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錯視画像生成装置、錯視画像生成方法、印刷媒体製造方法、および、プログラム

国内特許コード P130009242
整理番号 K079P06
掲載日 2013年5月9日
出願番号 特願2012-503822
登録番号 特許第5038547号
出願日 平成23年11月15日(2011.11.15)
登録日 平成24年7月13日(2012.7.13)
国際出願番号 JP2011076747
国際公開番号 WO2012067254
国際出願日 平成23年11月15日(2011.11.15)
国際公開日 平成24年5月24日(2012.5.24)
優先権データ
  • 特願2010-254576 (2010.11.15) JP
発明者
  • 新井 仁之
  • 新井 しのぶ
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 錯視画像生成装置、錯視画像生成方法、印刷媒体製造方法、および、プログラム
発明の概要 本発明は、画像データに対して、方位性のない近似フィルタ、および、各方位性をもった複数の詳細フィルタの集合である、方位選択性ウェーブレット・フレーム或いは方位選択性フィルタ・バンクによる多重解像度分解を行い、サブバンド信号を取得し、取得したサブバンド信号を足し合わせることにより画像を再構成する場合に、複数の詳細フィルタのうち、錯視により浮遊させたい浮遊方向に対して所定の方位性をもつ詳細フィルタの少なくとも一つに対応するサブバンド信号を、減衰・増幅させることにより、浮遊錯視を発生させる再構成画像データを生成する。
従来技術、競合技術の概要


従来、視覚の錯覚(錯視)を引き起こす図形等が発見されている。例えば、ヘルマン格子や、シェブルール錯視、カフェウォール錯視、オオウチ錯視、Pinna錯視、Gurnsey-Morgan錯視等の錯視図形が発見されており、これらの錯視図形を見ると、大きさや位置や色等が実際とは異なって知覚されたり、実際には存在しないものが見えたり、静止画が動いて見えたりする錯視現象が引き起こされる(非特許文献1、4、5、6、7参照)。



また、従来、ヒトの視覚皮質の単純細胞の数理モデルとして、かざぐるまウェーブレット・フレーム(非特許文献3参照)、単純かざぐるまフレームレット(非特許文献2参照)、かざぐるまフレームレットと呼ばれる方位選択性ウェーブレット・フレームが開発されており、画像解析等に利用されている。

産業上の利用分野


本発明は、錯視画像生成装置、媒体、画像データ、錯視画像生成方法、印刷媒体製造方法、および、プログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
記憶部と制御部を少なくとも備えた錯視画像生成装置であって、
上記記憶部は、
方位性のない近似フィルタ、および、各方位性をもった複数の詳細フィルタの集合である、方位選択性ウェーブレット・フレームまたは方位選択性フィルタ・バンクを記憶するフィルタ記憶手段と、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記画像データに対して、上記方位選択性ウェーブレット・フレームまたは上記方位選択性フィルタ・バンクによる多重解像度分解を行い、サブバンド信号を取得する分解手段と、
上記分解手段により取得された上記サブバンド信号を足し合わせることにより画像を再構成して、再構成画像データを取得する再構成手段と、
を備え、
上記再構成手段は、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、錯視により浮遊させたい浮遊方向に対して所定の方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰または増幅させることにより、浮遊錯視を発生させる上記再構成画像データを生成すること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項2】
請求項1に記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、上記浮遊方向と直交または斜交する上記方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項3】
請求項1または2に記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、上記浮遊方向の直交軸に対して水平または垂直でなく、かつ、上記直交軸に対して負の角度の上記方位性を持つ上記詳細フィルタのなす群と、上記直交軸に対して正の角度の上記方位性をもつ上記詳細フィルタのなす群との2つの群のうち、一方の群に属する上記詳細フィルタ、および、上記浮遊方向と直交する上記方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を減衰させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項4】
請求項3に記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記一方の群に属する上記詳細フィルタ、および、上記浮遊方向と直交する上記方位性をもつ上記詳細フィルタのうち、上記直交軸に対する角度の絶対値が0度以上45度以内の傾きの上記方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項5】
請求項4に記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記直交軸に対する角度の絶対値が上記0度以上45度以内の傾きの上記方位性をもつ上記詳細フィルタのうち、当該0度に近づくほど高次数までの、当該45度に近づくほど低次数までの、上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一つに記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、上記浮遊方向の直交軸に対して水平または垂直でなく、かつ、上記直交軸に対して負の角度の上記方位性を持つ上記詳細フィルタのなす群と、上記直交軸に対して正の角度の上記方位性をもつ上記詳細フィルタのなす群との2つの群のうち、他方の群に属する上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、増幅させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項7】
請求項6に記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記他方の群に属し、上記直交軸に対する角度の絶対値が45度の傾きの上記方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、増幅させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一つに記載の錯視画像生成装置において、
上記再構成手段は、
上記再構成画像データの互いに隣接する画像領域において、互いに逆向きその他の互いに異なる向きの上記浮遊方向を持つように上記サブバンド信号を、減衰または増幅させること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一つに記載の錯視画像生成装置において、
上記分解手段による上記多重解像度分解は、
最大重複多重解像度分解、最大間引き多重解像度分解、または、一部間引き一部重複多重解像度分解であること
を特徴とする錯視画像生成装置。

【請求項10】
記憶部と制御部を少なくとも備えた錯視画像生成装置において実行される錯視画像生成方法であって、
上記記憶部は、
方位性のない近似フィルタ、および、各方位性をもった複数の詳細フィルタの集合である、方位選択性ウェーブレット・フレームまたは方位選択性フィルタ・バンクを記憶するフィルタ記憶手段と、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記画像データに対して、上記方位選択性ウェーブレット・フレームまたは上記または方位選択性フィルタ・バンクによる多重解像度分解を行い、サブバンド信号を取得する分解ステップと、
上記分解ステップにて取得された上記サブバンド信号を足し合わせることにより画像を再構成して、再構成画像データを取得する再構成ステップと、
を含み、
上記再構成ステップは、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、錯視により浮遊させたい浮遊方向に対して所定の方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰または増幅させることにより、浮遊錯視を発生させる上記再構成画像データを生成すること
を特徴とする錯視画像生成方法。

【請求項11】
記憶部と制御部と印刷部を少なくとも備えた錯視画像生成装置において実行される印刷媒体製造方法であって、
上記記憶部は、
方位性のない近似フィルタ、および、各方位性をもった複数の詳細フィルタの集合である、方位選択性ウェーブレット・フレームまたは方位選択性フィルタ・バンクを記憶するフィルタ記憶手段と、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記画像データに対して、上記方位選択性ウェーブレット・フレームまたは上記方位選択性フィルタ・バンクによる多重解像度分解を行い、サブバンド信号を取得する分解ステップと、
上記分解ステップにて取得された上記サブバンド信号を足し合わせることにより画像を再構成して、再構成画像データを取得する再構成ステップと、
上記再構成ステップにて取得された上記再構成画像データを上記印刷部に出力することにより印刷媒体を製造する錯視画像出力ステップと、
を含み、
上記再構成ステップは、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、錯視により浮遊させたい浮遊方向に対して所定の方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰または増幅させることにより、浮遊錯視を発生させる上記再構成画像データを生成すること
を特徴とする印刷媒体製造方法。

【請求項12】
記憶部と制御部を少なくとも備えた錯視画像生成装置に錯視画像生成方法を実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
方位性のない近似フィルタ、および、各方位性をもった複数の詳細フィルタの集合である、方位選択性ウェーブレット・フレームまたは方位選択性フィルタ・バンクを記憶するフィルタ記憶手段と、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記画像データに対して、上記方位選択性ウェーブレット・フレームまたは上記または方位選択性フィルタ・バンクによる多重解像度分解を行い、サブバンド信号を取得する分解ステップと、
上記分解ステップにて取得された上記サブバンド信号を足し合わせることにより画像を再構成して、再構成画像データを取得する再構成ステップと、
を実行させるためのプログラムであって、
上記再構成ステップは、
上記複数の上記詳細フィルタのうち、錯視により浮遊させたい浮遊方向に対して所定の上記方位性をもつ上記詳細フィルタの少なくとも一つに対応する上記サブバンド信号を、減衰または増幅させることにより、浮遊錯視を発生させる上記再構成画像データを生成すること
を特徴とするプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012503822thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ 数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索 領域
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