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心筋障害の検査方法

国内特許コード P130008989
整理番号 2009-065
掲載日 2013年4月5日
出願番号 特願2010-036741
公開番号 特開2011-174707
登録番号 特許第5370969号
出願日 平成22年2月23日(2010.2.23)
公開日 平成23年9月8日(2011.9.8)
登録日 平成25年9月27日(2013.9.27)
発明者
  • 吉川 弘明
  • 横山 茂
  • 丸田 高広
  • 角 弘諭
  • 根上 昌子
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
発明の名称 心筋障害の検査方法
発明の概要

【課題】心筋障害の治療法としては、対症的な治療法で乗り切るしかない現状を鑑み、心筋障害の根本的治療を導入する足がかりとなる検査方法を提供する。
【解決手段】本発明者らは、心筋障害と自己抗体の関係に着目し、鋭意研究を重ねた結果、抗心筋型ジヒドロピリジン受容体抗体および/または抗心筋型リアノジン受容体抗体を指標とする心筋障害の検査方法を完成した。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


我が国ではライフスタイルの欧米化に伴い心疾患による死亡率は年々増加している。また、平均寿命の延長も伴って高血圧症の罹病率、患者数ともに増加している。高血圧が持続すると、心臓、腎臓、脳、血管などに臓器障害が生じることがある。特に心臓においては心肥大、心筋線維化などが起こり、心不全状態となり最終的には死に至らしめる場合がある。しかし、不整脈、心不全、心筋症、心肥大、心筋線維化などの心筋障害の治療方法としては、利尿剤や水分制限、ペースメーカーの植え込みなどで対症的に乗り切るしか無いのが現状である。



心筋障害の検査方法としては、運動負荷試験心電図、ホルター心電図、心臓エコー、心臓カテーテル検査、心筋シンチグラム、心筋トロポニンT検査(血液検査)などが行われている。



重症筋無力症{myasthenia gravis(MG)}は神経筋接合部のシナプス後膜上に存在するニコチン性アセチルコリン受容体{nicotinic acetylcholine receptor (nAChR)}を標的とした自己免疫疾患である。筋力低下や易疲労性といった症状を特徴とし、重症例では呼吸筋麻痺が出現する。合併症として胸腺異常が約80%の患者に見られ、疾患との密接な関係が疑われている。



MGの病因はnAChRに対し、主にIgG1サブクラスの抗nAChR抗体が産生され、nAChRが破壊されて神経筋伝達の障害をおこすことによるといわれている。しかし、抗nAChR抗体価はMGの重症度と一致せず、胸腺腫合併例ではリアノジン受容体{ryandine Receptor (RyR)}、ジヒドロピリジン受容体{dihydropyridine receptor (DHPR)}、titin、interferon-α2、interferon-ω、interleukin-12、に対する自己抗体が高率に陽性となるといわれる。その他、自己抗体の標的となる骨格筋分子としてactin、myosin、α-actinin、actomyosin、rapsynなど多くの報告がなされている。また、本発明者らも胸腺腫合併MGにおいてDHPRがその標的となることを発見している(参照:特許文献1)。

産業上の利用分野


本発明は、心筋障害の検査方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
心筋障害を検査するために、被験者から得られた試料中の抗心筋型ジヒドロピリジン受容体抗体および/または抗心筋型リアノジン受容体抗体を測定する方法。

【請求項2】
心筋障害が、心電図異常、高血圧症から選ばれる少なくとも一を有する疾患である請求項1に記載の方法

【請求項3】
被験者が重症筋無力症または胸腺腫である請求項1又2に記載の法。

【請求項4】
被験者から得られた試料が血清である請求項1~3のいずれか一に記載の方法

【請求項5】
測定方法が、免疫沈降法、ウェスタンブロット法、ドットブロット法、スロットブロット法、ELISA法、RIA法、凝集法、およびこれらの変法から選ばれるいずれか一の方法である、請求項1~4のいずれか一に記載の方法

【請求項6】
心筋型ジヒドロピリジン受容体もしくはその断片および/または心筋型リアノジン受容体もしくはその断片を含む心筋障害検査用キット
産業区分
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ整理番号と共にご連絡願います。
なお、既に活用のお申し込み・お打合わせ等の段階に入っている場合もございますので、予めご承知おきください。


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