TOP > 国内特許検索 > 耐硬化収縮性の硬化性組成物、当該硬化性組成物を硬化させた硬化物、及び方法

耐硬化収縮性の硬化性組成物、当該硬化性組成物を硬化させた硬化物、及び方法 コモンズ

国内特許コード P130009282
掲載日 2013年5月27日
出願番号 特願2010-288272
公開番号 特開2012-136576
登録番号 特許第5877507号
出願日 平成22年12月24日(2010.12.24)
公開日 平成24年7月19日(2012.7.19)
登録日 平成28年2月5日(2016.2.5)
発明者
  • 西久保 忠臣
  • 南部 洋子
出願人
  • 学校法人神奈川大学
発明の名称 耐硬化収縮性の硬化性組成物、当該硬化性組成物を硬化させた硬化物、及び方法 コモンズ
発明の概要 【課題】高い耐熱性を有する硬化物を与える耐収縮性の硬化性組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(I)で表される2,2’-位が2価の置換基又は原子で連結された1,1-’ビナフチル骨格に、重合性の置換基が導入された重合性化合物と、当該重合性の置換基を重合反応させることのできる重合開始剤と、を含む耐硬化収縮性の硬化性組成物を使用する。



上記一般式(I)中、(R)m又は(R)nは、それぞれm個又はn個の同一又は異なる置換基を意味し、当該置換基は、それらが結合するナフタレン環における置換可能な炭素原子のいずれに結合してもよく、Xは、二価の置換基又は原子である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


接着剤、封止材、造形材等の用途として、スチレン化合物、(メタ)アクリル化合物、エポキシ化合物等の重合性化合物を含有する硬化性組成物が広く使用されている。このような硬化性組成物は、所望とする形状とした後に硬化させることにより、耐久性が高い硬化物となるばかりでなく、重合性化合物を適切に選択することにより高い電気特性等の機能を有する硬化物となるので、産業上、広く利用されている。



しかしながら、これらの硬化性組成物は、硬化する際に大きな体積収縮を伴う。そのため、これらの硬化性組成物を接着剤、封止材、造型材等の用途に使用すると、寸法安定性が問題となることがある。このような硬化性組成物の硬化に伴う体積収縮は、重合性又は硬化性化合物としてビニル化合物を使用した場合に顕著である。



このような硬化性組成物の硬化に伴う体積収縮を低減させる方法として、スピロオルトカーボネート化合物やビシクロオルトエステル化合物等といった、スピロ環を有する化合物やビシクロ環を有する化合物を重合性化合物として使用することが知られている(例えば、特許文献1の背景技術を参照)。



また、特許文献1には、2個の芳香環及び少なくとも1個の中心環状酸素架橋環を有する化合物を重合性化合物の一部として使用することにより、硬化性組成物の体積収縮を低減させることが開示されている。また、特許文献2には、芳香環に縮合した6員ラクトン構造を有する化合物を重合性化合物の一部として使用することにより、硬化性組成物の体積収縮を低減させることが開示されている。



上記の従来技術は、いずれも、開環重合することによって分子体積が増加する化合物を重合性化合物の一部として使用することにより、硬化性組成物に含まれる他の重合性化合物が重合する際の体積減少を補うものであり、硬化性組成物全体としてみれば硬化に伴う体積減少が抑制される。

産業上の利用分野


本発明は、耐硬化収縮性の硬化性組成物、及び当該硬化性組成物を硬化させた硬化物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(I)で表される2,2’-位が2価の原子で連結された1,1-’ビナフチル骨格に、重合性の置換基としてエチレン性の不飽和基が導入された重合性化合物と、当該重合性の置換基を重合反応させることのできる重合開始剤と、複数のエチレン性不飽和基を有し重合による硬化収縮を示す重合性化合物と、を含む耐硬化収縮性の硬化性組成物。
【化1】


上記一般式(I)中:
(R)又は(R)は、それぞれm個又はn個の同一又は異なる置換基を意味し、当該置換基は、それらが結合するナフタレン環における置換可能な炭素原子のいずれに結合してもよく、各Rは、それぞれ独立に、有機基を表す。また、2つのRが互いに結合して、ヘテロ原子を含んでもよい環構造を形成してもよい。この場合、当該環構造は、1つの環でも2以上の環が縮合したものでもよく、脂肪環でも芳香環でもよい。また、環構造を形成しないRが2つのRからなる環構造に結合してもよい。
Xは、硫黄原子である。
mは0~5の整数であり、nは0~5の整数である。

【請求項2】
下記一般式(II)で表される重合性化合物と、エチレン性不飽和結合を有する化合物を重合させることのできる重合開始剤と、複数のエチレン性不飽和基を有し重合による硬化収縮を示す重合性化合物と、を含む耐硬化収縮性の硬化性組成物。
【化2】


上記一般式(II)中:
(R)又は(R)は、それぞれm個又はn個の同一又は異なる置換基を意味し、当該置換基は、それらが結合するナフタレン環における置換可能な炭素原子のいずれに結合してもよく、各Rは、それぞれ独立に、有機基を表す。また、2つのRが互いに結合して、ヘテロ原子を含んでもよい環構造を形成してもよい。この場合、当該環構造は、1つの環でも2以上の環が縮合したものでもよく、脂肪環でも芳香環でもよい。また、環構造を形成しないRが2つのRからなる環構造に結合してもよい。
は、硫黄原子である。各Xは、それぞれ独立に、単結合、二価の有機基、二価の無機基又は二価の原子である。なお、各Xはそれらが結合するナフタレン環における置換可能な炭素原子のいずれに結合してもよく、上記のように、2つのRが互いに結合して環構造を形成する場合、Xは当該環構造に結合してもよい。
各Rは、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。
mは0~5の整数であり、nは0~5の整数であり、o+pが1~4の整数であることを条件として、oは0~4の整数であり、pは0~4の整数である。

【請求項3】
熱分解温度(T)が250℃以上である、請求項1又は2記載の耐硬化収縮性の硬化性組成物を硬化させた硬化物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
本技術について、ライセンスや共同研究等をご希望の方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close