はイソプロピル基を示し、*は不斉炭素を示す。)
で表される化合物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010547548thum.jpg
出願権利状態 登録


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