TOP > 国内特許検索 > アスファルト含有廃棄物の処理方法およびアスファルト含有廃棄物処理装置

アスファルト含有廃棄物の処理方法およびアスファルト含有廃棄物処理装置

国内特許コード P130009167
掲載日 2013年4月19日
出願番号 特願2012-027593
公開番号 特開2013-163921
登録番号 特許第5979532号
出願日 平成24年2月10日(2012.2.10)
公開日 平成25年8月22日(2013.8.22)
登録日 平成28年8月5日(2016.8.5)
発明者
  • 加納 陽輔
  • 秋葉 正一
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 アスファルト含有廃棄物の処理方法およびアスファルト含有廃棄物処理装置
発明の概要 【課題】アスファルト含有廃棄物から再利用可能な骨材を回収コストの上昇などを招くことなく効率的に回収することのできるアスファルト含有廃棄物の処理方法とアスファルト含有廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】アスファルト含有廃棄物を熱水により60℃以上に加熱しながら攪拌してアスファルト含有廃棄物に含まれる粗粒骨材の表面からアスファルトを一次処理装置12の攪拌槽12aで分離するとともに、一次処理装置12の回収バスケット12cで粗粒骨材を回収する。その後、アスファルト含有廃棄物を熱水により60℃以上に加熱しながら攪拌してアスファルト含有廃棄物に含まれる細粒骨材の表面からアスファルトを二次処理装置13の攪拌槽13aで分離するとともに、二次処理装置13の回収ネット13cで細粒骨材を回収する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


一般に、アスファルト舗装路の道路工事などで発生するアスファルト含有廃棄物はアスファルトの他に砂利などの骨材を含んでいることから、近年では、アスファルト含有廃棄物から骨材を回収し、回収された骨材を再利用する研究・開発が進められている。
アスファルト含有廃棄物から骨材を回収する方法としては、アスファルト含有廃棄物を機械的に破砕した後、振動ふるい機にかけて骨材を回収する方法(以下、機械破砕方式という)や、アスファルト含有廃棄物をスチーム、温水、熱風等により加熱した後、振動ふるい機にかけて骨材を回収する方法(以下、熱破砕方式という)が特許文献1に記載されている。



しかし、機械破砕方式はアスファルト含有廃棄物に加わる機械的な破砕力により骨材に割れ等が生じたりすることによって骨材が細粒化し、細かな骨材が団粒化したままの場合もあり、さらに骨材にアスファルトが付着したままの状態であるため再利用時の厳密な品質管理は難しい。
熱破砕方式はアスファルト含有廃棄物の破砕時に骨材が細粒化することはほとんどないが、機械破砕方式と同様に骨材の表面からアスファルトを完全に除去することができないため、品質管理が難しく、再生した骨材の品質はアスファルトの性状や残留の度合いによって大きく左右される。



このような問題を解消するため、特許文献2には、アスファルト含有廃棄物を加熱する媒体として温度が100℃~300℃の加圧熱水を用い、この加圧熱水によりアスファルト含有廃棄物を100℃以上に加熱しながら攪拌することによって骨材の表面からアスファルトを分離させて骨材を回収する技術が記載されている。

産業上の利用分野


本発明は、アスファルト舗装路の道路工事などで発生するアスファルト含有廃棄物の処理方法と処理装置に関し、特に、アスファルト含有廃棄物から再利用可能な骨材を回収する技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
アスファルト含有廃棄物を処理して再利用可能な骨材を回収するアスファルト含有廃棄物の処理方法であって、
前記アスファルト含有廃棄物を温度が100℃未満の熱水中で攪拌することで、前記アスファルト含有廃棄物に含まれる骨材のうち粗粒骨材の表面からアスファルトを分離すると共に前記アスファルト含有廃棄物に含まれる骨材を前記粗粒骨材と該粗粒骨材より粒径の小さい細粒骨材とに選別する一次処理工程と、
前記一次処理工程で前記粗粒骨材と選別された前記細粒骨材および前記粗粒骨材の表面から分離したアスファルトを前記熱水中で攪拌することで、前記細粒骨材の表面からアスファルトを分離すると共に記細粒骨材と細粒骨材より粒径の小さい微粒骨材と選別する二次処理工程と、を有することを特徴とするアスファルト含有廃棄物の処理方法。

【請求項2】
前記一次処理工程で前記アスファルト含有廃棄物を温度が60℃以上の熱水中で攪拌することを特徴とする請求項1に記載のアスファルト含有廃棄物の処理方法。

【請求項3】
前記一次処理工程で前記粗粒骨材と選別された前記細粒骨材および前記粗粒骨材の表面から分離したアスファルトを前記二次処理工程で温度が60℃以上の熱水中で攪拌することを特徴とする請求項1または2に記載のアスファルト含有廃棄物の処理方法。

【請求項4】
前記二次処理工程で前記細粒骨材と選別された前記微粒骨材を温度が100℃以上の加圧熱水中で攪拌することで、前記微粒骨材の表面からアスファルトを分離すると共に前記微粒骨材の表面から分離したアスファルトと前記微粒骨材とを比重差により選別する三次処理工程を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のアスファルト含有廃棄物の処理方法。

【請求項5】
アスファルト含有廃棄物を処理して再利用可能な骨材を回収する装置であって、
前記アスファルト含有廃棄物を温度が100℃未満の熱水中で攪拌することで、前記アスファルト含有廃棄物に含まれる骨材のうち粗粒骨材の表面からアスファルトを分離すると共に前記アスファルト含有廃棄物に含まれる骨材を前記粗粒骨材と該粗粒骨材より粒径の小さい細粒骨材とに選別する一次処理装置と、
前記一次処理装置で前記粗粒骨材と選別された前記細粒骨材および前記粗粒骨材の表面から分離したアスファルトを前記熱水中で攪拌することで、前記細粒骨材の表面からアスファルトを分離すると共に、前記細粒骨材と細粒骨材より粒径の小さい微粒骨材と選別する二次処理装置とを備えることを特徴とするアスファルト含有廃棄物処理装置。

【請求項6】
前記二次処理装置で前記細粒骨材と選別された前記微粒骨材を温度が100℃以上の加圧熱水中で攪拌することで、前記微粒骨材の表面からアスファルトを分離すると共に前記微粒骨材の表面から分離したアスファルトと前記微粒骨材とを比重差により選別する三次処理装置を備えたことを特徴とする請求項5に記載のアスファルト含有廃棄物処理装置。

【請求項7】
前記粗粒骨材の表面からアスファルトを分離するための攪拌槽を前記一次処理装置が有し、前記攪拌槽が保温性を有していることを特徴とする請求項5または6に記載のアスファルト含有廃棄物処理装置。

【請求項8】
前記粗粒骨材を回収するメッシュ状の回収バスケットを、前記一次処理装置が有することを特徴とする請求項5~7のいずれか一項に記載のアスファルト含有廃棄物処理装置。

【請求項9】
前記細粒骨材の表面からアスファルトを分離するための攪拌槽を前記二次処理装置が有し、前記攪拌槽が保温性を有していることを特徴とする請求項5~8のいずれか一項に記載のアスファルト含有廃棄物処理装置。

【請求項10】
前記細粒骨材を回収する回収ネットを、前記二次処理装置が有することを特徴とする請求項5~9のいずれか一項に記載のアスファルト含有廃棄物処理装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2012027593thum.jpg
出願権利状態 登録
日本大学産官学連携知財センター(通称NUBIC,ニュービック)は,技術移転機関と知的財産本部の機能を兼ね備えた日本大学の産学連携の窓口です。
NUBICは,日本大学全教職員や大学院生・学部学生の豊富なアイデアや研究成果を,知的財産として戦略的に創出・保護・管理し,産業界のニーズとのマッチングを図り,企業の研究開発,新製品開発,新規事業の立上げが円滑に行われるようサポートいたします。
お気軽にご相談ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close