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チューブ内側を表面処理する装置およびその方法

国内特許コード P130009136
掲載日 2013年4月18日
出願番号 特願2011-125753
公開番号 特開2012-251090
出願日 平成23年6月3日(2011.6.3)
公開日 平成24年12月20日(2012.12.20)
発明者
  • 星 徹
  • 櫻井 祐樹
  • 澤口 孝志
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 チューブ内側を表面処理する装置およびその方法
発明の概要

【課題】チューブ状高分子材料のチューブ内側を煩雑な操作をすることなく効率的に表面処理する装置およびその方法を提供する。
【解決手段】チューブ状高分子材料のチューブ内側を表面処理するための装置であって、表面処理剤を収容するタンクと、前記チューブ状高分子材料を収容するマイクロ波照射器具と、前記タンクから、前記マイクロ波照射器具内部に設けられたチューブ状高分子材料のチューブ内側に、表面処理剤を供給する送液手段と、を備えることを特徴とするチューブ状高分子材料のチューブ内側を表面処理するための装置。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


医療現場においては、高分子材料、例えばポリオレフィン樹脂で作製されたチューブが血液や体液などの送液用チューブとして使用されている。しかし、医療デバイスとして利用した場合、時間とともにチューブ内側にタンパク質が吸着したり、チューブ内側で血液が凝固するなどして血栓が生じてしまうことがある。そこで、チューブ外側は、高分子材料の有する機械特性を保持しつつ、チューブ内側のみが表面処理、例えば親水性処理されることで、スムーズに送液できるような、新規なチューブの提供が求められている。



チューブ内側のみが表面処理されたようなチューブを得る方法として、例えば、表面処理されていないポリオレフィン樹脂をチューブの外層に、表面処理されたポリオレフィンをチューブの内層に使用して、外層と内層を接着させる方法がある。しかし、かかる方法では、使用期間が長くなるにつれて、層間での剥離が生じる問題がある。



また、チューブ内側のみが表面処理されたようなチューブを得る方法として、チューブ内側に固定された加水分解可能な疎水性基を加水分解する方法がある。例えば、特許文献1には、エチレン-酢酸ビニル共重合体からなるチューブ内側のアセチル基の少なくとも一部を加水分解して水酸基に置換し、チューブ内側を親水性処理した医療用チューブが開示されている。



しかし、特許文献1に記載された方法では、加水分解の際の処理時間が長く、また処理溶液の濃度も高い。さらに、処理時間や、処理溶液のpHを厳密に制御する必要があるといった問題がある。

産業上の利用分野


本発明は、チューブ内側を表面処理する装置およびその方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
チューブ状高分子材料のチューブ内側を表面処理する装置であって、
表面処理剤を収容するタンクと、
前記チューブ状高分子材料を収容するマイクロ波照射器具と、
前記タンクから、前記マイクロ波照射器具内部に設けられたチューブ状高分子材料のチューブ内側に、表面処理剤を供給する送液手段と、を備えることを特徴とするチューブ状高分子材料のチューブ内側を表面処理する装置。

【請求項2】
前記チューブ状高分子材料が、ポリオレフィン基質の非晶質部分に、カルボン酸ビニルを構成単位とする重合体がナノメートルオーダーで分散した構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。

【請求項3】
チューブ状高分子材料のチューブ内側を表面処理する方法であって、表面処理剤を収容するタンクから、前記チューブ状高分子材料のチューブ内側に表面処理剤を供給し、前記チューブ状高分子材料にマイクロ波を照射することによって、前記チューブ状高分子材料のチューブ内側を表面処理する方法。

【請求項4】
前記チューブ状高分子材料が、ポリオレフィン基質の非晶質部分に、カルボン酸ビニルを構成単位とする重合体がナノメートルオーダーで分散した構造を有することを特徴とする、請求項3に記載の方法。

【請求項5】
前記表面処理剤が水酸化カリウム溶液である、請求項3又は4に記載の方法。

【請求項6】
前記カルボン酸ビニルが酢酸ビニルである、請求項3~5のいずれか1項に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 審査請求前
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