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トレーニングインナーウエアおよびトレーニングインナーウエアの設計方法 コモンズ

国内特許コード P130009325
整理番号 N12062
掲載日 2013年6月7日
出願番号 特願2012-263121
公開番号 特開2014-109077
出願日 平成24年11月30日(2012.11.30)
公開日 平成26年6月12日(2014.6.12)
発明者
  • 金井 博幸
  • 木村 航太
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 トレーニングインナーウエアおよびトレーニングインナーウエアの設計方法 コモンズ
発明の概要 【課題】運動効果を向上させることのできるテーピングパターンを備えたトレーニングインナーウエアを提案すること。
【解決手段】トレーニングインナーウエア1の前面には第1~第3テーピング部11~13が縫製されている。上下方向に取り付けた第1テーピング部11は、歩行動作における上下方向の伸長率が設定値以上の状態が上下方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位に位置し、第2テーピング部12は、中央から左右の下方斜め方向の伸長率が設定値以上の状態が当該斜め方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む場所に位置し、第3テーピング部13は、左右方向の伸長率が設定値以上の状態が左右方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位に位置する。各部の伸縮量の抑制効果が高く、運動効果の高いトレーニングインナーウエアを実現できる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



日本人の三大死因には肥満が強く関係しており、肥満には運動不足の影響が最も大きいと考えられている。そこで、近年、歩行動作において運動効果を高めるインナーウエアが提案されている。このようなインナーウエアは、当該インナーウエアのベース生地に、伸縮性の異なる(一般には伸縮抵抗の大きな)テーピング生地を縫製して製作されている。





特許文献1には、このような伸縮性のあるインナーウエアに、より伸縮抵抗の高いテーピング生地を縫製した構成のインナーウエアが提案されている。当該特許文献1においては、インナーウエアのベース生地よりも伸縮抵抗の大きな帯状の第1~第3強伸縮部を一定のパターンで配置してあり、これにより、着用者のエネルギー消費量を増加させることができ、メタボリックシンドローム対策に効果があると言及されている。

産業上の利用分野



本発明は、歩行動作等において運動効果を高めるために、伸縮抵抗の大きなテーピング部が配置されたインナーウエア(以下、「トレーニングインナーウエア」と呼ぶ。)に関する。さらに詳しくは、運動効果を向上し得るテーピングパターンでテーピング部がインナーウエアに配置されたトレーニングインナーウエア、および、最適なテーピングパターンを得ることのできるトレーニングインナーウエアの設計方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
人体表面に密着した着用状態を形成できるように伸縮性のあるベース生地から形成したインナーウエア、および、前記インナーウエアにおける複数の箇所に形成あるいは取り付けたテーピング部を有し、
前記インナーウエアは、少なくとも、パンティ部、および、前記パンティ部から延びている左右の太もも部を備え、
前記テーピング部は、前記インナーウエアのベース生地よりも伸縮抵抗の大きな所定長さの帯状の部位であり、
前記テーピング部として、前記インナーウエアの前面の左右の部位に、左右対称な状態でそれぞれ配置した第1、第2および第3テーピング部が備わっており、
前記第1テーピング部のそれぞれは、着用状態において、前記パンティ部の前面上端縁における臍点部下方の腰天に対応する部位から、左右の前記太もも部の前面をそれぞれ経由し、左右の前記太もも部の前面下端縁における内側上顆部に対応する部位まで延び、
前記第2テーピング部のそれぞれは、着用状態において、前記パンティ部の前面中央部分における臍点部下方の転子点位に対応する部位を相互の上端接合点とし、前記パンティ部の左右の前面をそれぞれ通って外方斜め下方に向かい、転子点部と外側上顆部の中点に対応する部位まで延び、
前記第3テーピング部のそれぞれは、着用状態において、前記パンティ部および前記太もも部の前面中央における恥骨下枝部に対応する部位から、左右の外方に水平に向かい、転子点部下方の位置に対応する部位まで延びていることを特徴とするトレーニングインナーウエア。

【請求項2】
前記テーピング部として、前記インナーウエアの後面の左右の部位、左右対称な状態でそれぞれ配置した第4、第5テーピング部が備わっており、
前記第4テーピング部のそれぞれは、着用状態において、前記パンティ部の後面上端縁における坐骨結接部上方の腰天に対応する部位から、前記パンティ部の後面の左右の臀部分および左右の前記太もも部の後面をそれぞれ経由して下方に向かい、左右の前記太もも部の後面下端縁における内側上顆部に対応する部位まで延び、
前記第5テーピング部のそれぞれは、着用状態において、前記パンティ部の後面中央における腰椎の棘突起部下方の臀部後突点位に対応する部位を相互の上端接合点とし、前記パンティ部の左右の後面をそれぞれ通って外方の斜め下方に向かい、転子点部と外側上顆部の中点に対応する部位まで延び、前記第2テーピング部のそれぞれと下端が接合していることを特徴とする請求項1に記載のトレーニングインナーウエア。

【請求項3】
前記インナーウエアを着用した着用者の立位姿勢における当該インナーウエアの各部に生じる上下方向、左右方向および斜め方向の伸長率と、歩行動作における「踵接地」および「踵離地」を含む立脚相の複数の姿勢のそれぞれにおける前記インナーウエアの各部に生じる上下方向、左右方向および斜め方向の伸長率とを比較した場合に、
前記インナーウエアの前面各部において、伸長方向が上下方向の伸長率が設定値以上の状態が上下方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む場所が、前記第1テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの前面各部において、伸長方向が中央から左右の下方に向かう斜め方向の伸長率が前記設定値以上の状態が当該斜め方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第2テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの前面各部において、伸長方向が左右方向の伸長率が前記設定値以上の状態が左右方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第3テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの後面各部において、伸長方向が上下方向の伸長率が前記設定値以上の状態が上下方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第4テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの後面各部において、伸長方向が中央から左右の下方に向かう斜め方向の伸長率が前記設定値以上の状態が当該斜め方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第5テーピング部の配置位置である請求項2に記載のトレーニングインナーウエア。

【請求項4】
人体表面に密着した着用状態を形成できるように伸縮性のあるベース生地から形成したインナーウエア、および、前記インナーウエアにおける複数の箇所に形成あるいは取り付けたテーピング部を有し、
前記インナーウエアは、少なくとも、パンティ部、および、前記パンティ部から延びている左右の太もも部を備え、
前記テーピング部は、前記インナーウエアのベース生地よりも伸縮抵抗の大きな所定長さの帯状の部位であり、
前記テーピング部として、前記インナーウエアの前面の左右の部位に、左右対称な状態でそれぞれ配置した第1、第2および第3テーピング部が備わっており、
前記インナーウエアを着用した着用者の立位姿勢における当該インナーウエアの各部に生じる上下方向、左右方向および斜め方向の伸長率と、歩行動作における「踵接地」および「踵離地」を含む立脚相の複数の姿勢のそれぞれにおける前記インナーウエアの各部に生じる上下方向、左右方向および斜め方向の伸長率とを比較した場合に、
前記インナーウエアの前面各部において、伸長方向が上下方向の伸長率が設定値以上の状態が上下方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む場所が、前記第1テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの前面各部において、伸長方向が中央から左右の下方に向かう斜め方向の伸長率が前記設定値以上の状態が当該斜め方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第2テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの前面各部において、伸長方向が左右方向の伸長率が前記設定値以上の状態が左右方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第3テーピング部の配置位置であることを特徴とするトレーニングインナーウエア。

【請求項5】
前記テーピング部として、前記インナーウエアの後面の左右の部位、左右対称な状態でそれぞれ配置した第4、第5テーピング部が備わっており、
前記インナーウエアの後面各部において、伸長方向が上下方向の伸長率が前記設定値以上の状態が上下方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第4テーピング部の配置位置であり、
前記インナーウエアの後面各部において、伸長方向が中央から左右の下方に向かう斜め方向の伸長率が前記設定値以上の状態が当該斜め方向に沿って最も長く連続している帯状の部分を含む部位が、前記第5テーピング部の配置位置である請求項4に記載のトレーニングインナーウエア。

【請求項6】
前記テーピング部のそれぞれは、前記インナーウエアの前記ベース生地に、テーピング生地を縫製することによって形成してある請求項1ないし4のうちのいずれか一つの項に記載のトレーニングインナーウエア。

【請求項7】
請求項2または5に記載のトレーニングインナーウエアの設計方法であって、
被験者に前記テーピング部を配置する前の前記インナーウエアを着用させ、
前記被験者の歩行動作における、下肢が体幹から前方に最も離れる「踵接地」と後方へ最も離れる「踵離地」を含む立脚相の4姿勢を解析姿勢に定め、
着用させた前記インナーウエアにおける立位姿勢の場合を基準として、前記解析姿勢のそれぞれにおける前記インナーウエアの各部における上下方向、左右方向および斜め方向の伸長率を求め、
前記インナーウエアの前面および後面のそれぞれにおいて、前記伸長率が設定値以上の状態が上下方向、左右方向および斜め方向のそれぞれについて最も長く連続する部位を求め、
前記インナーウエアの前面における上下方向に伸長方向が最も長く連続する部位を含む部分を、前記第1テーピング部の配置位置に定め、
前記インナーウエアの後面における上下方向に伸長方向が最も長く連続する部位を含む部分を、前記第4テーピング部の配置位置に定め、
前記インナーウエアの前面における斜め方向に伸長方向が最も長く連続する部位を含む部分を、前記第2テーピング部の配置位置に定め、
前記インナーウエアの後面における斜め方向に伸長方向が最も長く連続する部位を含む部分を、前記第5テーピング部の配置位置に定め、
前記インナーウエアの前面における左右方向に伸長方向が最も長く連続する部位を含む部分を、前記第3テーピング部の配置位置に定めることを特徴とするトレーニングインナーウエアの設計方法。

【請求項8】
被験者に着用させる前の前記インナーウエアにおける胴囲および膝蓋囲を等分した上下および左右の位置に格子状にマーカーを配置し、
DLT法(Direct Linear Transformation Method)により、前記マーカーの立位姿勢および各解析姿勢における三次元位置座標を求め、
前記立位姿勢と各解析姿勢における隣マーカー2点間距離の変化を前記伸長率、これらマーカー2点を結ぶ直線方向を前記伸長方向とする請求項7に記載のトレーニングインナーウエアの設計方法。

【請求項9】
前記第1~第5テーピング部の配置位置において、それぞれ目標とする伸長率抑制量を定め、
各伸長率抑制量が得られるように、前記第1~第5テーピング部の引張仕事量を定める請求項7または8に記載のトレーニングインナーウエアの設計方法。
国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 公開
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