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クリキュラ繭色素及びその用途

国内特許コード P130009258
整理番号 J155
掲載日 2013年5月15日
出願番号 特願2012-215758
公開番号 特開2013-028812
登録番号 特許第5565780号
出願日 平成24年9月28日(2012.9.28)
公開日 平成25年2月7日(2013.2.7)
登録日 平成26年6月27日(2014.6.27)
発明者
  • 長島孝行
出願人
  • 学校法人東京農業大学
発明の名称 クリキュラ繭色素及びその用途
発明の概要 【課題】 クリキュラ繭色素を抽出し、その活用方法を開発し提供する。
【解決手段】 クリキュラ繭から抽出された黄色色素ならびにこれを有効成分として利用した黄色染料、着色料、紫外線カット剤及び抗酸化剤に関する。クリキュラ繭に多量に含まれている有効成分であるルテインは、目の角膜等に含まれるカロチノイド系色素の一種で、眼病の一要因である白内障に効果があるとされており、例えば、これを栄養補助食品として施用することができる。クリキュラ繭色素はアレルギー等の副作用が生ぜず、これは化学染色剤にはみられない特長である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



インドネシアでは、毎年3月頃から黒紫色の小さな芋虫状のクリキュラ(Criculatrifenestrata)が大量に発生する。このクリキュラは野蚕の一種で、その幼虫が街路樹等の葉を食い荒らすため現地では害虫とされている。しかし、この野蚕が蛾になるときに作り出す繭は、その外観が美しい黄金色を呈するため、わが国でも「黄金の繭」として注目され、近年それを利用する各種の研究が行われてきた。





例えば、特開平09-328000号公報(特許文献1)には、クリキュラ繭を使用してシート状に加工して装飾布とするために、繭を平面状に成形して基材シートの表面に接着することが提案されている。





特開2005-255673号公報(特許文献2)には、クリキュラ繭を、水単独やエタノール水等中性の水性液体で常温ないし加熱抽出すると、この抽出液に紫外線吸収成分がもっとも多く集まること、0.11MPa~0.4MPaの範囲の中性水溶液で加圧加熱抽出すると、金色を保持した絹に精錬され解繊できること、その抽出液は400nm以下の紫外線吸収能と静菌効果があること等が記載されている。





また、特開2006-70404号公報(特許文献3)にはクリキュラ繭独特の形態や独特の色を失うことなく、また、繭の持つガス吸着性、吸放湿性、UVカット、抗菌性等の特性を生かした意匠性と機能性を有する繭片入りシートを製造する方法として、繭を小片のシート状に裁断して繭片とする裁断工程と、繭片とシルクを含む有機繊維を水に分散させてスラリーとするスラリー調製工程と、スラリー調製工程で得られたスラリーを抄紙して繭片を有機繊維に埋設するシートを製造する抄紙工程とからなる方法が提案されている。この方法による黄金色のシートは、愛知万博でパビリオン「中部千年共生村」(本発明者はこのパビリオンの生物力の監修者として携わった)の外壁に使用され、注目を集めたところである。

産業上の利用分野



本発明は、クリキュラ繭から抽出された黄色色素(以下、「クリキュラ繭色素」と略称することがある)及びその用途に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
クリキュラ繭から100~140℃で熱水抽出された色素であって、ルテイン、ゼアキサンチン及びルテイン異性体が含まれていることを特徴とする黄色色素。

【請求項2】
前記色素がパウダー状である請求項1に記載の黄色色素。

【請求項3】
前記色素におけるルテインの含有量が66%以上である、請求項1又は2に記載の黄色色素。

【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の黄色色素を有効成分として含有することを特徴とする黄色染料。

【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の黄色色素を有効成分として含有することを特徴とする着色料。

【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の黄色色素を有効成分として含有することを特徴とする紫外線カット剤。
産業区分
  • 染料
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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