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ヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎モデル非ヒト哺乳動物

国内特許コード P130009154
掲載日 2013年4月18日
出願番号 特願2011-537334
登録番号 特許第5773207号
出願日 平成22年10月21日(2010.10.21)
登録日 平成27年7月10日(2015.7.10)
国際出願番号 JP2010069117
国際公開番号 WO2011049239
国際出願日 平成22年10月21日(2010.10.21)
国際公開日 平成23年4月28日(2011.4.28)
優先権データ
  • 特願2009-242321 (2009.10.21) JP
発明者
  • 武井 正美
  • 澤田 滋正
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 ヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎モデル非ヒト哺乳動物
発明の概要 本発明は、ヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎を発症するモデル非ヒト哺乳動物を提供する。本発明に係るヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎モデル非ヒト哺乳動物は、ヒト免疫化非ヒト哺乳動物にEpstein-Barrウイルスを感染させることにより得られ、ヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎を発症することを特徴とする非ヒト哺乳動物である。
従来技術、競合技術の概要


ヒト関節リウマチは、関節部における炎症、骨破壊、骨の癒着及び変形等を主体とする、自己免疫性の難治疾患であり、一般に強い慢性化傾向を示す。また、ヒト関節リウマチは血管炎をしばしば合併するため、心筋炎、間質性肺炎及び抹消における血管炎等を引き起こし得る。これらの合併症も難治性であり、その特異的な治療薬の開発が切望されている。
従来、ヒト関節リウマチの治療薬開発等に用いられるモデル動物としては、誘発モデルとして、アジュバント関節炎、II型コラーゲン誘発関節炎及びプリスタン誘発関節炎等のモデル動物が知られており、自然発症モデルとして、MRL/lprマウス関節炎及びNZB/KNマウス関節炎等のモデル動物が知られている(安倍千之、「関節炎モデル」、出版社:医薬ジャーナル社(東京)、1997年、p469-482)。
しかしながら、上記誘発モデルの場合、自己免疫の発症機構が炎症を急激に誘導することで人為的であり、発症過程を解析するモデルとしては不適当であるうえ、必ずしも同じ抗原が関節リウマチで認識されている保証はない。一方、上記自然発症モデルの場合、自己免疫の発症機構が解析できるという魅力はあるが、発症率が低く、骨の破壊と同時に骨過形成像が観察され、特に、MRL/lprマウスの場合はfas遺伝子の異常によって起こされるものであり、多くの関節リウマチ患者とはメカニズムが異なっている。このように、上記誘発モデルや自然発症モデルで観察される現象は、ヒト関節リウマチで観察される現象とは根本的に異なるため、発症する関節炎は、関節リウマチの病態と部分的に類似性をもってはいるものの、関節リウマチの病態を再現したものではない。また、ヒトとの種差による薬剤感受性が異なるなどの問題がある。
ところで、Epstein-Barrウイルス(EBウイルス;ヒトヘルペスウイルス4)は、γヘルペスウイルスファミリーに属するヒトヘルペスウイルスである。EBウイルスは、感染後ほとんどが潜在化し、その一生を終えるが、免疫抑制剤等の影響下では再活性化し、生体に重篤な状態を起こすことがある。よって、EBウイルスの再活性化は、EBウイルス関連疾患群の難病の病態に関与している可能性があると考えられている。
従来は、EBウイルス感染モデル動物自体、コットントップタマリン等の希少霊長類を用いたものが存在するのみであり(J.A.ウォルフ〔編集〕,J.A.Wolff〔原著〕、谷憲三朗〔監修〕、「遺伝子治療学―基礎研究から臨床へ」、出版社:シュプリンガー・ジャパン(株)、1998年、p356-366)、ヒト関節リウマチにおいて見られるような関節炎症状(ビラン性関節炎)を発症するものはなかった。

産業上の利用分野


本発明は、ヒト関節リウマチ様関節炎であるビラン性関節炎を発症するモデル非ヒト哺乳動物に関する。また本発明は、上記モデル動物を用いた、関節リウマチ治療薬のスクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヒト免疫化非ヒト哺乳動物にEpstein-Barrウイルスを感染させることにより得られ、自己免疫現象によらずに、ヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎を発症することを特徴とする、ヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎モデル非ヒト哺乳動物。

【請求項2】
破骨細胞の分化誘導が促進されたものである、請求項1記載の非ヒト哺乳動物。

【請求項3】
ヒト免疫化非ヒト哺乳動物が、免疫不全非ヒト哺乳動物にヒト造血幹細胞を移植して得られるものである、請求項1又は2記載の非ヒト哺乳動物。

【請求項4】
非ヒト哺乳動物が齧歯類動物である、請求項1~3のいずれか1項に記載の非ヒト哺乳動物。

【請求項5】
齧歯類動物がマウスである、請求項4記載の非ヒト哺乳動物。

【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の非ヒト哺乳動物に候補物質を投与する工程、及び当該投与後の非ヒト哺乳動物におけるヒト関節リウマチ様ビラン性関節炎の病態を評価する工程を含む、ヒト関節リウマチ又はビラン性関節炎の治療及び/又は予防薬のスクリーニング方法。
産業区分
  • 畜産
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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