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細胞遊走調節剤 外国出願あり

国内特許コード P130009120
掲載日 2013年4月18日
出願番号 特願2010-276777
公開番号 特開2012-126652
登録番号 特許第5791022号
出願日 平成22年12月13日(2010.12.13)
公開日 平成24年7月5日(2012.7.5)
登録日 平成27年8月14日(2015.8.14)
発明者
  • 日臺 智明
  • 北野 尚孝
  • 真宮 淳
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 細胞遊走調節剤 外国出願あり
発明の概要 【課題】細胞遊走の促進又は抑制を行うことができる細胞遊走調節剤、細胞遊走調節方法、及び当該調節剤を含む医薬組成物等を提供する。
【解決手段】本発明に係る細胞遊走調節剤は、血液凝固第9因子の全長、血液凝固第9因子の全長からトリプシンドメインを除いた部分、血液凝固第9因子の軽鎖、若しくは血液凝固第9因子のEGF1ドメイン、又は内皮細胞遺伝子座-1タンパク質のEGF3ドメインを含むペプチド、その誘導体あるいはこれらの塩を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


止血凝固に携わる凝固第9因子(F9)は古くから知られる必須の血液凝固因子であり、血友病の原因タンパク質として周知である。F9は、凝固反応の過程で凝固第11因子(F11)により2つの断片(重鎖、軽鎖)等に切断されることで活性化され、凝固反応を促進する。F9において、凝固因子としての機能を有する重要な部分はC末端側(重鎖)のトリプシンドメインであり、N末端側(軽鎖)の機能についてはよく知られていなかった。
血液凝固により生じる血栓は、凝固因子を含む種々のタンパク質から構成される。これまで、血栓内に新生血管が形成されやすいことや、血栓形成の認められる癌患者において癌転移率が高いことが確認されているが(例えば、非特許文献1参照。)、その機序や主要分子については未だ一定の結論が出ていない。血栓と癌転移との関係が統計的に明らかにされたことで、抗凝固剤を投与することにより癌転移を抑制しようという試みがなされ、癌転移の有意な抑制が確認された。しかしながら、抗凝固剤の使用は出血の危険を伴うため、使用量には限界があった。また、経験的には有効であっても、機序が不明であるため、広く普及するには至っていない。



ところで、細胞遊走は、人体の生命活動において必須の現象であり、人体で起こる広範な現象に関与するものであるが、同時に、癌の転移等の好ましくない結果も引きこすことが知られている。また、細胞遊走が関与する他の現象としては、血管新生や、創傷の治癒等が知られている。

産業上の利用分野


本発明は、細胞遊走調節剤等に関する。詳しくは、細胞遊走能を促進又は抑制し得るペプチドを含む細胞遊走調節剤等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
血液凝固第9因子の軽鎖からなるペプチド、又はその塩を含むことを特徴とする、細胞遊走促進剤。

【請求項2】
以下の(a)又は(b)のペプチド、あるいはその塩を含むことを特徴とする、細胞遊走促進剤。
(a) 配列番号6に示されるアミノ酸配列からなるペプチド。
(b) 配列番号6に示されるアミノ酸配列に対して90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつ、細胞遊走促進活性を有するペプチド。

【請求項3】
血液凝固第9因子の全長、若しくは血液凝固第9因子の全長からトリプシンドメインを除いた部分からなるペプチド、又はその塩を含むことを特徴とする、細胞遊走抑制剤。

【請求項4】
以下の(a)、(b)又は(c)のペプチド、あるいはその塩を含むことを特徴とする、細胞遊走抑制剤。
(a) 配列番号2又は4に示されるアミノ酸配列からなるペプチド。
(b) 配列番号2に示されるアミノ酸配列に対して95%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつ、細胞遊走抑制活性を有するペプチド。
(c) 配列番号4に示されるアミノ酸配列に対して90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつ、細胞遊走抑制活性を有するペプチド。

【請求項5】
被験非ヒト動物に請求項1又は2記載の促進剤を投与することを特徴とする、細胞遊走促進方法。

【請求項6】
被験非ヒト動物に請求項3又は4記載の抑制剤を投与することを特徴とする、細胞遊走抑制方法。

【請求項7】
請求項1又は2記載の促進剤を用いることを特徴とする、培養細胞の展開促進方法。

【請求項8】
請求項3又は4記載の抑制剤を用いることを特徴とする、培養細胞の上皮様配列保持方法。

【請求項9】
請求項1又は2記載の促進剤を含む、細胞の展開促進用組成物。

【請求項10】
請求項3又は4記載の抑制剤を含む、細胞の上皮様配列保持用組成物。

【請求項11】
細胞が培養細胞である、請求項9又は10記載の組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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