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遷移金属酸化物及び水溶性高分子化合物を含有する複合膜 コモンズ

国内特許コード P130009014
整理番号 H24-036
掲載日 2013年4月8日
出願番号 特願2012-247332
公開番号 特開2014-062218
登録番号 特許第6065528号
出願日 平成24年11月9日(2012.11.9)
公開日 平成26年4月10日(2014.4.10)
登録日 平成29年1月6日(2017.1.6)
優先権データ
  • 特願2012-041139 (2012.2.28) JP
発明者
  • 山▲崎▼ 鈴子
  • 安達 健太
  • 石田 裕貴
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 遷移金属酸化物及び水溶性高分子化合物を含有する複合膜 コモンズ
発明の概要 【課題】フォトクロミズムを示す複合膜であって、成膜性、暗下での透明性に優れ、且つ、光照射により高い遮光性を示す調光フィルム等として利用できる複合膜を提供する。
【解決手段】複合膜は、遷移金属酸化物、水溶性高分子化合物、及びヒドロキシ基を有する水溶性化合物(ただし、前記水溶性高分子化合物を除く)を含有する。遷移金属酸化物としては、酸化タングステンが好ましく、水溶性高分子化合物としてはメチルセルロース等のアルキルセルロースが好ましく、ヒドロキシ基を有する水溶性化合物としては、エチレングリコールやグリセリン等のアルコール類や、シュウ酸やグリコール酸等の有機酸類が好ましい。本発明の複合膜は、紫外線の照射によって発色するため、調光フィルム、記録媒体、青写真(日光写真)用感光体等として有用である。
【選択図】図8
従来技術、競合技術の概要



近年、地球温暖化対策として、建築物等の省エネルギー化が課題となっている。特に、窓ガラスからのエネルギーの流出入を制御することが、冷暖房の省エネルギー化に直結すると考えられている。

そのため、従来から、光の透過率を制御できる調光ガラス(スマートウインドウ)の開発が盛んに行われている。





一方、遷移金属酸化物、特にアモルファス酸化タングステンは、フォトクロミズムやエレクトロクロミズムを有することが知られている。特に、酸化タングステン薄膜をガラス上に形成し、電圧を印加することで、タングステンの酸化還元反応によって可逆的に発色させる調光ガラスが実用化されている。しかし、これら酸化タングステンの薄膜作成方法としては、主に真空蒸着法やスパッタリング法が用いられており、高コストで繁雑な作業が必要となる。さらに、電圧の印加によるエレクトロクロミズムを利用した発色では、発色・退色の変化に電気エネルギーを消費するため、省エネルギーの観点からも好ましくないという問題があった。





このような問題を解決するため、例えば特許文献1及び特許文献2には、塗布法により成膜できる遷移金属酸化物と水溶性高分子のゲル複合膜が開示されている。同文献には、タングステン酸水溶液に、バインダーとしてポリエチレングリコールを加えて混合水溶液を調製し、これを基板に塗布することでゲル複合膜を得られることが記載されている。

しかし、上記ゲル複合膜は、透明で均一な膜が作製しがたい。





また、特許文献3には、ポリビニルピロリドンを含有する酸化タングステン膜が開示されている。同文献には、酸化タングステン水溶液にポリビニルピロリドンを添加することで太陽光可変調光断熱材料を得られることが記載されている。

しかし、同文献には、発色や透明性の程度が具体的には記載されておらず、高い遮光性が得られるかどうか不明である。

産業上の利用分野



本発明は、遷移金属酸化物及び水溶性高分子化合物を含有する複合膜に関し、特に、フォトクロミズムを利用した調光フィルム、あるいは、記録媒体、青写真(日光写真ともいう)用感光体等として使用し得る遷移金属酸化物と水溶性高分子化合物を含有する複合膜に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
遷移金属酸化物、アルキルセルロース、及びヒドロキシ基を有する水溶性化合物(ただし、前記アルキルセルロースを除く)を含有する複合膜。

【請求項2】
遷移金属酸化物が酸化タングステンであることを特徴とする請求項1に記載の複合膜。

【請求項3】
ヒドロキシ基を有する水溶性化合物がアルコール類であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合膜。

【請求項4】
アルコール類がエチレングリコール又はグリセリンであることを特徴とする請求項に記載の複合膜。

【請求項5】
ヒドロキシ基を有する水溶性化合物が有機酸類であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合膜。

【請求項6】
有機酸類がシュウ酸又はグリコール酸であることを特徴とする請求項に記載の複合膜。

【請求項7】
請求項1~のいずれかに記載の複合膜を用いた調光フィルム。

【請求項8】
請求項1~のいずれかに記載の複合膜を用いた記録媒体。

【請求項9】
請求項1~のいずれかに記載の複合膜を用いた青写真用感光体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


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